「除霊」と称し水浴びせ女子中学生死亡 近所の人「イヤー痛いという声は何回か聞いた」
フジテレビ系(FNN) 9月27日(火)17時18分配信
熊本・長洲町の宗教施設で8月、「除霊」と称して女子中学生を縛って顔に水をかけ、死亡させたとして、父親と僧侶が逮捕された。この2人は、「宗教行為だった」として、容疑を否認している。男2人は依然、「霊を取り除くためで、暴行ではない」と容疑を否認している。
傷害致死の疑いで逮捕されたのは、熊本・長洲町の僧侶・木下和昭容疑者(56)と、熊本市の会社員・舞鴫(まいしぎ) 淳容疑者(50)。
調べによると、2人は8月27日午後9時すぎ、「お滝場」と呼ばれる建物で、舞鴫容疑者の中学生の二女・ともみさん(当時13)を、いすにベルトやテープで固定するよう縛り上げ、嫌がるともみさんに対し、除霊と称して、およそ5分間にわたって顔に水をかけるなどして、窒息死させた疑いが持たれている。
近所の人は「イヤーイヤー、痛い痛い、という声は、何回か聞いている」と語った。
ともみさんは、心身の病気で、2011年3月ごろから、この施設に通っていたという。
舞鴫容疑者の近所の人は「家族でサクランボとったりとか、仲良かった、ニコニコして」と語った。
27日午前に逮捕された2人だが、依然、「縛りつけたり、水を浴びせたりした行為は、暴行ではない」と容疑を否認しているということで、警察で調べを進めている。
最終更新:9月27日(火)17時57分