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ESSAYS

10 ベトナム旅行記

 去年のメキシコが遠かったので今年は手軽にベトナムに行ってみました。普通ベトナムまで行けばついでにカンボジアまで足を伸ばしてアンコールワットもついでに見てくるものなのでしょうが、せっかくの世界遺産を毎年毎年どんどん見てしまうともったいないような気がしてあとにとっておきました。と言うより実は今回のツアーは妻の希望だったんですね。
 さて、ベトナム初日はホーチミン市内観光です。写真の川はメコン川。汚くて臭いです。このフェリーが接岸する船着場付近を展望できる公園から撮影したのですが、なんとなくオシッコ臭い場所であまり長居したくない感じです。

 さて、ホーチミン市内を散策していると変なモノを発見!写真では良く見えないかもしれませんが、前に赤いタクシーが止まっているお店、「純喫茶ルイ」という名前です。今どき「純喫茶」ってのが泣ける。敢えて「純喫茶」って言ってるってことはベトナムには同伴喫茶や歌声喫茶もあったりするのだろうか?
 歌声喫茶があったらちょっと覗いて見たい気もするが。この後昼食を食べにあるベトナム料理屋に入ったら、妙〜に短いスカートのお姉ちゃんが出てきて入る店を間違えたかと思いました。店の内装もベロア地の椅子で場末のスナック風。ボッタくられるのではないかと心配しましたが、普通のベトナム料理屋でした。
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 街中には色々な行商人がいるのですが、このおじさんは小鳥を売ってました。知的障害があるように見えましたが、当たり前のようにこうして毎日小鳥を売っているのでしょう。障害者もみんな日々の糧を得るために必死です。
 ベトナム戦争や地雷でで手足を無くしたと思われる人、枯葉剤の影響で異常に大きな頭をした子供を連れた痩せた母親などが物乞いをしていたり、子供がしつこく付きまとってきてガムを売ろうとしたり、老若男女を問わずみんな生きる為に必死な感じです。
 この人たちには日本人ってどう映るんだろうって思いました。それにしてもベトナム戦争が終結してずいぶん経つのにまだ戦争の傷跡がそこかしこに残ってるのには驚かされました。 
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sleep.jpg  ある店先ではおばあちゃんが居眠りしてました。なんとなく懐かしいような雰囲気をもったおばあちゃんで、寝顔がなかなかキュートです。インディアカの羽のようなものを売っているようでした。
 なかなか色のとりあわせがいいなあと思ってこっそり写真を撮りましたが、やっぱりちょっと気が引けるものです。実はこの写真も上のおじさんの写真もファインダーを覗いて撮ってないんですよ。その割にはフレームにうまく収まってますね。ちなみにノートリミングです。
 デジカメはモニターがあるんでこう言うワザが使えますね。ある意味盗撮ということになってしまうのかも知れませんが。
 これは多分お寺の小坊主さんみたいな子供達じゃないかと思います。帽子がなんともかわいらしい。この帽子をかぶって四人が木の根元に坐っていている様はまるでモ物語に出てくる小人のようです。
 子供達の表情がそれぞれ微妙で印象に残りました。一番左の子を見るとわかりますが、帽子を取るとああいう髪型なんですね。
 色々な国を訪れて思うんですが、結構路上に腰を下ろしてる人って多いです。いわゆる先進国では見かけませんが。コンビニの前にたむろしている中学生なんかとはまたちょっと違う感じです。ただその場にいる感じ。僕には何を求めてる風でもないように見えるのです。実際には違うんだろうけど。
 ホーチミンを去って今度はニャチャンという名のビーチリゾートへ。期待はしていなかったが、やっぱり海はそんなにきれいじゃない。タイの海岸に似た感じかな。アイランドホッピングとかに行けばきれいなところもあったんだろうけど、それより地元の生活ぶりが面白くて右の写真のメンタン市場ってところに何度も足を運びました。
 これぞアジア!と言う感じの雰囲気。ここは果物屋ですが、日常生活に必要な物はすべて揃っています。日本人と見るといつまでもついてくるおばちゃんがいて結構ウザかったです。
 ここで買ったベトナムコーヒーが結構おいしい。しかしそれもどえらい高値で買ってしまった…
 これも市場の写真。笠をかぶった女性がいかにもベトナム風でしょ?市場には乾燥させた蛇やら、ビンに詰められた蛇が売られていました。そのとなりの店で女性用の下着を売っていたり、ロレックスのコピーを売っていたりするところが面白い。
 アジアに行けばブランドもののコピー商品はつきものですが、ここにもずいぶんありました。結構品質がバラバラで、同じデザインのものでも店によって微妙に仕上げが違っていたりして。コピー商品を売りつけるときにはオバちゃん達は決まってバッグの口を大きく開けて中を見せ、「Leather, leather.」とベトナム訛りの英語で言ってくるのです。
 市場からホテルに変える途中にちょっとのぞきこんだ路地で見た風景です。自転車に乗る少女、天秤を担いだまま話しに熱中するおじさんとそれを包む空気がなんとも郷愁を誘う景色でした。
 ベトナムの人の顔立ちって何となく日本人の、しかも故郷農村にいるの親戚、ってイメージなんですね。たぶん、ベトナム人顔をした日本人って言うのは実際には少ないんだろうけど、言ってみればえなりかずきみたいなもんで、昔の日本人を連想させるんでしょうね。
 この通りに程近いところにあった地元民向けのレストランが安くておいしかった。デザートまで食べて二人で300円くらいでした。
 食べ物の話が出たのでついでに。この写真で私がつまんでいるのはカエルの脚です。味はまあまあですが、妙に生々しくてちょっと気持ち悪かったです。ベトナム料理は味付けが甘いものが多くて、辛いものが苦手な私にもおいしく食べられました。タイ料理より好きかな?
 妻もベトナム料理がずいぶん気に入ったらしく、しばらく我が家の食卓に生春巻きやら何やらが並びました。そう言えば去年はメキシコ料理が良く出たな。
 ベトナム料理は野菜が多くてヘルシーな印象でしたが、やっぱり帰ってきたら少し太ってました。
さて、まだまだベトナムについて語りたいことはありますが、とりあえずこのへんで。

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