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【愛知】強盗強姦未遂の男に懲役15年帰宅途中の若い女性ら4人を襲って現金などを奪ったとして、強盗強姦(ごうかん)未遂罪などに問われた無職岩井悦美被告(60)の裁判員裁判の判決が16日、名古屋地裁であった。後藤真知子裁判長は「何ら落ち度のない女性に対する卑劣な犯行。被害者の受けた恐怖は計り知れない」と述べ、懲役15年(求刑懲役17年)を言い渡した。 岩井被告は捜査段階で乱暴する目的があったと自白したが、公判では、一部の被害者には乱暴の意思はなかったと主張した。弁護側が捜査段階の自白調書の信用性を争ったため、検察側は取り調べの様子を録音録画したDVDを証拠として提出。14日の公判で、被告が乱暴する目的があったことを素直に認め、調書にサインする姿を撮影したDVDが再生された。 後藤裁判長は、被告の自白調書は被害者の証言と事実関係が一致し、被告が公判段階で供述を変えた理由を合理的に説明できていないなどとして「捜査段階の調書は信用できる」と述べた。 判決後の会見で裁判員を務めた男性会社員(34)は「DVDは取り調べの一部の映像でしかないため、必要性は感じなかった。マニュアル通りのやりとりで、生の感じがしなかった」と話した。 PR情報
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