藤村官房長官は、閣議のあとの記者会見で、三菱重工業の防衛や原発関連の生産拠点などでサーバーやパソコンがウイルスに感染した問題を受けて、来週にも政府の情報セキュリティ政策会議を開き、サイバー攻撃への対策の強化に向けて検討を急ぐ考えを示しました。
サイバー攻撃を巡っては、三菱重工業の防衛や原発関連の生産拠点などでサーバーやパソコンがウイルスに感染し、感染した一部のサーバーが海外のサイトに自動的に接続されていたことが分かり、警視庁は何者かが外部にデータを持ち出そうとしたとみて、不正アクセス禁止法違反などの容疑を視野に捜査を進める方針です。こうした状況を受けて、藤村官房長官は閣議のあとの記者会見で、「これまでも政府機関などの情報セキュリティの水準の向上やサイバー攻撃への対処能力の向上に努めてきたが、今回の問題を踏まえて、対策の強化に取り組みたい」と述べました。そして藤村官房長官は、来週にも、みずからが議長を務める政府の情報セキュリティ政策会議を開き、サイバー攻撃への対策の強化に向けて検討を急ぐ考えを示しました。