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幹細胞のための設備について

きわめて清浄、かつ安全な環境で行う細胞処理

細胞調整室直結手術室(CPSU) 高度美容医療を行うためには、医療をサポートする設備やそこで行われる細胞処理の工程に対して、厳格な品質管理が欠かせません。

セルポートクリニック横浜のCAL組織増大術では、移植用の幹細胞を、吸引した脂肪組織から抽出します。さらに、従来の脂肪吸引・注入法では廃棄されていた、脂肪吸引時に採取される液体部分からも幹細胞を抽出します。これらの細胞は患者様へ移植されるものであるため、細胞抽出の工程と環境には万全の配慮を行っております。

すなわち、細胞処理は、「細胞調整室」(Cell Processing Center : CPC)と呼ばれる、無菌で、きわめて清浄な環境を維持した設備内で実施されます。

更に、手術室はこの細胞調整室と直結しています。この構造のため、脂肪吸引、細胞抽出、脂肪移植と繋がる一連のプロセスを、清浄度を管理した区域内で完結させることができます。このCPC直結型手術室は、セルポートクリニック横浜のまさに心臓部です。

CPCでの細胞処理工程は、標準管理された規定に従って実施されます。

高度医療を実現する設備

クリーンパネル 室内を清浄に維持するため、CPCの壁面はクリーンパネルと呼ばれる、洗浄による腐食や劣化に強い特殊な素材を使用しています。パネル内部は特殊な樹脂が充填されているため、CPC内の温度・湿度管理を容易に行うことができます。
空調設備 CPC内は24時間、温度・湿度がコントロールされ、衛生環境が保持されています。清浄区域へ供給される空気は高性能なフィルターにより浄化され、外気に含まれる微生物やチリなどの微粒子を99.97 %除去しています。また、室内の気圧の調整により、外気から微粒子がCPC内に混入することを防いでいます。
動線設計 人や物が建物内を移動する経路を動線といいます。動線が複雑だと、チリや細菌が舞いやすく、細胞の汚染を招く要因になります。セルポートクリニック横浜では、動線をシンプルに設計。清浄度を維持し、汚染を回避できる動線管理をしています。
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工程管理

標準作業手順書による規定 セルポートクリニック横浜で行われる細胞処理の工程は、大学等の研究機関と株式会社バイオマスターの共同研究により開発・最適化されました。さらに、この工程を標準作業手順書(SOP)にて細部まで規定し、安全で確実な細胞処理を行います。
記録の作成・保管 細胞処理はいくつかの工程を経て完成しますが、すべての工程をそれぞれ詳細に記録していきます。この記録を長期に渡って保管し、どのような細胞処理が行われたか、長期間経過しても確認できるよう管理しています。
衛生管理の徹底 定められた衛生管理体制の下、脂肪の吸引と移植を行う手術室、細胞処理を行う細胞調整室は、ホコリやチリなどの微粒子が溜まることがない清潔な環境を維持しています。血液などで設備内が汚染された場合は、洗浄と消毒を徹底して実施し、他の物品や作業員への付着による二次汚染を防止します。
器材管理の方針 作業に使用する器材類は、汚染の発生を回避するため、滅菌されたディスポーザブル(使い捨て)品を最優先して使用します。ディスポーザブル品のない器具は、高温高圧滅菌を行ってから使用し、器具に付着した細菌などによる細胞の汚染を防止しています。
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