新しいレシピのおやきを審査員に説明する最終審査の出品者ら(右) |
おやきの新しいレシピを募った「信州おやき王レシピコンテスト」の最終審査が24日、長野市のビッグハットで開かれた。県内約40のおやき製造販売店でつくる「信州おやき協議会」が初めて企画。予選を経て最終審査に進んだ3作品を審査員が試食し、ホウレンソウの白あえを具材にしたおやきが大賞に選ばれた。
県内外から独創的なアイデアの計151作品の応募があった。大賞を受賞したのは長野市の会社員佐野千晶さん(30)の作品。クルミとみそで風味を付けたホウレンソウの白あえを、もっちりとした皮で包んだ。
最終審査に進んだ他の2作品は、レストラン勤務経験がある松本市の上条晃さん(36)の3種類のチーズが入ったおやきと、富士見高校(諏訪郡富士見町)養蜂部とOBらの蜂蜜を使ってスイーツ感覚で食べるおやきだった。
この日は公募した一般審査員や料理人らの特別審査員が実際に3作品を味わい、投票で大賞を決定した。佐野さんは「白あえは地味だけどおいしいので、おやきに入れたら面白いと思った。皮のもちもち感を出す粉の配合に苦労した」と話していた。
大賞のレシピで作ったおやきは、同協議会の加盟店で12月ごろから販売する予定。