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[経済・IT]ニュース
スマホ、専用機を駆逐 1台で十分?…焦るゲーム・カメラ、PC
2011.9.27 10:29
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一方、対照的なのがゲーム機メーカーだ。任天堂が2月に発売した携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」の今年度の世界販売目標は1600万台だが、まだ400万台しか売れていない。8月には価格を1万円引き下げて1万5000円にしたものの、販売は伸び悩んだまま。ある業界関係者は「スマホに押されているのは明らか」と言い切る。
MM総研によると、スマホの2011年度の国内出荷台数は前年の2.3倍に達し、12年には従来型の携帯を上回る見通しだ。MM総研の横田英明取締役は「機能が少し劣っても、スマホやタブレット型端末があれば専用機は要らないという人は多いはず。性能差が少ない低価格の普及品が危ない」と指摘する。
付加価値高め勝負
テレビや辞書、携帯音楽プレーヤー、カーナビゲーション…。スマホはさまざまな機能で専用製品を脅かす。実際、2年前まで人気を集めていた低価格パソコンのネットブックは、スマホなどの普及を機に販売が一気に落ち込んだ。こうした中、専用製品を持つメーカーが対抗策や防衛策に動き出した。
ソニーは12月に発売する携帯音楽プレーヤー「ウォークマン」の新製品の一部に、通信機能と米グーグルの基本ソフト(OS)を搭載し、楽曲を直接取り込めるスマホ並みの機能を加える。今年の国内市場が昨年より60万台少ない600万台に縮小するとみられ、「背景にスマホの存在がないといえば嘘になる」(同社)状況の中、浸食に歯止めをかける狙いがある。
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