「気持ち離れているならともかく、環境のせいで別れるのは納得いかないよ」
彼のその言葉に甘えていたのだと思う。
背中を押してあげるのは、最後の優しさなのではないだろうか。
いつかそばに行くつもりではいるけれど、
そのいつかが具体的にならない今、
彼の未来を縛ることなんかできない。
大切に思うからこそ。
今でも耳に残るのは、彼の甘い声だけだ。
人を愛する気持ちの切なさを教えてくれた。
今も愛しくて仕方ないけれど。
彼に触れてみたかったな。
頬に触れてみたかった。
体温を感じたり、彼という存在が本物だって感じたかった。
私がいけないのだから仕方ない。
大好きでした。ありがとう。
どこにいても幸せを願っています。
こんなに切ない気持ちってあるんだね。
もっと強くならなくちゃ。