酒類の放射性物質検査実施へ
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酒類の放射性物質検査実施へ

9月27日 4時17分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、国税庁は、来月から出荷前の酒について放射性物質の検査を行うことにしました。検査の結果は、国税庁のホームページで公開するということです。

検査の対象となるのは、来月1日以降に出荷される日本酒やワイン、ビールなどすべての酒類で、原発から150キロ圏内にある酒蔵や工場のほか、それ以外の地域でも酒蔵などを無作為に抽出して醸造用の水や製品の一部を抜き取って検査します。検査は、仙台や東京など全国6か所の国税局と独立行政法人「酒類総合研究所」で行い、国の暫定基準値を超える放射性セシウムやヨウ素が含まれていた場合、管轄の都道府県に知らせて、出荷停止など必要な対応を取るよう要請することにしています。また、検査の結果は、国税庁のホームページで公開するということです。酒の原材料となるコメや麦などは、すでに検査の対象になっていますが、国税庁は「消費者に安心して酒を飲んでもらえるよう万全を期すことにした」と話しています。