韓国人記者ら6人、中朝国境付近の軍事施設撮影で拘束か―中国

　中国―北朝鮮の国境付近にある軍事施設に許可なく進入し、撮影した疑いで、韓国の新聞記者ら6人がこのほど、中国当局に拘留されたことが分かった。環球網が報じた。

　韓国の外交筋によると、中朝国境付近の遼寧省丹東市にある中国の軍事施設で今月22日、韓国・中央日報傘下のテレビ局、jTBCのリポーターら6人が、同市の図們江流域にある中国の軍事施設に無許可で進入し、写真撮影をしていたところを、スパイ容疑で中国の軍当局者によって拘束されたという。

　拘束された韓国人には、記者以外にも、韓国交通研究院の東北アジア・挑戦研究センターの安秉ミン主任や現地ガイドの2人も含まれていたとされる。しかし、一部では、「拘束された場所はホテル、人数は5人」、「記者はすでに韓国に帰国した」とも報じられており、情報が錯そうしている。（ミンは「王へん」に「民」）

　一方、同報道は韓国で注目されており、多くの人が、記者の軍事施設への進入を「問題ない」と認識し、中国当局への非難や、韓国政府の対応を強く求める声が高まっているという。

　これに対して、環球網の書き込みサイトでは、中国のネットユーザーらによる「反論」が展開されており、「いや、スパイだろ」、「（記者らは）本来ならその場で射殺されてもおかしくない」などの過激な書き込みまで飛び出すなど、両国ネットユーザーによる“舌戦”が繰り広げられている。（編集担当：青田三知）

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