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[28488] 【習作】コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 蒼いナイト
Name: RPG◆91d76fc4 ID:2c719395
Date: 2011/09/24 17:26
目を開けると白い天井が見えた。
周囲を見渡すと、白衣を着たドクターが立っていた。

「起きましたか。ライ・ランペルージ卿」

「あの…ここは?」

「アヴァロンの医務室です」

「アヴァロン?」

「…ランペルージ卿、あなたは行政特区日本の式典で
ユーフェミア皇女殿下の護衛任務を受けたのは憶えていますか?」

「…はい」

「では、ユーフェミア殿下の命令でナンバーズを虐殺したのは?」

「…!?…なにを言ってるんですか?」

「まぁ、私も詳しいことは知らないから話しはここまで、
本国に着くまで休むといい」

今、本国にって…どういゆう事だ。

「待ってください。何故、僕が本国に…?」

「シュナイゼル殿下の要望だそうだ」

ドクターは医務室を出て行き、僕一人になった。
意味が分からない、どうしてシュナイゼル殿下が僕を本国に?
それに、ユーフェミア殿下が虐殺命令?
僕がいない間何があったんだ…スザク…。
そんな事を考えていくと、睡魔が襲ってきた。
こうしてまた僕は眠りについた。



[28488] 【習作】コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 蒼いナイト 2
Name: RPG◆91d76fc4 ID:2c719395
Date: 2011/09/24 17:26
ライが再び眠っていた頃、別の部屋ではブリタニア帝国の第2皇子、シュナイゼル・エル・ブリタニアと参謀のカノン・マルディーニの姿があった。

「殿下いいのですか?」

「何がだい?」

「ランペルージ卿のことです。殿下は彼を専用騎士にしたいと仰られていたのに…」

「しかたないよ。父上の命令だからね」

「でも、私達の計画に彼は必要なのでは?その為にも、彼を手元に
置くべきだわ」

「大丈夫だよカノン」

「えっ?」

「ライが父上の騎士にっなったらその方がいいかもしれない」

「…よくわかりませんわ」

「その時がきたらカノンもわかるよ。そろそろ休んだらどうだい」

カノンが時計を見ると2時半だった。

「…そうしますわ」

そうゆうと、カノンはシュナイゼルに一礼し部屋から出て行った。
シュナイゼルは扉を閉じるのを確認し、デスクにおいてある報告書を手に取った。

「ライ・ゾン・ブリタニア…ブリタニア皇族と過去の日本皇族のハーフ…
しかし、血筋は100年ほど前から途絶えれる…つまり彼は過去の人間…本当におもしろい相手だよ」

報告書を元の場所へおき、シュナイゼルまた部屋を後にした。



[28488] 【習作】コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 蒼いナイト 3
Name: RPG◆91d76fc4 ID:2c719395
Date: 2011/09/24 17:26
次に起きた時には違う部屋だった。
ドクターが言っていたことが本当ならここはブリタニア本国だろう。

コンッコンッ

ドアをノックする音が聞こえた。

「どうぞ」

「ライ!」

ドアが開かれ、入ってきたのは…。

「ノネットさん!」

ナイト・オブ・ラウンズのノネット・エニアグラムその人だった。
慌てて体を起こすと「そのままでいい」言われ、ノネットさんのお言葉に甘えた。

「ライが倒れたって聞いたが、見るからに元気そうでよかった」

ノネットさんは笑いながら僕の髪をぐちゃぐちゃにかき回した。

「お騒がせしました…」

何故だろう。ノネットさんのいつもと違う気がするが気のせいか?

「体は大丈夫なのか?」

「大丈夫です。ただ倒れただけですし」

「なら、陛下に会ってもらうぞ」

「!?」

「そんなに驚くんじゃあないぞ」

「どうして」

「分からん。だがあの陛下が下士官にお目通りするんだ。それなりの理由があるんだ」

「そうですが…」

「私としては休ませたいが皇帝陛下の命令だ、すまないが」

「わかってます」

僕はノネットさんに連れられ、皇帝陛下が待つ謁見の間へ向かった。
謁見の間に着くと近衛兵にボディーチャックをし、ノネットさんと共に中へ入った。
中へ進むと目の前にこの地上で最大の権力者、神聖ブリタニア皇帝第98代シャルル・ジ・ブリタニアが見るものを圧倒するかのような鋭い目で僕を見ていた。
ある程度進み、膝を折る。

「皇帝陛下の命により、ライ・ランペルージをお連れいたしました」

「ご苦労。お初にお目にかかる狂王、ライファン・ギル・ブリタニア」

皇帝の言葉に耳を疑ったが、もはやビックリする程でもないか…。
隣にいるノネットさんは同様しているが。

「…狂王の私に何用かな?」

「ある計画のため、狂王様のお力を拝借しとうございます」

「その計画で私に何をしろと?」

「あなた様には…」

_____

「では狂王。私はこれにて」

「一度、エリア11に戻りたいがよろしいか?」

「許可しましょう」

皇帝はそう言い退室した。
今まで黙っていたノネットさんがようやく口を開いた。

「皇族なん、だな」

「…僕はこの時代に生きてはいけない人間です」

「?」

「全てお話しします」

ノネットさんに僕の全てを話し彼女と別れた。
皇帝とはある計画のために僕はラウンズに入る。計画とラウンズとは関係ない、ただ手元に置きたいとゆう皇帝の願いだ。

_____

次の日、全ての真相を知るべく軍用輸送機でエリア11に向かっていた。
道中で式典で起きた事を調べていた。あれから1ヶ月が経っており
調べを進めていく内に僕は驚愕した。

ユーフェミア殿下の命令で日本人を虐殺した後ゼロに殺された事。
コーネリア殿下も行方不明になった事。
スザクがゼロを捕まえ、その褒美でラウンズに昇格した事。
その中でも一番驚いたのは、ナナリーが皇族だった事だ。
黒の騎士団が起こした事件でナナリーを見つけたらしいが、なら兄のルルーシュも皇族なら何故名前が出ていないんだ?
死亡リストにも載ってない。まあ、エリア11に戻れば分かる事だ。
僕はルルーシュ達の無事を祈りながら着くのを待っていた。

_____

2時間が経過しエリア11の空港に着陸し輸送機を降りると、黒髪の年齢は僕と変わらない青年が敬礼しながら立っていた。

「長旅御疲れです。私は皇帝の命によりナイト・オブ・ラウンズ、ライ・ランペルージ卿の護衛任務を申し付けました。クルト・ウォーカー准尉です」

「皇帝が?」

「はい」

「ウォーカー卿。今は同じ階級だから敬語はなしだ」

「そうゆうわけにはいきません」

「なしだ」

「しかし」

「なしだ」

「…わかりました。あっ」

「ブッ」

「ひどいです」

「すまない。じゃあアッシュフォード学園に向かうからよろしく」

「わかりました。ではこちらの車へ」

クルトに言われ黒い車へ乗り、目的地のアッシュフォード学園へ向かった。




あとがき

文が短いと言われましたが今回はお許しください。
4話からは長めに書きたいと思いますので気長にお持ちいただければさいわいです。(次回は1ヶ月投稿)

なお、この作品でオリジナルキャラが登場します。


オリジナルキャラ

№1
クルト・ウォーカー

年齢・20歳 性別・男 身長・179cm 髪・黒 瞳・蒼
国籍・ブリタニア 階級・准尉



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