自宅で開いていた英会話サークルの生徒だった女子児童2人に性的暴行をしたとして、強姦罪などに問われた無職、小花安友被告(81)の裁判員裁判で、東京地裁は6日、求刑を1年上回る懲役18年の判決を言い渡した。
判決理由で登石郁朗裁判長は「幼い子どもを自分の性欲を満たすための道具として扱っており、卑劣で悪質。児童らの受けた精神的、肉体的な被害は大きく、結果は重大だ」と述べた。
公判では被害女児の1人が証言。裁判員を務め、判決後に記者会見した20代の女性は「少し酷だと思ったが、証言があったからこそ議論が進められたところがあったと思う」と話した。
判決によると、小花被告は女児2人が13歳未満と知りながら、2009〜10年、自宅で性的暴行をするなどした。