日本フードサービス協会が26日発表した8月の外食産業の全店売上高(新規出店含む)は前年同月比3.3%減だった。前年割れは2カ月ぶり。大雨などの天候不順と前年の猛暑の反動で客数が3.7%減少したことが響いた。放射性物質で汚染された稲わらが肉牛に与えられていた問題で、焼き肉チェーンの売上高が12.1%減と、前月に続いて大きく減少。同協会は「ほかの牛肉を扱う業態でも影響を指摘する声が出てきており、収束が見えない」としている。
業態別の売上高では、ファミリーレストランが3.3%減。ファストフードは3.9%減で、気温が上がらずジュースなどの飲料が不振だったことが響いた。パブ・居酒屋も2.3%減だった。
毎日新聞 2011年9月26日 17時45分(最終更新 9月26日 18時02分)