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洛陽奴隷部屋監禁事件続報~公安局長の謝罪会見と犯行の動機 |
〔2011年09月25日掲載〕 |
報道によると24日、河南省洛陽市で起きた女性6人(内2人殺害)監禁事件について洛陽市公安局長が公式に謝罪し、事件の経過を報告するとともに4人の公安幹部を更迭したと発表した。
この事件が社会へ与えた衝撃の大きさと、安全な市民生活に対する責任を取る形で、洛陽市公安局は地区副局長や大隊長など4人の幹部を更迭した。また会見の中で公安局長は「市民に対して、一部の警察官が市民の安全を守る責任を果たしていなかった。警察に対する信頼と期待を裏切った」として正式に謝罪した。さらに警察とマスコミとの関係について「意思の疎通が十分ではなかった」とし、今後は警察の仕事として事件の詳細を精査して市民にも速やかに情報公開し、マスコミには警察への協力と正確な報道を期待するとコメントした。
事件を起こした34歳の男は当初消防士と伝えれらたが、現在は洛陽市技術監督局執法大隊で仕事をしていた。公務員との報道もあったが、雇用された技術者で公務員ではないという。仕事ぶりは真面目で、近所の人は男が10歳年下の妻と仲良く買物に出掛ける姿などをよく見かけたという。
犯行の動機は、インターネットのポルノサイトで見た映像だった。同様に金を稼ぐことを思いつき、女性たちを監禁して”色情表演”(わいせつ行為の演技)を強要し、同時に女性たちに乱暴を続けていた。また女性たちのうち言うことを聞かない1人を殺害し、1人をせっかん死させ2人の遺体を穴に埋めていた。
公安局長は「今一度警察を信じてください」と異例のコメントを出している。取材した記者が「国家機密に触れた」と脅されたり、犯人の男が一度は公務員と報道されたり不可解なことが多い。また第一報では監禁部屋は地下に掘られた穴倉だったのに、後から公表された監禁部屋の写真では、コンクリート壁の普通の地下室で乱雑ながらもベッドや家具も備えてあり、ドアもついている。女性たちを救出した現場の警察官が「ひと一人が腹ばいになってようやく通れる穴」を通じて”汚物と湿気で異様な臭気がする”地下室へ入ったと記者に語っていたのに、どうやってベッドや家具を運び込んだのだろうか。警察が躍起になるほど謎が深まるばかりだ。
(aoyun) |
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