22日午前10時15分ごろ、香川県東かがわ市引田の引田野球場に、四国航空(高松市)所属のヘリコプター「ユーロコプターAS350B3」が不時着し、炎上した。火は間もなく消し止められ、搭乗していた男性操縦士(32)と四国電力の男性社員2人の計3人にけがはなかった。
県警東かがわ署や四国航空によると、ヘリコプターは台風15号による送電線への影響を調べるため、同日午前9時23分に高松空港を離陸。香川県東部を飛行後、同空港に戻る予定で、操縦士は「飛行中に機体から煙が出たので、緊急着陸した」と説明しているという。
事故機は02年に運航を開始し、飛行時間は約3400時間。先月末の定期検査では、異常はなかったという。
事故を受け、国土交通省運輸安全委員会は22日、現地に2人の調査官を派遣した。【浜名晋一】
毎日新聞 2011年9月22日 13時36分(最終更新 9月22日 14時52分)