東日本大震災で、住民の避難の誘導中などに津波に巻き込まれて犠牲になった宮城県気仙沼市と南三陸町の消防隊員の合同慰霊祭が開かれました。
合同慰霊祭は、25日午前、気仙沼市のホールで開かれ、遺族や同僚など450人が参列しました。会場には、津波が迫るなか、住民を高台に避難誘導したり、水門の閉鎖を確認したりしていて犠牲になった消防隊員10人の遺影が飾られ、はじめに参列者全員で黙とうをささげました。そして、気仙沼市の菅原茂市長が「大きな揺れと津波が襲ってくる戦場のような状況の中、皆さんが『命をもって命を救う』という任務をまっとうしたことに、すべての住民が感謝と誇りに思っていることを後世にまで伝えます」と追悼の言葉を述べました。このあと参列者一人一人が花を手向けていました。最年少の25歳で亡くなった南三陸消防署の高橋仙さんの母、かちえさんは「息子が亡くなったなんてつらくて今も信じられません。来年は結婚も控えていたので残念でなりませんが、息子の分も精一杯生きていきたいと思います」と涙ながらに話していました。