はしか感染情報リンク集

 本年1月1日付けで、これまでの感染情報の定点性を改め、麻疹に関しては全医療機関報告が義務化されることになった。むろん、これは昨年の東京を中心とした大学生高校生を中心とした麻疹大流行のために、急きょ体制があらためられたものであることはあきらかである。当然、その中心には創価大学学生寮での感染拡大が直接の原因となっていることは、すでに御報告したとおりである。

 また、麻疹の予防接種については、これまで1歳、小学校入学前の2回であったものを、2008年4月1日より中学校1年生、高等学校1年の四回に拡大するという体制に変わることになった。諸外国から日本の厚生省が感染撲滅への努力が足らないことを強烈に指摘されてやむなく始めた措置であることは明らかである。ただ、麻疹の症状を考えると、遅きに失しているものの、やった方がよいのは当然であり、早急に体制を整える必要がある。(麻疹は風疹のワクチンとあわせた麻疹風疹ワクチンをうつことになっていますが、むろん、麻疹ワクチン単独の接種でも良いということになると予想されますが、詳細は市町村の保健行政によって多少異なることと思います。また財源についても、どうなっているのかまだ議論が上がっているということは聞いておりません。補正予算でつくのかまだ不明です。MRワクチンは任意で受けた場合、1万〜1万2千円前後する非常に高価なワクチンです。)

 国立感染症センターのページによると、一見流行は終焉したかのような印象を受けるが、実際には関西・九州方面ではまだ散発的な発生が続いており、この冬は用心すべきであるという情報がある。
 まさにそのとうりであろう。ことに、また衆議院選挙がいつあるのか非常によみにくくなっているが、もし選挙があり、創価学会員がふたたびうごめきだすと、麻疹の流行状況はふたたび一変することもありうるものと考えておくべきであろう。

 〈08.4.4〉

 本年平成20年に入っても全国的な流行はまだつづいています。ただ、13週に入ってようやく減少傾向になってきたようです。

 ただし、神奈川県では例外的に流行がつづいています。東京都もまだ無くなったという状況とはいえず、大学入学シーズンとなってきたことを考えると、流行にはまだ注意が必要とおもわれます。福岡県でも発生がまだ続いています。

 秋田、北海道の流行は改善傾向にあるようです。

1)東京都感染症情報センター

2)国立感染症研究所感染情報センター