韓国:自民議員鬱陵島訪問「安全上に憂慮ある」…李大統領

2011年7月27日 19時0分 更新:7月27日 20時22分

韓国の李明博大統領=ソウルの青瓦台で2009年6月5日(代表撮影)
韓国の李明博大統領=ソウルの青瓦台で2009年6月5日(代表撮影)

 【ソウル西脇真一】自民党議員が竹島(韓国名・独島)の玄関口にあたる鬱陵島の視察を8月初めに計画していることについて、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は26日、外交通商省に対して、「『身辺の安全上に憂慮がある』と日本政府に公式に通報し、協議せよ」と指示した。大統領府が27日明らかにした。

 視察計画に関する李大統領の指示が明らかになるのは今回が初めて。竹島上空をデモ飛行した大韓航空機を出張などで利用しないよう日本外務省が職員に指示したのをきっかけに、韓国の国会議員や民間団体は竹島問題に関する日本側の動きに反発を強めている。

 27日付の韓国紙、朝鮮日報は李大統領が「(自民党議員が)訪問を強行した場合は空港で追い返せ」と指示したと1面トップで報道。しかし、大統領府はこれを否定、冷静な対応を求めている。ただ、韓国メディアによると、李大統領は視察について「不適切」との認識を示しているという。

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