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'11/9/25

呉駅ビル、来夏全面改装


 呉市宝町の呉駅ビル「クレスト」が来年7月、全館リニューアルオープンする。近くに競合店ができた2004年度以降、売り上げは減少傾向にあり、ビルを運営する中国SC開発(広島市南区)が耐震補強工事に併せて実施する。来年1月から工事に入る。

 1階をスーパーマーケットや飲食、2階を服飾雑貨や生活雑貨、3階をカルチャーやエステとする計画で、手ごろな価格で買い物ができる地域密着型ショッピングセンターを目指す。服飾・生活雑貨を強化して、通勤・通学で駅を利用する20〜30代を取り込む。入居しているテナントを中心に交渉中という。

 呉駅ビルは1981年に開業。現在、店舗面積3960平方メートルでスーパーマーケットや飲食店、雑貨店など32店が営業している。

 JR呉駅周辺には04年に大型ショッピングセンター、05年には商業ビルが開店し、競争が激化した。売り上げは03年度をピークに減少し、10年度は約40億円となっている。

 呉駅ビルは97年に初めて全館を一新して以来、大きなリニューアルはなかった。09年の調査で耐震化工事が必要と判明。老朽化も目立つことから、中国SC開発は、工事に併せてリニューアルに踏み切った。

【写真説明】来年7月にリニューアルオープンする呉駅ビル「クレスト」




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