中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

マー君16勝 ダルに並んだ

2011年9月25日 紙面から

◆楽天8−0ソフトバンク

 勝利を決めると駆け寄るナインとハイタッチ。表情が和らいだ。楽天・田中が今季4度目の完封で、ダルビッシュ(日本ハム)に並ぶリーグトップタイの16勝目。年間4完封は、09年に自身がマークした3完封を抜き、球団新。チームの連敗は5で止めた。

 「シンプルに勝つことだけを考えて投げました。先に点を与えないようにした。点を取ってもらうまで0点に抑えようと思った」。初回を3者凡退に退けるとその裏、山崎の右犠飛で先制。5回までに6点の援護をもらった。「いい展開で点を重ねてくれたので楽に投げることができました」。この日のMAXは5回、代打の柴原に投げた151キロ。150キロ台はこの1球だけだった。力まず、丁寧な投球を展開。無四球で、3ボールも一度もなし。

 16勝は自己新。勝率7割6分2厘もダルビッシュと並びリーグトップに立った。すでにトップだった防御率も1・35となった。投球回数はプロ5年目で初めて200イニングを超えた。沢村賞選考基準7項目のうち、満たしてないのはあと1試合となった登板数だけ。投手最高の栄誉も夢でない。

 ダルビッシュとハイレベルで競っている成績について、「ダルビッシュさんはすごいですけどチームの戦い。関係ないです」。マウンドに立てばライバル心を忘れ、集中する姿勢を強調した。一方、お立ち台では、ファンへのメッセージを求められると、ミニスピーチした。「残り18試合、僕らは全部勝つしかない。僕らの底力を見せるときなので一戦必勝で戦っていきます。みなさん僕たちについてきてください」。ファンにCS進出の夢の共有をもちかけ、拍手喝采を浴びた。 (後藤慎一)

 

この記事を印刷する

PR情報

Ads by Yahoo!リスティング広告



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ