さんま水揚げ集中 異例の日曜競り
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さんま水揚げ集中 異例の日曜競り

9月25日 12時10分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東日本大震災で東北地方の漁港が被害を受けた影響で、さんま漁の水揚げは漁場に最も近い北海道根室市の花咲港に集中し、日曜日の25日も異例の競りが行われました。

北海道東部のさんま漁は、台風15号が通過して再開され、根室市の花咲港には24日、87隻の漁船が帰港しておよそ2700トンを水揚げし8回の競りが行われました。しかし港から市場にさんまを運ぶトラックが不足し、このほかのおよそ890トンの水揚げと競りが25日に持ち越されました。花咲港の市場で、ふだんは休みの日曜日に競りが行われるのは異例です。漁業者は「日曜日に水揚げできることは漁師にとってはありがたいです。これからも豊漁を期待します」と話していました。25日の2回の競りを含めて24日帰港した花咲港への水揚げは、合わせて3600トン近くになり、過去最高となりました。漁協などによりますと、東日本大震災の津波で東北の漁港が被害を受けたことや、さんまの漁場が根室市の沖合に形成されていることから、花咲港への水揚げの集中は今後も続くとみられるということです。