福島の大学を志望する者14%減 全国模試、原発事故影響かベネッセコーポレーションが6月に実施した全国模擬試験の受験者のうち、福島県内の大学を志望する人数が昨年同期に比べ14%減少していたことが24日、分かった。宮城県内の大学志望者も8%減、岩手も7%減だった。 子会社の進研アドは、福島について東京電力福島第1原発事故の影響が出たと分析。一方で「6月時点では福島県を含めた被災地の情報が錯綜していた。今後は3県いずれも状況が変わってくる可能性がある」としている。 6月の模試は来春入学を目指す高校3年生と浪人生計約40万人が受験。受験者は昨年6月に比べ約9千人増だった。 福島県の大学の志望者は昨年に比べ約1800人減った。宮城は約4100人減、岩手は約1400人減だった。 ベネッセは9月17日にも全国模試を実施した。結果が出る10月以降、あらためて分析する予定。 【共同通信】
|