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H2A、日中の打ち上げに歓声 鹿児島・南種子

2011年9月24日0時36分

 種子島宇宙センターから大型国産ロケット「H2A」の19号機が打ち上げられた23日、鹿児島県南種子町の3カ所の見学場所では3千人を超える観衆が発射を見守った。祝日とあって家族連れが目立った。

 宇宙センターから北西8キロにある長谷展望公園には、高齢者や地元小学生、H2Aに携わった技術者ら約2200人が集まった。

 午後1時36分、H2Aの発射台が大量の噴煙で覆われると、観衆の視線は釘付け。直後、エンジンからオレンジ色の激しい炎を噴き出すと、機体はまばゆい光を放ちながら一気に空へ。約1分ほどで機体は空のかなたに消えていった。観衆からは歓声が上がった。

 西之表市立榕城(ようじょう)小5年の栗山恭一君(11)は打ち上げを見るのは5回目。「ずっと楽しみにしていたので感動」と話した。一緒に来ていた小学3年の田中開君(8)は「日中だとロケットの姿がちゃんと見える。夜とは違う面白さがあった」と興奮気味だった。

 台風の影響などで3度の延期に見舞われた今回の打ち上げ。ブースターや衛星の切り離し機構の設計を担当した三菱重工業の神谷俊宏さん(28)は、同僚とともに長谷展望公園で見守った。「この日を待ち望んでいただけに、無事に成功して良かった」。

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