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2011年9月21日 水曜日
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韓国半導体業界、日本への依存度変わらず
 韓国には震災の特需なし
 日系企業の韓国進出は増加

 「東日本大震災によって韓国の半導体製造装置分野にもたらされた利益や特需はなかった」。このほど韓国機械研究院が明らかにした政策分析レポート8月号の骨子だ。日系装置メーカーの韓国進出が加速しているとはいえ、主要装置・材料の�脱日本�を実現するのが困難であることを裏付ける結果となった。震災以降の、韓国の対日貿易収支の推移と先端主要装置・材料の動向を分析する。

■日本の回復力は驚異的
 韓国機械研究院の報告書は、日本の機械産業が素早く回復し、日本の内需に対応したため、韓国メーカーにとってはサプライチェーンのリスク要因が高くなり、機械類の生産と輸出にかえって大きな支障が生じたと分析した。
 韓国の機械産業は、震災直後の3月こそ輸出が一時的に増えたが、以降は半導体製造装置と工作機械などの主要品目で生産と輸出につまずきが生じた。韓国の機械産業は対日依存度が高いため、日本の内需が増えると部品調達が困難になるためだ。
 韓国機械産業の月別輸出規模は、3月に史上最大の43億1000万米ドルを記録したが、5月には40億1000万米ドルで月並みな水準に戻った。とりわけ半導体製造装置の輸出は、3月に日本からの部品輸入が激減したことで大きな打撃を受けた。
 11年における世界半導体製造装置の市場規模は、前年比12.4%増の442億米ドル規模が予想されている。韓国の半導体製造装置市場規模は10年に95億8100万米ドルだったが、11年は小幅減の93億3800万米ドル(輸入額72億5900万米ドル)が予想される。





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