三菱重工 ウイルス感染11拠点に
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三菱重工 ウイルス感染11拠点に

9月19日 22時15分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

三菱重工業の防衛や原発関連の生産拠点などで、サーバーやパソコンがウイルスに感染した問題で、被害は、11の拠点の83台に上っていることが分かりました。三菱重工では、製品や技術に関する情報の流出は、今のところ確認されていないとしていますが、外部からシステムに侵入され、ウイルスに感染したおそれがあるとして、さらに調べています。

三菱重工によりますと、ウイルスへの感染が確認されたのは先月で、社内のネットワークからデータを外部へ持ち出そうとする種類のものが検出されたということです。三菱重工では、警視庁に相談するとともに専門の業者と調査し、感染は本社のほか、「長崎造船所」や「神戸造船所」、それに愛知県小牧市の「名古屋誘導推進システム製作所」など11の拠点のサーバーとパソコン、合わせて83台に上っているということです。これらの生産拠点の中には、護衛艦や潜水艦、ミサイル、原子力発電プラントなどを作るところもありますが、今のところ、製品や技術に関する情報の流出は、確認されていないとしています。三菱重工では、外部からシステムに侵入されてウイルスに感染したおそれがあるとして、本当に製品や技術に関するデータの流出が起きていないかも含め、引き続き調査することにしています。