三菱重、防衛・原発関連の工場などでコンピューターがウイルス感染
[東京 19日 ロイター] 三菱重工業(7011.T: 株価, ニュース, レポート)は19日、同社のコンピューターがウイルス感染し、情報漏えいした危険性があると発表した。警察に報告し、感染の経路などについて外部の専門家と共同で調査を進めている。同社は「現時点ではウイルス感染による被害拡大は止まったと考えている」としている。
同社の広報担当者によると、長崎県の長崎造船所や兵庫県の神戸造船所、愛知県の名古屋誘導推進システム製作所などにあるサーバーやパソコン計83台がウイルスに感染したという。これらの生産拠点では、護衛艦や潜水艦、原発プラント、ミサイルなど、防衛や原発関連の製品を手がけている。
同社によると、8月中旬にコンピューターのウイルス感染の可能性が判明した。一部のコンピューターのシステム情報が流出した可能性があることは分かったが、現時点で製品や技術に関する情報の流出は確認されていない。
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