「祭りの漫画家」として知られる出雲市出身の故平野勲さんの画業を伝える平野勲記念館（同市大津町）は２５日、第１回まんが祭りを開く。「平野さんに続く漫画家を出雲から育てたい」と初めて企画した。

　午後１時から。幼児、小学生を対象とした塗り絵コンテストや、出雲神話をテーマにした紙芝居がある。出雲市出身の漫画家やイラストレーター計１１人の作品約６０点を集めた展示会も企画。週刊少年漫画誌に「國崎出雲の事情」を連載するひらかわあやさん(26)の原画や単行本などを並べた。

　運営委の安田公臣副委員長(66)は「繊細な中に郷愁を醸し出す平野作品を後世に伝えるとともに、平野ワールドを育んだ出雲から次々誕生する素晴らしい漫画家を全国にＰＲしたい」と話している。

　まんが祭りは入場無料。作品展は１１月２８日まで続ける。土、日、月曜開館で、中学生以上２００円。電話０８５３（２０）１１３０。

【写真説明】まんが祭りを前に、展示作品をチェックする安田さん