リョウさん。
小沢一郎の「居場所」は、ないわけではない。
ある。
しかし、
そこで問題になるのは、
小沢一郎が「表舞台」に立つことだ。
僕は一貫して、
「歴史は同じ間違いを二度繰り返してはならない。
闇将軍は、田中角栄一人だけ十分だ。
小沢一郎を闇将軍にするな」
と訴えてきた。
その思いの故に、
小沢一郎を「表舞台」に復帰させるために、
小沢一郎救済行動を提唱してきたつもりだ。
闇将軍として、
裏側から、
岩手県の知事に号令をかけたり、
政府要人たちを使うことは、
小沢一郎なら至極簡単なことだろう。
しかし、
小沢一郎は、民主党に所属している限りは、表舞台に立つことが出来ない。
その道は封じられている。
政治現場に疎い僕には、
彼が「表舞台」に立つためには、
民主党からの離脱か、党処分の撤回が、最低条件であって、
それ以外の道はないように見える。
もし、他にそれを打開できる道があったら、是非教えてもらいたい。
リョウさん。
「裏舞台の小沢一郎」になど、何の意味があるのだろ？
僕は、
この時期、「小沢一郎の指揮」によってなされる復興構想が必要だ、
小沢一郎が表舞台で陣頭指揮をとることが必要だ、
と思ってきた。
「裏舞台の小沢一郎」の活躍を求めたわけではない。
それは、多くの小沢支持者たちも同じなのではないだろうか？
もっと言うと、
僕たちは、
今現在の豪腕政治家小沢一郎の寝技ではなく、
日本歴史に残る「表舞台での小沢一郎」を再び誕生させることに、
自分たちの知的プライドを賭けてきた。
リョウさんには、それが文学的発想に見えるかもしれないが、
現実の政治舞台とは無縁な隠れ小沢ファンたちが、
そんな文学的発想から小沢一郎を応援したって、
それはそれでいいじゃないか。
国民の多くは、現実の政治現場とは無縁であるし、
小沢一郎という政治家に、
自分の＜見果てぬ夢（＝ロマン）＞の実現を求めている。
僕は、
政治ロマンを追い求める「甘ちゃん小沢一郎」であり続けてもらいたい、
と切望している。
こんな時期だからこそ、
西郷隆盛のように、
愚劣な中央政府なんぞには、さっさと見切りをつけて、
彼が愛してやまない故郷東北で、
東北人の誰もが、
「小沢一郎が帰ってきてくれてよかった。
彼のおかげで、安心できる生活が戻った」
と賞賛されるようなその政治ロマンを実現させてもらいたいと、
心底から思っている。
そして、
中央政府要人や、東北地方以外の国民が、
「しまった。
小沢一郎を東北に帰さず、日本復興をやらせればよかった…、」
と後悔する場面が見てみたいと、
少し意地悪に、思っている。
反論等、ご意見をお待ちしています。
世川行介拝
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