科学光速超えるニュートリノ 「タイムマシン可能に」 専門家ら驚き「検証を」+(1/2ページ)(2011.9.24 00:24

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光速超えるニュートリノ 「タイムマシン可能に」 専門家ら驚き「検証を」

2011.9.24 00:24 (1/2ページ)
イタリアの地下でニュートリノをとらえた名古屋大などの検出器(フランス国立科学研究センター提供)

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イタリアの地下でニュートリノをとらえた名古屋大などの検出器(フランス国立科学研究センター提供)

 名古屋大などの国際研究グループが23日発表した、ニュートリノが光よりも速いという実験結果。光よりも速い物体が存在することになれば、アインシュタインの相対性理論で実現不可能とされた“タイムマシン”も可能になるかもしれない。これまでの物理学の常識を超えた結果に、専門家からは驚きとともに、徹底した検証を求める声があがっている。

概念変わる?

 「現代の理論物理がよって立つアインシュタインの理論を覆す大変な結果だ。本当ならタイムマシンも可能になる」と東大の村山斉・数物連携宇宙研究機構長は驚きを隠さない。

 アインシュタインの特殊相対性理論によると、質量のある物体の速度が光の速度に近づくと、その物体の時間の進み方は遅くなり、光速に達すると時間は止まってしまう。

 光速で動く物体が時間が止まった状態だとすると、それよりも速いニュートリノは時間をさかのぼっているのかもしれない。すると、過去へのタイムトラベルも現実味を帯び、時間の概念すら変更を余儀なくされる可能性もある。

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イタリアの地下でニュートリノをとらえた名古屋大などの検出器(フランス国立科学研究センター提供)

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