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幹細胞を使った治療について

病気別 幹細胞を使った治療例

糖尿病

症状と一般的な治療

糖尿病とは身体の中のブドウ糖が、細胞の中に運ばれなくなってしまい、血液の中にブドウ糖があふれてしまった状態の事を言います。

T型糖尿病では膵臓にあるβ細胞という細胞が壊されてしまい、その結果、インスリンを作ることが出来なくなります。インスリンは、血液の中のブドウ糖を細胞の中に送り込んだり、エネルギーとして蓄える為の働きをするので、インスリンがなくなると血液の中のブドウ糖が増えてしまい、糖尿病になってしまいます。U型糖尿病はインスリン非依存型糖尿病(NIDDM)とも呼ばれています。

U型糖尿病では、当初、身体がインスリンに反応しなくなってしまいます。身体がインスリンに反応してくれない為、更に多くのインスリンを膵臓で作り、その結果、最終的には膵臓の中にあるβ細胞が疲弊して死んでしまいます。成人の膵臓は再生する能力が低いと言われています。その為、一度β細胞が疲弊してしまうと、膵臓の機能が自然に回復する事は難しいと言われています。β細胞が死んでしまうと身体の中のインスリンがなくなってしまう為、注射などで定期的にインスリンを身体の中に入れなくてはいけなくなってしまうのです。膵臓の移植やカプセルに入れた他の動物の膵臓の細胞を移植することでインスリンを体内に入れる方法も行われていますが、ドナー不足などの問題があり、治療が難しいのが現状です。


幹細胞を使った治療の場合

全世界的な問題となっている糖尿病に対しても、幹細胞で治療を行おうという研究が続けられています。幹細胞には身体のインスリン感受性を増やす働きがあります。TNF-αなどのサイトカインはインスリンの受容体に働きかけ、インスリンへの感受性を低下させてしまいます。実際、糖尿病の人ではTNF-αの値が異常に高い値を示すといわれています。幹細胞はこれらのサイトカインの働きを邪魔する別のサイトカイン(IL-10やTGF-βなど)を出して、身体のインスリン感受性を回復させると言われています。幹細胞を移植すると、その幹細胞自体がβ細胞に変化するとも言われています。幹細胞治療を受けたU型糖尿病患者の85%で、インスリンを使わなくて済むようになったとの報告もあります。

ES細胞を使った研究では、ES細胞事態を変化させ、身体の外でインスリン分泌細胞を作ることが出来たという報告もされています。幹細胞を移植した結果、糖尿病に伴う神経痛や腎不全といった合併症も改善したという報告もあります。幹細胞には血管を作る作用があり、糖尿病の合併症で足が壊死しかかった状態になった時に、幹細胞で治療を行った結果、足を切断しなくて済んだという報告もあります。


治療法

静脈に幹細胞を投与する治療法

静脈から幹細胞を投与して行う治療法。投与する細胞は骨髄由来の間葉系幹細胞、脂肪由来の間葉系幹細胞などが考えられます。投与した幹細胞から放出される物質の効果で、ブドウ糖への身体の感受性を回復させたり、幹細胞がβ細胞に変化してインスリンを放出するようになる事を期待して行う治療法です。

体内に幹細胞を移植する治療法

幹細胞をインスリンを作る細胞に変化させた後、身体の中に移植をして行う治療法です。足りなくなったインスリンを補う事を期待する治療法です。

クリニックでの幹細胞を使った治療について