沢は辛口「前半チャンス２回あった」

　快勝したにもかかわらず、ＩＮＡＣ主将のＭＦ沢は「前半１０分くらいまでに、川澄にチャンスが２回あった。そこで決めないとしんどい」と、２得点のヒロインにも手厳しかった。

　０−０で迎えた前半３８分、川澄の先制ゴールも、沢の絶妙なスルーパスから。なかなか点の取れないチームメートに業を煮やしたかのような沢の決定的なパスが、勝利の決め手となった。

　「今日は相手が前に来ていたので、バイタルエリアが空いていた。それなのに、自分を含め、そこを使えなかったのが、良くなかった原因」と説明するなど反省しきり。「全体的にみんな疲れていたのかな」と、内容には不満の様子で、何度も首をひねっていた。