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【ゴルフ】遼 持ってなかった!? 7打差33位タイ発進2011年9月23日 紙面から
◇パナソニックオープン<第1日>▽22日、琵琶湖CC栗東・三上C(7005ヤード、パー71)▽曇り時々雨、気温22・8度、風速2・6メートル▽賞金総額1億5000万円、優勝3000万円▽132選手(うちアマ16人)▽観客4485人 石川遼(20)=パナソニック=が“不運”な目に遭いながらもイーブンパーでまとめた。8番で「ゴルフ人生初」という3度のアンラッキーに見舞われたが、2バーディー、2ボギーで71。首位と7打差をつけられたが、ホストプロとして2日目からの逆襲を誓った。ジェイブ・クルーガー(南アフリカ)が64で回り、7アンダーで単独首位。丸山大輔(40)=アイテック=、久保谷健一(39)ら4人が3打差の2位につけた。 運が良いのか、悪いのか。ホストプロとして迎えた20歳最初の大会。遼が“ゴルフ人生初”のピンチに苦笑した。 「あれだけ不運が重なったのは初めてかも。いつも『俺って運ありすぎ』と思うんですけど」 振り返ったのは終盤の8番パー4だ。まず、ティーショットは左の深いラフへ。「30センチずれていればそんなに深くなかった」。気を取り直した2打目はバンカー手前のぬかるみにズッポリ。救済措置を受けてドロップしたボールはまた深いラフの根元にはまり、足場も悪くて打ち切れず…。まさかの3連続アンラッキーでボギーをたたいたが、それでも遼のプラス思考に陰りはない。 「あれだけ不運でもダブルボギーじゃなかった。それに、この状況でまだこの位置(33位)。やっぱり運はあるんじゃないですか」 8番以外は3パットした12番でボギーをたたいただけ。2番ではピン左50センチにつけるスーパーショットも披露した。首位とは7打差。だが、2位とは4打差で混戦模様だけに、まだまだ抜け出すチャンスは十分ある。 「ドライバー、ロングアイアンも良かったし、きょうももっとスコアを出せる見込みがある内容だった。まだ初日。焦る必要はないです」 ホールアウト後はみっちり3時間の練習。運が良くても悪くても、やるべきことは変わらない。残り3日。20歳最初の優勝を、焦らず実力で引き寄せる。 (寺西雅広) PR情報
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