書評 東大卒でも赤字社員 中卒でも黒字社員 ―会社が捨てるのは、利益を出せない人 (リュウ・ブックスアステ新書 96)
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著者は公認会計士。自分の給与なら、会社にいくら必要か?など、会計の観点から自分の会社への貢献度を計算するすべをひもとく。
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会社の利益に貢献する人は「黒字社員」
会社の利益を減らす人は「赤字社員」
その違いを生み出すのは「会社の利益に貢献する」という意識だ
というのが、どうやらこの本のコンセプトのようだ。
著者は公認会計士だそうで、自分の給与なら、会社にいくら必要か?など、会計の観点から自分の会社への貢献度を計算するすべをひもといている。
確かに人一人雇うためには、実際に本人の手元に渡る給料以外にも沢山の経費がかかっている。
私もかつて経理関係の部署で仕事をしていたこともあるので、そうしたことも少しはわかるつもり。
もっとも、私が初めて社会人になったその職場では、新人の時に当時の経理担当者から給与明細の見方などの研修も受け、社会保険料の仕組みなどもさらっと教えてもらっていたから、自分にかかっている経費については、それなりに知識も意識もあったけれど、そういうのって一般的ではないのかな?
計算できない人はダメな社員だと決めつける前に、新人の時からきちんと教育すればいいのに。
まあもちろん、知識があっても、理解ができないという人はいるだろうけれど…。(苦笑)
そうそう、そういえば職場の後輩が「私は(会社に)社会保険料なんか負担してもらわなくていいから、その分手取りを増やしてもらいたい!」と言ったのには驚いたっけな~。
まあ、世の中にはいろんな人がいるからね。
そうして、そのいろんな人の中からひと握りの人を選んで、雇い入れるのもまた会社だから。
本の中にもあるように、人一人雇い入れるには、募集から研修、育成に至るまですごく沢山の経費がかかるはず。
だからこそ働く側だけでなく、雇い入れる側にもそれなりの覚悟と自覚をもってもらいたいものだ。
で、おまちかね?!
私は果たして赤字社員か?それとも黒字社員か?という究極の判定は?!
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ご想像にお任せします?!掲載日:2011/09/23外部ブログURLが設定されていません
傍らには常に1、2冊、読みかけの本がある乱読派。
これまで、あれこれ読んでは、気が向くとブログに感想を書いたりしてきましたが、頭の中も本棚も自分なりに少し整理してみようかと「本が好き!」に挑戦♪
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2011/08/29-2011/09/04