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パレスチナ、国連加盟を申請 米の説得押し切る
アッバス議長、事務総長と会談

2011/9/24 0:57 (2011/9/24 1:34更新)
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 【ニューヨーク=弟子丸幸子】パレスチナ自治政府のアッバス議長は23日、ニューヨークの国連本部で潘基文(バン・キムン)事務総長と会談し、国連加盟の申請書を提出した。国連は加盟に必要な手続きに正式に入り、焦点は安全保障理事会による勧告が実現するかに移る。加盟に反対する米国は拒否権行使の判断を迫られる。

23日、国連本部で加盟申請書を潘基文事務総長(右)に手渡すパレスチナ自治政府のアッバス議長=AP

 アッバス議長はこの後、国連総会の一般討論で演説した。パレスチナは国連の加盟国になれば、国際社会で「国家」としてみなされ、国際機構への加盟にも道が開けると考えている。

 国連加盟には安全保障理事会による勧告(9カ国以上の賛成)を経て、国連総会で承認(129カ国以上の賛成)を受けることが必要。潘事務総長は国連憲章の規定に従い、申請書を形式的に確認したうえで、安保理に付託する。この間、数日かかる見通し。安保理が議論を開始するのは数週間後との見方もある。

 パレスチナの説得を試みてきた米国は、ここにきて申請は不可避と判断。拒否権行使を回避すべく、安保理での多数派工作に乗り出している。加盟勧告決議案の採択には理事国15カ国のうち、9カ国以上の賛成が必要。常任理事国が1カ国でも拒否権を行使すれば、実現しない。米国はパレスチナ国家の樹立を推進する立場だが、中東和平が実現していない段階では反対している。

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