幼稚園の髄膜炎騒ぎ
レオナが髄膜炎と診断されてから3日が経ちました。医者に処方された薬が功を奏しているのか、昨日からは高熱もなく、頭痛も治まったようです。今朝などはいつものように元気に遊ぶ姿が見られ、親としてはやっと胸を撫で下ろしたところです。
さて、今回の髄膜炎騒ぎは、幼稚園で感染したものであることは明らかです。それは、幼稚園のレオナのクラスから髄膜炎にかかった園児が、知っているだけで7名ほど(確かな人数はわかっていない)発生しているからです。これら髄膜炎にかかった園児の重篤度は様々ですが、ほとんどは入院による治療を余儀なくされたようです。この際の幼稚園側の対応について、保護者の間で批判が高まっています。
まず、今回の髄膜炎の流行について、幼稚園側の対応が遅かったことです。幼稚園側が今回ことをどれだけ正確に把握していたのかわかりませんが、きちんとした情報開示と、保護者への協力を要請するべきでした。髄膜炎の初期症状は風邪とよく似ているので、症状が重篤化してから気づくこともしばしばです。幼稚園側が保護者に対して、髄膜炎が疑われる症状についての説明と速やかな医療機関への受診を促すことで、少しでも早く適切な対応ができたと思います。
次に、幼稚園側から園医や行政機関(保健所)への報告と相談がなされていたかも疑問です。今回は、同じ幼稚園から同時期に同じ症状の患者が複数人発生していることを医療機関が察知して、保健所に報告を入れたと聞いています。僕は今回のような事態における届出基準はわかりませんが、少しでも異変を感じたら園医や保健所に相談して、その後の対処について判断を仰ぐべきだったと思います。
現在に至って幼稚園での髄膜炎の流行は収束しつつあります。先にも述べたように、流行のピークを越えた頃から保護者の幼稚園側への批判が高まっています。この批判の中には、単に今回の幼稚園側の不手際を追及するだけの、感情的な批判もあるように思います。(気持ちはわからないでもないが…) 僕はそれよりも幼稚園側に対して、今後また同じ事態になったときの対応策の策定、または既に対応策が存在するのであれば見直しを促すことが、保護者としてのあるべき対応であると考えています。僕たち保護者が感情論に走って、冷静さを欠く批判をするだけでは何も改善されず、ゆくゆくは園児たちにとっても何ひとつ良いことがないと思うのです。僕は幼稚園側の今後の対応を見守ると共に、保護者の冷静な対応を切に願います。
| 固定リンク
コメント