<二本松産米>予備検査で規制値検出 本検査で出荷判断へ
毎日新聞 9月23日(金)21時23分配信
|
拡大写真 |
福島県二本松市 |
県によると、500ベクレルが検出されたコメは12日に採取されたもので、あわせて検査した水田の土壌は1キロ当たり3000ベクレルだった。同地区の他の11カ所では検出不能から最高で212ベクレルだった。
予備検査は収穫後のコメによって出荷の可否を判断する本検査の検査地点数を決めるために収穫約1週間前に行われる。福島県は県内を約370地域に分け、1地域につき数地点で検査。予備検査で200ベクレルを超えた地域を含む市町村については、本検査で重点調査区域と指定。検査地点を15ヘクタールごとに2地点(国の基準は1地点)設けて、暫定規制値を超えないかを改めて調べる。
県は今回の検査結果を受け、二本松市での本検査の地点を当初予定の約40から300まで大幅に増やす方針。万一、本検査で500ベクレルを超えた場合は、合併前の旧市町村単位で出荷が制限される。
一般米の予備検査でのこれまでの最高値は、福島市大波地区での136ベクレルだった。
農林水産省は土壌からコメへ吸収されるセシウムの移行係数を0.1(10%)と設定し、土壌1キロ当たり5000ベクレルを上回る水田の作付けを制限しており、計算上は500ベクレルを超えるコメはないと見ていた。今回の検出結果について同省の担当者は「予備検査は傾向を見るもので、本検査を見ないと何とも言えない」と話した。同省によると、これまでの結果では、予備検査の数値から本検査段階では下がる傾向にあるという。【種市房子、曽田拓】
【関連記事】
福島第1原発:放射性ヨウ素131 南部でも高い地域
福島第1原発:2号機建屋の上部でセシウム濃度が減少
セシウム汚染:福島の野生キノコ 43市町村で出荷停止に
セシウム検出:野生イノシシ肉、茨城も規制値超 厚労省
セシウム検出:下水汚泥焼却灰、埋め立てを凍結 横浜市
最終更新:9月23日(金)23時19分
Yahoo!ニュース関連記事
- 福島の一般米予備調査、1検体で水準超セシウム写真(読売新聞) 23日(金)23時28分
- 収穫前のコメ、規制値上限のセシウム検出映像(TBS系(JNN)) 23日(金)22時21分
- コメから規制上限のセシウム=全国初の重点調査へ―福島県二本松市(時事通信) 23日(金)22時18分
- <二本松産米>「何かの間違いでは」農家に動揺 規制値検出写真(毎日新聞) 23日(金)22時1分
- コメの放射性物質予備調査 福島・二本松市で暫定規制値に達する放射性物質を検出映像(フジテレビ系(FNN)) 23日(金)21時32分
ソーシャルブックマークへ投稿 4件
この話題に関するブログ 1件
関連トピックス
主なニュースサイトで 風評被害 の記事を読む
この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます
- 飼い主の命救う、黒猫アンちゃん 台風12号豪雨被害写真(紀伊民報) 9月23日(金)17時5分
- <米国>有名死刑囚に刑執行 一貫し冤罪訴え、国内外で批判写真(毎日新聞) 9月22日(木)18時41分
- 母にすすめられ覚醒剤、命じられ売春の16歳(読売新聞) 9月20日(火)14時34分
- 女性の盗撮…書棚に鏡30枚張り付けたらゼロに写真(読売新聞) 9月22日(木)15時6分