NHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

2号機付近取水口 濃度2倍に

9月22日 22時58分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所周辺の海水の調査で、21日、放射性セシウムの濃度は、2号機の取水口付近で、前の日の2倍に上昇しました。

福島第一原発周辺では、東京電力が取水口付近などで海水を採取し、放射性物質の濃度を調べています。このうち、21日2号機の取水口付近で採取した海水から検出された放射性物質は、1cc当たりセシウム134が国の基準の6倍の0.36ベクレルで、前の日に比べて2倍に上昇しました。セシウム137も前の日に比べて上昇し、国の基準の4.1倍の0.37ベクレルでした。この2号機の取水口付近の海水からは、4月にセシウム137が国の基準の110万倍の濃度で検出されています。一方、3号機の取水口付近では、1cc当たりセシウム134が基準の14倍の0.82ベクレル、セシウム137が10倍の0.93ベクレルで、前の日を下回っています。沿岸と沖合の海水の調査は、台風の影響で21日は実施されませんでした。