コメ予備検査で500ベクレル
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コメ予備検査で500ベクレル

9月23日 21時5分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

収穫前の稲の一部を刈り取って放射性物質を調べるコメの「予備検査」で、福島県二本松市の旧小浜町のコメから国の暫定基準値と同じ1キログラム当たり500ベクレルの放射性セシウムが検出されました。福島県は、二本松市を「本検査」での重点区域に指定し、出荷できるかどうかを判断することにしています。

政府が求めているコメの放射性物質の検査は、収穫前に一部を刈り取って放射性セシウムによる汚染の傾向を把握するための「予備検査」と、収穫したあとの「本検査」の2段階で行われています。福島県によりますと、県の「予備検査」で、二本松市の旧小浜町で採取されたコメから、1キログラム当たり500ベクレルの放射性セシウムが検出されました。これは国の暫定基準値と同じ値で、国が求めたコメの放射性物質の検査で検出された値としては、これまでで最も高いものです。福島県は、二本松市全体を「本検査」での重点区域に指定し、検査地点を計画していた38地点からおよそ300地点に増やして、収穫されたコメを出荷できるかどうか判断することにしています。