【動画】H2Aロケット19号機打ち上げ |
国の情報収集衛星を載せたH2Aロケット19号機が23日午後1時36分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。約23分後、衛星は正常な分離が確認され、所定の軌道に投入された。H2Aの打ち上げ成功は13回連続で、通算では18回目。軌道投入された情報収集衛星は6機目(実験機を除く)になる。
情報収集衛星は、1998年の北朝鮮のミサイル発射を受けて導入が決まった事実上の偵察衛星で、2003年から打ち上げている。今回は、望遠カメラで地上を撮影する「光学」衛星の4号機。耐用年数を超えた衛星の後継機だ。性能や軌道は詳しく公表されていないが、地上のどの程度の大きさの物体まで区別できるかの能力(分解能)は、商業衛星と同じ程度の約60センチとされる。開発と打ち上げの費用は計約450億円。