＜ＡＫＢ４８＞上海で公演　「ジャパンウィーク２０１１」で

　【上海・隅俊之】日本文化を中国に紹介する日中共催行事「上海ジャパンウィーク２０１１」が２３日、上海で始まった。東日本大震災での中国からの支援に謝意を示し、日本の復興を強調するのが狙い。２４日に人気女性アイドルグループ「ＡＫＢ４８」が無報酬で出演し、「アイドル外交」を繰り広げる。

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　２５日までの期間中、和服の着付けや茶道、コスプレコンテストなどが開かれる。２３日昼に上海浦東空港に到着したＡＫＢ４８の高橋みなみさんは記者会見で「大震災ではたくさんのご協力をいただき感謝の気持ちでいっぱい。アイドルとして恩返ししたい」と話した。

　今回は初の日中共催。昨年の尖閣諸島沖の漁船衝突事件で冷え込んだ日中関係だが、双方は来年の国交正常化４０周年を前に関係改善を進めたい考え。上海の日本総領事館と共催する市人民対外友好協会の兪彭年副会長は「共催は中国政府の方針に一致している。相互理解と交流を深めなければならない」と語った。

　北京では今月１６日、人気グループ「ＳＭＡＰ」が初の海外公演を開き、日中友好を演出したばかり。