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16時間漂流 女性4人を救助

9月23日 15時12分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

23日午前、沖縄県の石垣島の沖合で、女性4人が発泡スチロールにつかまるなどして助けを求めているのが見つかり、消防に救助されました。4人は22日、シュノーケリングをしていて、沖に向かって潮が速く流れる離岸流に巻き込まれ、およそ16時間漂流していたということで、命に別状はないということです。

23日午前8時すぎ、石垣市の吉原海岸で散歩をしていた女性から「海から助けを求める声が聞こえる」と消防に通報がありました。消防が駆けつけたところ、海岸からおよそ200メートル沖合で、女性4人がごみの発泡スチロールにつかまるなどしていたということで、まもなく全員、救助されました。警察や消防によりますと、4人は石垣市内の21歳から35歳の女性で、22日午後4時ごろ、現場付近でシュノーケリングをしていたところ、沖に向かって潮が速く流れる離岸流に巻き込まれ、およそ16時間漂流していたということです。体温は下がっているものの、全員、意識ははっきりしていて、命に別状はないということです。4人は横一列になって肩を組んで互いの体を支え合い、真ん中の2人が近くに浮いていた30センチ四方のごみの発泡スチロールにつかまって海の上で一夜を明かしたということです。警察と海上保安部が、4人が流された状況をさらに詳しく調べています。今回の現場近くの海岸では、21日、シュノーケリングをしていた男性2人が離岸流に巻き込まれ、このうち1人は自力で岸まで戻りましたが、30歳の会社員が溺れて亡くなる事故が起きていて、海上保安部などが海で遊ぶ際は、離岸流に十分注意するよう呼びかけていました。