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PCと携帯端末でメール履歴を共有するには? パソコン、iPhoneなど複数の端末間でメールの受送信履歴、閲覧の有無などを同期させる方法はありますか。 自分あてのメールをGmail(ジーメール)で受信。Gmailからのメールを取得するようにPCのメールソフトを設定すると、複数端末で利用履歴を同期できます。<Gmailでメールを受信>
Gmailにログインしたら、「設定」をクリック
「アカウントとインポート」メニュー内の「POP3のメールアカウントを追加」をクリック
メールアドレスを入力すると、この画面に切り替わる。ここで受信するメールのIDとパスワード、POPサーバーを指定。Gmailにメールを集約するなら「受信したメッセージのコピーをサーバーに残す…」のチェックも外す
続く画面で、追加したメールアドレスを使って返信できるように設定していく。画面の指示に従って、確認メールの送信まで作業を進めよう
受信設定をしたメールアドレスあてに、確認メールが届く。メール内のリンクをクリックすると、確認作業が完了する
プロバイダーのメールアドレスが追加された。名前欄の「メッセージの受信時」項目で「メールを受信したアドレスから返信する」を選択する
「全般」メニューに戻り、「変更を保存」をクリック。変更内容を登録する
<パソコンのIMAP設定>
Gmailの「設定」→「メール転送とPOP/IMAP」と進み、「IMAPアクセス」項目の「IMAPを有効にする」を選択。「変更を保存」をクリックする
OEを起動したら、「ツール」メニューの「アカウント」をクリック
開いた画面で「追加」→「メール」とクリック
インターネット接続ウィザード画面が開く。取得したGmailの表示名とアドレス名を入力すると、上の画面が表示される。ここでサーバーの種類に「IMAP」。受信メールサーバーに「imap.gmail.com」、送信メールサーバーに「smtp.gmail.com」と入力
Gmailのアカウントとパスワードを入力。あとは画面の指示に従って進み作業を「完了」させる
再び「ツール」メニューの「アカウント」に戻り、登録したGmailを選択して「プロパティ」をクリック
プロパティが開いたら、「詳細設定」タブへ。送信メール欄と送信メール欄の「このサーバーはセキュリティ〜が必要」にチェックを付ける。送信メールのポート番号を「465」に、受信メールのポート番号を「993」に変更する
IMAPフォルダーを同期させると、Gmailで受信したメールを閲覧できるようになる。OE上で開いたメールは、Gmail上でも既読メールとして扱われる
<iPhoneやiPadで受信>
iPhone 4を例に紹介する。まず「メール」アプリをタップ。現れたメニューで「その他」を選択
次画面で「メールアカウントを追加」をタップ
新規アカウント画面に、名前とアドレス(Gmailのメールアドレスを入れる)、パスワード(Gmailのパスワード)を入力
IMAP欄の受信メールサーバー、ホスト名に「imap.gmail.com」。Gmailのアカウントとパスワードを、それぞれユーザ名欄とパスワード欄に入力
送信メールサーバーのホスト名には、「smtp.gmail.com」。ユーザ名欄とパスワード欄には、受信メールサーバーと同じGmailのアカウントとパスワードを入力する
検証作業が終わったら、設定作業はひとまず完了。送信メールのアドレスを変更したいときは、「設定」の「メール/連絡先/カレンダー」から、追加したGmailのアカウントをタップ
IMAPの「アカウント」をタップ
アドレス欄を送信時に使いたいメールアドレスに変更。「完了」をタップして、設定内容を保存する
普段利用するメールは、大きく二つに分けられます。パソコンで利用するメールと、携帯電話で利用するメールです。すなわち1人で二つ以上のメールアドレスを所有し、利用シーンによって使い分けてきたのです。
しかし、「iPhone」(アイフォーン)を代表するスマートフォンと呼ばれる新しい携帯電話、タブレット端末の「iPad」(アイパッド)などでは、端末専用のメールアドレスではなく、パソコンで使っているメールを利用しやすくなっています。 携帯端末に限らず、会社と自宅でデスクトップPCとモバイルノートPCなど、複数台のパソコンを利用する際に、一つのメールアドレスでは問題が生じます。メールの利用履歴が一つにまとめられないのです。パソコンで新着メールをチェックしても、その閲覧履歴はパソコン内だけでしか、開封済みと判定されません。つまり、メールを開いていないほかの端末では、未開封のメールとして扱われてしまうのです。 では、メールの利用履歴を同期するにはどうすればいいのか? 複数台のパソコンを利用している人、iPhoneやiPadを購入した人に役立つメールの利用方法を紹介しましょう。 自分あてのメールはGmailで管理 複数の端末で利用履歴を同期するには、グーグル提供のWebメールサービス「Gmail」を使うのがお勧めです。Gmailは、プロバイダーのメールを受信する機能と、取得したメールをほかのメールソフトへ送信する機能を兼ね備えています。つまり、Gmailに自分あてのメールを集めて“メールの保管庫”とし、この保管庫にいろいろな端末からアクセスすることで、利用履歴まで一括管理するわけです。 注目されるのは、Gmailは「IMAP」(アイマップ)形式に対応している点でしょう。IMAPとは、メールをHDD(ハードディスク=ローカル上)ではなく、サーバー上で管理していくメールの受信方式のこと。複数台の端末から利用するには、最適な受信方法です。 さらにパソコンならIMAP対応のメールソフト(ウィンドウズXPなら「アウトルックエクスプレス」)、iPhoneやiPadでも標準メールソフトがIMAPに対応済みです。これらのメールソフトを使えば、メールの閲覧履歴、メールの送信履歴を端末間で同期できるのです。 IMAP形式でメールを受信するには? 設定方法を説明します。まずGmailの設定メニューを開き、「POP3のメールアカウント」を追加にします(Gmailを利用したことがない人は、最初にGmailのアカウントを取得してください。「Gmailの始め方は?」参照)。続いて、契約プロバイダーの受信メールをGmailで受信できるように設定します。あとは、プロバイダーのメールサーバーがいっぱいにならないよう、「受信したメールを…サーバーに残す」設定を無効にしておきましょう。 なお、Gmailを利用すると、送信メールアドレスがGmailのメールアドレスになります。Gmailからプロバイダーのメールアドレスで送信したい場合は、もう一手間必要です。メールアカウント登録後に表示された画面に引き続いて設定できます(詳しい手順は説明画面を参照)。 パソコン側の受信設定 続いては、IMAP対応のメールソフトでGmailにアクセスする作業です。Gmailの「IMAPアクセス」機能を有効にし、各端末からのGmailへのメールアカウント登録作業をします。最初にパソコンのメールソフトを登録します。ここでは、ウィンドウズXPの「アウトルックエクスプレス(OE)」を例に手順を進めます(そのほかの設定手順はGmailのヘルプページを参照)。 「OE」を起動後、「ツール」メニューの「アカウント」を選択。表示画面で「追加」の「メール」を選びます。インターネット接続ウィザード画面に切り替わったら、画面の指示に従い、表示名やメールアドレスを入力。電子メールサーバー名で、サーバーの種類を「IMAP」に変更。受信メールサーバーに「imap.gmail.com」、送信メールサーバーに「smtp.gmail.com」と指定します。続く画面でGmailのアカウントとパスワードを入力。さらにメールアカウントのプロパティ画面で、利用するポート番号を変更すれば、登録作業は完了です。 iPhone、iPadでの設定のコツ 次はiPhoneやiPadでの設定です。GmailをIMAP経由で使うためには、ちょっとしたコツがあります。それはメールの設定メニューから「Gmail」を選ばないこと。GmailでもIMAP設定にはできますが、送信時に使うメールアドレスがGmailのメールアドレスに固定されます。これまでのメールアドレスに変更したい場合は、必ず「その他」を選んで下さい。 続いて「メールアカウントを追加」へ進み、Gmailのメールアドレスとパスワードを入力。受信メールサーバーのホスト名に「imap.gmail.com」、送信メールサーバーに「smtp.gmail.com」と入力。それぞれの項目にあるユーザ名とパスワードは、Gmailのアカウントとパスワードをそれぞれ指定します。 受信設定が終わり、Gmailを利用できるようになったら、登録したメールアカウントの編集ページに戻ります。アドレス欄にマウスポインターを合わせ、最初に登録したGmailのメールアドレスから、プロバイダーのメールアドレスに変更します。これでiPhoneやiPadからのメールを送信しても、プロバイダーのメールアドレスとして先方に届きます。もちろん利用履歴もIMAPによって同期されるので、メールチェックの手間がグッと減ります。(テクニカルライター・原 如宏) (2010年7月12日 読売新聞)
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