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2011年9月22日23時43分

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「原発止めたら電力不足」高校生、原子力業界OBと対話

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 北九州市で開かれた日本原子力学会の大会最終日の22日、東京電力福島第一原発事故などについて業界OBの研究者らが若者と語り合う会があった。OBのつてで集められたという高校生らからは「安定したエネルギー供給に原子力は必要」などと逆風の業界に好意的な意見が相次ぎ、演出色の濃い催しとなった。

 原子力関連企業などに勤めていた元技術者や元研究者ら約300人でつくる原子力学会シニアネットワーク(SNW)が開いた。高校生2人と大学院生1人が約40人の前で講演し、続いて意見交換した。

 北九州市内の高校2年の生徒は「原発を今すぐ止めたら確実に電気が足りなくなり、日本経済が徐々に立ちゆかなくなる」。同じ高校の別の生徒は、放射能汚染に関する食品の風評被害に「怒りを覚えている」と話した。

 来春から原子炉メーカーに就職するという大学院生は、原子力業界に進むことを決めた理由として「化石燃料への依存率を下げるために原子力が有用」とする資源エネルギー庁などの資料を引用し、「原発と日本は切っても切れない関係にある」と述べた。

 こうした意見に、メーカーOBの司会者(67)は壇上で「本質を突いている」とべた褒め。事故の責任追及や対応への疑問、放射能への不安などは一切語られないまま幕を閉じた。(小宮山亮磨)

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