普天間飛行場移設問題 RSSicon

沖縄の状況「理解」　日米首脳会談でオバマ氏2010年9月25日  このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

　【米ワシントン２３日＝与那嶺路代本紙特派員】菅直人首相は２３日午後（日本時間２４日朝）、オバマ米大統領とニューヨークのホテルで会談した。米軍普天間飛行場返還・移設問題について、菅首相は名護市辺野古を移設先とした５月末の日米合意通りに実施する方針を説明。その上で「沖縄の難しい課題もあるので、より一層の理解を求めるため負担軽減に努めたい」と述べた。オバマ氏は「難しい課題があることは理解している」と、地元が反対している状況があることに理解を示した。
　中国漁船衝突事件を念頭に、対中関係について日米が緊密に連携していくことで一致。日米同盟をさらに強化する方針も確認した。
　オバマ氏は日米関係について「世界の平和と安定にとって重要だ。２１世紀にふさわしい形で日米関係を強化する方法を議論したい」と積極姿勢をみせた。菅首相は同盟深化のための３本柱として（１）安全保障（２）経済関係（３）文化・人材の交流―を挙げた。
　オバマ氏は、日本のパキスタンへの洪水支援などに触れ「今の国際社会の情勢は百パーセントの軍の力では駄目な場面も出てくる。軍事的、民政的なものの両方を行わねばならない。日本の民政への貢献は重要だ」と謝意を示した。
　米側によると、両首脳は西太平洋の海洋問題について、今後緊密に協議していく方針で合意。中国の東シナ海などでの権益確保の動きをけん制する狙いがあるとみられる。
　会談は予定を上回り約１時間に及んだ。


次の記事:県議会、遺憾の意 決議検討　�...>>
アイコン 今日の記事一覧 アイコン 今月の記事一覧 アイコン 最近の人気記事


関連すると思われる記事

powered by weblio


PR

普天間飛行場移設問題一覧


過去の記事を見る場合はこちらをクリックするか、 ページ右上のサイト内検索をご利用ください。