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米大統領、パレスチナの国連加盟申請には「拒否権行使」

2011/9/22 11:13
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 【ニューヨーク=中山真】オバマ米大統領は21日、正式な国家として国連加盟を申請する方針を示しているパレスチナ自治政府のアッバス議長とニューヨーク市内のホテルで会談した。オバマ氏はイスラエルとの和平交渉を通じた2国家樹立が最善との米国の立場を強調し、加盟申請には拒否権行使すると伝えた。ただ、アッバス氏は申請を強行する構えを譲らず、説得は不発に終わったもようだ。

 大統領は会談で、パレスチナの国家樹立を支持する一方で、国連加盟申請という手段によっては国家樹立の目標は達成されないと重ねて強調。米政府として和平交渉再開に積極関与する方針を伝え、国連への加盟申請見送りを促した。ただ、ローズ大統領副補佐官は記者団に、アッバス氏が大統領の呼びかけにどう答えたかについては明らかにしなかった。

 会談に先立ち、オバマ氏はイスラエルのネタニヤフ首相と会談。ネタニヤフ氏は「イスラエルとの和平交渉をせずに、国連加盟申請を通じて近道をしようとする試みは成功しない」とアッバス氏をけん制した。キャメロン英首相、サルコジ仏大統領との個別会談でも同問題への対応を話し合った。

 オバマ氏とアッバス氏の会談は当初、予定していなかったが、米国などの申請取り下げの働き掛けにもかかわらず、アッバス氏が23日にも申請強行に踏み切る考えを示していることから、大統領が直接、説得に乗り出すことになった。

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オバマ、ネタニヤフ、サルコジ、キャメロン、加盟申請、アッバス、拒否権行使、国連

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