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『黒の王は魔と戯れる』の感想
投稿者:
rio
[2011年 09月 21日 (水) 21時 08分 27秒] 30歳~39歳 女性
▼一言
原作より面白い二次作品も沢山あります。少なくとも私はそう思っています。
でも、「その原作がなければ存在しなかった話」というのは、できの良し悪しに関わらず二次作品なんです…!
以下、私がこの小説を「三人の魔王」のBL二次小説と考える根拠を引用します。あらすじは長いので省きました。もうこの段階でかなり似てる気がするんですが…。
あと拾いきれてませんがストーリーラインがまるで同じ。台詞と言い回しを無視して出来事と起きた順番だけ抽出すると区別がつかなくなります。
*黒の王は魔と戯れる(以下「黒」)、三人の魔王(以下「三」)として表記
◆登場人物と肩書き
<黒>
第二王子 フィアモス(のちアモルファスに改名)
火の王、または「双面の魔王」 ラズリ(弟)、ラピス(兄) *二人で「ラピスラズリ」
風の魔王 ラフィール
<三>
第二王子 ルチル
炎の魔王、または「双炎の魔王」 リアン(弟)、カーネ(兄) *二人で「カーネリアン」
風の魔王 ジェイド
----------------------
◆本編から
<黒>
この大陸中を探しても黒い髪の人間などいない。金色の髪の両親からなぜこんな色の髪を持つ子供が生まれたのか。魔物の仕業としか思えなかった。
その第二王子の存在は伏されていた。その人にはあり得ざる漆黒の髪と瞳により。
第二王子は忌み嫌われ、祖父であるフィリアスが育てた。
<三>
一人だけ黒い髪、白すぎる肌を持って生まれた自分。魔物の子だと忌み嫌われ蔑まれて生きてきた自分はこの家族たちにこの王国に不用だということを彼は身をもって知っていた。
----------------------
<黒>
「人というのは度し難い。そなたは人としてはあり得ないほどの魔力がある」
「才能がないと言われた。何もおきないし」
「それは質のせいだ。そなたは虚無、巨大な器。ありとあらゆる魔力を喰らい、そのまま蓄えられる。無の王と同じ力だ」
無の王。それは伝えられる王を名乗った魔物。雷、水、地、風、火、そして唯一封印を免れた最強の無。
<三>
「魔法に関することを習っていないのか?」
「才能なしといわれた」
ぶすっとした表情でつげれば、リアンは口元をゆがめて笑う。冷たい笑いに彼の背筋は凍りつく。
「人間も堕落したものだ」
「なんで?」
「黒は一人で世界を根本的に変えることのできるものだぞ」
----------------------
<黒>
「王子よ、感謝する。願いはなんだ?」
顔を輝かせて問うラズリにフィアモスは応えた。
「殺してくれ」
ラズリの顔が強張った。フィアモスは膝をつき俯いたまま繰り返す。
「ロマロ第二王子、黒の王子であるわたしを殺してくれ」
<三>
「それで、願いとは?」
リアンが静かに問う。その横にカーネも並び双子はただ答えが帰ってくるのを待つ。
ルチルは一度うつむくと、何かをこらえるようにきつく眼をつぶるとやがてゆっくりと顔を上げる。
その顔には表情がない。
双子の背筋に冷たいものが走る。空虚な眼差しにどちらかが生唾を飲み込む音が響いた。
「俺を……」
ルチルはすべてをあきらめたような眼差しで二人に向かって言い放った。
「殺してほしい」
----------------------
<黒>
「我らとともにくるそうだ」
「そうだ、ラピス、ラズリ。わたしはそなたたちと行く。名も身分も国も捨てよう」
「ならば新しい名がいるな」
「無の王の名は?」
「アモルファス」
「その名を継ごう。無の王の名とともに」
「すばらしい!」
「名案だ!」
そして新たな魔の王が産まれた。
「では、陛下。これにて永遠の別れです。
<三>
「だが、ルチルはわれらとともに世界に復讐に行く。残念だったな」
「そんな……」
「何を言われても、無理やりでも俺たちは連れて行くからな」
「この国にとどまる気はない」
あっそうと二人は同時につぶやくと、片手に業火を生み出すと床や壁にたたきつける。じわじわと燃え広がり始める業火。
「さようなら、俺の元家族。俺は、これから世界に復讐しに行く。『無の魔王』となってね」
ワイン [2011年 09月 22日 (木) 21時 37分 03秒]
なんだかんだいう前に、この誤字をなんとかしてください。炎王というのは火というのを二つ重ねると炎になるのでふさわしいと思ってつけた名前なのになんですか?この誤字は!!
風の魔王という表現もしていないはずです!!
魔王、または風の王という表現はしていても風の魔王という表現はしていないはずですが?
なにこれ?嫌がらせ?作者こだわりのネーミングをことごとくわざと誤字して!!
投稿者:
マキシム
[2011年 05月 12日 (木) 20時 45分 17秒] ---- 女性
▼一言
更新ありがとうございます!!待っておりました~^^
大量削除なんて・・・もったいないです(>_<)
正直もっとあからさまな描写の作者様もいらっしゃいますし、大丈夫だと思うのですが・・・まぁワイン様が判断されることなのであまり出すぎたことは言っちゃ駄目ですね;;
ラフィールにも愛されることが本格的に決定して、本当にこれからの展開が楽しみです!!
これからも執筆頑張ってください。心から応援しています^^
ワイン [2011年 05月 14日 (土) 11時 38分 09秒]
感想ありがとうございます。大変お待たせして申し訳ありませんでした。
うう、シュチェがあまりにもアレなんでどうかいてもエロエロんなりまして。んで、削除し過ぎちゃいましたかね?お好きなように妄想変換してください。
でも火の王兄弟自身はお互いにはしません。自分と同じ顔のを抱くのも抱かれるのもキモいと思っているようです。風の王は総受けです。それさえ抑えておけば後はお好きなように。
これからの展開は一人一人の係わり合いを大事に……というか、一対一でしたいなあと(なにを?)
カップリングのリクエストは受け付けております。
火の王×火の王はなし。風の王は総受け。地の王派総攻めという縛りはありますが、そのほかはありません。ありましたら作者まで。
では新章をお楽しみに。なるべく早く……書ければいいなぁorz
投稿者:
マキシム
[2011年 02月 28日 (月) 03時 43分 16秒] ---- ----
▼一言
黒の王、大好きです!
更新待ってます(>_<)
ワイン [2011年 03月 05日 (土) 00時 16分 58秒]
すみません。なんかこまめに体調崩してて。
この冬の寒さのせいだと思います。季節の変わり目ということもありますし。
お待たせしてすみません。なんとか今月中には更新……できるかなぁ?
複数はそろそろしつこくなってきましたので別のバリエーション(改造のためでないシュチェ)も考えています。
気長にお待ちください。なんとか治します。
投稿者:
マキシム
[2010年 12月 13日 (月) 00時 02分 55秒] ---- 女性
▼良い点
2日連続更新ありがとうございます!
私も是非とも3匹ワンコたちとの…を(笑)読みたいです(^w^)
ついに完全に魔性になっちゃうんでしょうか益々魅力upしちゃったりして(≧ε≦)
楽しみにしてます!
ワイン [2010年 12月 13日 (月) 11時 36分 57秒]
ワンコ!!三匹のワンコですか!!ラズリとラフィールはワンコ決定でよいのですが(いいのか!!)ラピスはワンコかな?じゃれつきますが。
あ、いえ本当なら奪取、開放まで一気に書きたかったもので……本当ならR場面も続けて書きたかったのですが、か、家族の目が!!
魔性になってもアモルファスはアモルファスですから。どうでしょう?まだかかりそうです。
改造にかこつけていちゃいちゃしてます……幸せならいいか。これを早めに終わらせるのは損失だと(なんの?)思うので、長引かせます(断言)
私はネタを提供するだけなので、脳内妄想変換の準備をお願いします。
投稿者:
モールス
[2010年 12月 12日 (日) 23時 39分 44秒] 18歳~22歳 女性
▼一言
怒るよ!!
楽しみに待ってます。
ワイン [2010年 12月 13日 (月) 11時 27分 48秒]
ああ、やっぱりそうですか♪
ここまで楽しみにされていては死力をつくすしか(笑)萌え増量を目指します。
ある人と約束したし。ちょっとお待ちくださいね。萌えを探します。萌え~萌えはどこ?
投稿者:
マキシム
[2010年 12月 09日 (木) 15時 42分 37秒] ---- 女性
▼良い点
初めまして!
すんごく面白くて一気に読んでしまいました。
シリアスだけど、暗くさせすぎないラズリ・ラピスの大っぴらな愛情表現にニヤニヤしてしまいますww
あと、後書きでの作者様の一言が絶妙でつい笑ってしまってますww
今後の展開がすごく楽しみです。頑張ってください!
ワイン [2010年 12月 09日 (木) 15時 57分 19秒]
ありがとうございます。マキシムさま。もうじき一人増えます。おおっぴらな愛情表現の出来る人が(汗)
最後の一言は作者も楽しんでやっていたり、後で思いついて書き加えたりしてます。ああいうのってついつい書いちゃいますね。
楽しんでいただけるようがんばります。
投稿者:
いちお
[2010年 10月 31日 (日) 00時 04分 23秒] ---- 女性
▼一言
さっそく拝読に伺いましたw 続きを楽しみにしています!
ワイン [2010年 10月 31日 (日) 14時 46分 07秒]
ありがとうございます。萌えていただけるよう誠心誠意がんばらせていただきますです。
まずはか~るくって、エロ魔王様が暴走気味です。双子兄が出てきたらどうなることか。
おほほほほほ。
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でも、「その原作がなければ存在しなかった話」というのは、できの良し悪しに関わらず二次作品なんです…!
以下、私がこの小説を「三人の魔王」のBL二次小説と考える根拠を引用します。あらすじは長いので省きました。もうこの段階でかなり似てる気がするんですが…。
あと拾いきれてませんがストーリーラインがまるで同じ。台詞と言い回しを無視して出来事と起きた順番だけ抽出すると区別がつかなくなります。
*黒の王は魔と戯れる(以下「黒」)、三人の魔王(以下「三」)として表記
◆登場人物と肩書き
<黒>
第二王子 フィアモス(のちアモルファスに改名)
火の王、または「双面の魔王」 ラズリ(弟)、ラピス(兄) *二人で「ラピスラズリ」
風の魔王 ラフィール
<三>
第二王子 ルチル
炎の魔王、または「双炎の魔王」 リアン(弟)、カーネ(兄) *二人で「カーネリアン」
風の魔王 ジェイド
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◆本編から
<黒>
この大陸中を探しても黒い髪の人間などいない。金色の髪の両親からなぜこんな色の髪を持つ子供が生まれたのか。魔物の仕業としか思えなかった。
その第二王子の存在は伏されていた。その人にはあり得ざる漆黒の髪と瞳により。
第二王子は忌み嫌われ、祖父であるフィリアスが育てた。
<三>
一人だけ黒い髪、白すぎる肌を持って生まれた自分。魔物の子だと忌み嫌われ蔑まれて生きてきた自分はこの家族たちにこの王国に不用だということを彼は身をもって知っていた。
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<黒>
「人というのは度し難い。そなたは人としてはあり得ないほどの魔力がある」
「才能がないと言われた。何もおきないし」
「それは質のせいだ。そなたは虚無、巨大な器。ありとあらゆる魔力を喰らい、そのまま蓄えられる。無の王と同じ力だ」
無の王。それは伝えられる王を名乗った魔物。雷、水、地、風、火、そして唯一封印を免れた最強の無。
<三>
「魔法に関することを習っていないのか?」
「才能なしといわれた」
ぶすっとした表情でつげれば、リアンは口元をゆがめて笑う。冷たい笑いに彼の背筋は凍りつく。
「人間も堕落したものだ」
「なんで?」
「黒は一人で世界を根本的に変えることのできるものだぞ」
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<黒>
「王子よ、感謝する。願いはなんだ?」
顔を輝かせて問うラズリにフィアモスは応えた。
「殺してくれ」
ラズリの顔が強張った。フィアモスは膝をつき俯いたまま繰り返す。
「ロマロ第二王子、黒の王子であるわたしを殺してくれ」
<三>
「それで、願いとは?」
リアンが静かに問う。その横にカーネも並び双子はただ答えが帰ってくるのを待つ。
ルチルは一度うつむくと、何かをこらえるようにきつく眼をつぶるとやがてゆっくりと顔を上げる。
その顔には表情がない。
双子の背筋に冷たいものが走る。空虚な眼差しにどちらかが生唾を飲み込む音が響いた。
「俺を……」
ルチルはすべてをあきらめたような眼差しで二人に向かって言い放った。
「殺してほしい」
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<黒>
「我らとともにくるそうだ」
「そうだ、ラピス、ラズリ。わたしはそなたたちと行く。名も身分も国も捨てよう」
「ならば新しい名がいるな」
「無の王の名は?」
「アモルファス」
「その名を継ごう。無の王の名とともに」
「すばらしい!」
「名案だ!」
そして新たな魔の王が産まれた。
「では、陛下。これにて永遠の別れです。
<三>
「だが、ルチルはわれらとともに世界に復讐に行く。残念だったな」
「そんな……」
「何を言われても、無理やりでも俺たちは連れて行くからな」
「この国にとどまる気はない」
あっそうと二人は同時につぶやくと、片手に業火を生み出すと床や壁にたたきつける。じわじわと燃え広がり始める業火。
「さようなら、俺の元家族。俺は、これから世界に復讐しに行く。『無の魔王』となってね」