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小田急線「藤子・F・不二雄」ラッピング電車、都条例抵触で運行終了へ
(2011年09月22日)
小田急電鉄(新宿区)は9月22日、「藤子・F・不二雄」のキャラクターを描いた特別電車「小田急F-Train」の運行を9月30日に終了すると発表した。
8月3日より、小田急線「登戸駅」「向ヶ丘遊園駅」を最寄り駅とする「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」のオープンを記念して、「ドラえもん」をはじめとする10作品の藤子・F・不二雄キャラクターを車両内外にあしらった特別電車を運行。しかし、車体へのラッピング装飾が、東京都の「東京都屋外広告物条例」に抵触しているとの指摘を受けたことにより運行を終了する。同車両は、1年間をめどに運行を予定していた。
同社広報部担当者は「運行開始にあたり、車体へのラッピング装飾は車両塗装の変更であり、広告には該当しないものと認識していた。運行開始後、東京都から同条例に抵触しているとの指摘を受け確認したところ、広告物に該当することが判明した」と説明。「当社としては、当該車両の運行を継続することはできないことから、車体へのラッピング装飾については終了することを決定した。弊社における東京都屋外広告物条例への認識不足により、このような事態を招いたことを誠に申し訳なく、特別電車のご利用を楽しみにしていたお客さま、『川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム』はじめ関係の皆さまに、多大なるご迷惑をおかけしたことを深くおわび申しあげたい」と話す。
同社は、事前に許可申請を実施しなかったこと(東京都屋外広告物条例 第23条)、広告物の面積が基準(車体1面の10分の1以下)を超えていたこと(東京都屋外広告物条例 施行規則 第19条)が、条例への抵触内容と説明する。
10月1日以降は、車体へのラッピング装飾は通常の車両デザインに戻されるが、車内の装飾は継続するという。
新宿駅のホームで行われた発表会の様子(関連画像)車内の装飾・吊り革(関連画像)車内の装飾・指はさみ防止ステッカー(関連画像)藤子・F・不二雄の人気キャラがラッピング電車に-「小田急 F-Train」(新宿経済新聞)小田急線に藤子・F・不二雄のキャラクター電車-終点・小田原駅で撮影も(小田原箱根経済新聞)
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