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[29819] 銀坊伝/『銀河お坊っちゃま伝説〜若様トーマスくんの冒険〜』(銀河英雄伝説ほか2次)
Name: 山懸三郎◆ddd5f1eb ID:55a6cbb5
Date: 2011/09/21 13:05
(2011.09.19初稿)
本作は、銀河英雄伝説の世界をメインとするクロスオーバー作品です。

「ルドルフ大帝以来の武門の名門ロットヘルト伯爵家の嫡男に生まれた貴族の若さまトーマスくん」というオリキャラが主人公。

銀英伝の原作では、 上級貴族の子弟でありながら、みずから積極的にラインハルト陣営に組したのはイザーク・フォン・トゥルナイゼンただひとりでした。

本作では主人公兄弟も加え、「武門の名門の門閥の宗主」である主人公トーマス、トゥルナイゼン、主人公の弟シュテルンの3人が、それぞれ自分の一門を率いてラインハルトをかつぎ、原作の史実から歴史の歩みを分離させていきます。

「門閥貴族からの好意を受け入れるラインハルト」や、門閥貴族の一員である主人公たちが帝国貴族階級をダメだこりゃと判定していくプロセスなんかを説得力をもって描くことができるかどうかにこの作品の正否がかかっていると、作者としては考えています。

生あたたかく見守っていただけるとうれしいです。

また、ストーリーを語り進めることのほかに、原作の記述を膨らませる形で
 ・帝国貴族の人間関係や私設艦隊の組織、正規軍の組織機構に対する門閥貴族の支配や干渉
 ・第2次ティアマト会戦の敗北が貴族階級にあたえたダメージ(帝国貴族の統治能力の喪失、
  貴族の私設艦隊の武力の空洞化、正規軍に対する支配力の衰退など)
 ・正規軍の内部における平民出身者の台頭
などを描いていきたいとも思っています。

それではお楽しみください。

**********************************
メインのオリキャラ、準オリキャラ
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トーマス・フォン・ロットヘルト
 本作の主人公。武門の名家ロットヘルト一門の宗家の嗣子(次期当主)。

イザーク・フェルナンド・フォン・トゥルナイゼン
 主人公の友人。原作キャラ。武門の名家トゥルナイゼン一門の宗家の当主(オリ設定)。

シュテルン・フォン・ミュンヒハウゼン
 主人公の異母弟。武門の名家ミュンヒハウゼン一門の宗家の嗣子。

エーリケ・フォン・ロットヘルト
 主人公の弟。ロットヘルト一門の軍政・内政担当。

ヴィクトーリア
 主人公、エーリケの母。ロットヘルト伯爵家の当主グラッフィン・フォン・ロットヘルト
 (ロットヘルト伯爵夫人)。残念な人柄。婿のカール(主人公・エーリケ・シュテルンの
 父)の浮気に気づき、ロットヘルト家から追放。

カール・ヒエロニュムス
 主人公ら3兄弟の父。浮気相手のフロイライン・アーデルハイトの存在と彼女のシュテル
 ン妊娠が同時にばれてロットヘルト家を追い出され、実家のミュンヒハウゼン男爵家にも
 どる。のちに兄二人が嗣子を残さず戦死したためミュンヒハウゼン男爵家の当主となり、
 シュテルンが嗣子となった。

アーデルハイト(泥棒猫)
 シュテルンの母、カールの現妻。ミュンヒハウゼン男爵夫人。

エドゥアルト・ルドルフ
 イザーク・フェルナンドの父。トゥルナイゼン家の当主の座をイザークに譲って隠居、臣
 下からは「ご先代さま」と呼ばれている。

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分 野 : 銀河英雄伝説ほか2作品のクロスオーバー
主人公 : 銀英伝世界のオリキャラに意識の憑依。原作知識・チート無し。
原 作 : 田中芳樹『銀河英雄伝説』(小説)、デイビット・ウィーバー「紅の勇者オナー・ハリントン」シリーズ、ジェイムズ・P・ホーガン『量子宇宙干渉機』
備 考 :「量子宇宙干渉機」の暴走により、「銀英伝世界のオリキャラ」に「オナー・ヴァースの登場人物」の意識が憑依。

※前作『銀紅伝』との関係
Arcadiaに投降した処女作『銀河紅勇者伝説~ロットヘルト伯爵夫人のリップシュタット戦役従軍記』は、オリキャラの女伯爵ヴィクトーリア・フォン・ロットヘルトに、「離散紀世界」の超チート女提督オナー・ステファニー・ハリントンの意識が憑依し、ガイエスブルク要塞で詰んだ状態を何とかしようと奮闘する物語です。

本作の舞台は、この前作の並行世界で、ヴィクトーリアにオナーの降臨はなく素のまま、ヴィクトーリアの長男トーマス君に憑依が起きます。帝国貴族の組織とかメンタリティとかは、前作『銀紅伝』のそれと共通ですが、前作をお読みになっていない方や原作知識の無い方など、予備知識の無い方でも楽しんでいただけるよう頑張ります。




[29819] プロローグ(9.21大修正)
Name: 山懸三郎◆ddd5f1eb ID:55a6cbb5
Date: 2011/09/21 12:08
(2011.9.19初稿/9.21修正)

宇宙艦隊司令長官室に、イザーク、弟シュテルンとともによびだされた。
ラインハルトが小冊子を示しながらたずねる。
「卿ら、もうこれに目をとおしてきたな?」

ラインハルトが手にしている小冊子と同じものが自分たちの手元にもある。
カール・ブラッケとオイゲン・リヒターにまとめさせたという『社会経済再建計画』のことである。
一昨日、この3人で呼び出され、刷りたてのほやほやの草稿を渡された。そのとき、二日後に意見を聞くから熟読してこい、と命ぜられた。

『社会経済再建計画』は、ラインハルトの依頼により、カール・ブラッケとオイゲン・リヒターがまとめた帝国社会の根本的改革案である。銀河帝国を500年支配してきた貴族階級に対し、彼らの保有する軍事力を接収し、政治的・経済的特権を剥奪して完全に無力化し、帝国の権力構造を根本的に転換することを目指す内容である。

ラインハルトはかねてから貴族階級そのものに不満を持っていて、「あいつらいまに根こそぎぶっ潰してやる」というのを昔から何度も聞かされて来たし、さらに文章をとりまとめた二人というのが、ルドルフ以来の名家の当主のくせに民権拡張を主張して、社交界ではきちがい扱いされているブラッケ・リヒターの2氏だという点で、書かれている内容そのものには驚きはない。

しかし、現政権の閣僚たちや、おれたち三人の一門を除く、帝国貴族の圧倒的大多数を敵に回す内戦がいまにも勃発しようという今のこの時点で、これを世間に公表しようというのだろうか?


「司令長官、これは、どのように使用されるのですか?」

「内戦の勝利後に構築される、銀河帝国のあらたな社会のありようとして、メディアを使って大々的に宣伝していくつもりだ」

ふむ。やはり、改革者として、民衆の支持を獲得しようとするつもりらしい。
帝国の平民・農奴の民度からみて、民衆への人気を権力基盤に組織できるかどうかは難しいと思われるのだが、その点は、まあ、よろしい。「計画」が扱っている分野は、軍事よりもむしろ内政関係の方が主体となっており、宇宙艦隊司令長官であるラインハルトの権限の外にある事項が大部分だ。この計画を具体的に実施していくためには、宰相リヒテンラーデ侯をはじめ、計画が扱っている各項目ごとに、その分野を管轄する各省の尚書たちが、帝国政府の政策として同意・承認していることが必須となるのだが、どうするつもりだろう?


「これはどなたのお名前でだされるのですか?計画が扱っている各項目は、いずれも宇宙艦隊司令長官の職掌からは、はるかに外れている内容であるように思いますが」


「私の所信として、ローエングラム伯ラインハルト名義で公表し、宣伝していくつもりだ」


「宰相閣下や各省の尚書がたに、帝国政府の政策として採用するよう、お求めになるためのたたき台とする……というものではない?」


「そうだ。リヒテンラーデ侯や各省の尚書たちは関係ない。この計画は、内戦の勝利後に私が実行する、私の所信として発表する。」


「ブラウンシュヴァイク公、リッテンハイム侯の一派だけでなく、全帝国の貴族に、いきなり宣戦を布告することになりますよ?」

「うむ。そのつもりで、リヒターとブラッケには、現状との妥協をいっさい考えずに、彼らの理想を力のかぎり追求したものをまとめるように求めた」

ラインハルトは、ローエングラム-リッテンハイム枢軸を内戦勝利後の新体制とするつもりはないらしい。いまのこの時点で、もうすでにリッテンハイム候の一派とも対決するつもりのようだ。

さて、おれはロットヘルト一門15家、友人のイザークはトゥルナイゼン一門18家、弟シュテルンはミュンヒハウゼン一門16家の宗主家に所属し、イザークは当主、おれたち兄弟は嗣子(次期当主)である。この計画に提示されている改革案が実現したなら、おれたち3人の家のような門閥大貴族は、政治的にも軍事的にもなんの権力もない、一般貴族よりはやや多めの年金をもらうだけの、無力なお飾りとなり果てる。

「それで、"計画"にはどのような感想をもったか?」

この質問は、"計画への感想"ではなく、"この計画を推進する自分についてくるか?"と聞いているのだ。

俺とイザーク、シュテルン、もう一人の弟エーリケの間では、「帝国を支える武門の名家としての責務」についてかねてから何度も話し合ってきた。ルドルフ大帝が我らの一族に課した「武をもって帝国を支える」という使命を真剣に追求しようとすると、統治能力を喪失し、統治者としての責任感をもたなくなった今の帝国貴族階級は、完全に障害となりはてていることを。

「今の帝国にとって必要な改革です。われら一同ひきつづき一門の総力をあげて閣下を支えます」
「卿らのような"武門の名門"を解体する改革だぞ?」
「承知のうえです」
「そういうことなら、これからもよろしくたのむ」
「承知!」

******************
ラインハルトにああ述べたその足で、おれは今、イザークやシュテルン、エーリケとともにブラウンシュヴァイク公がリップシュタットの別荘で開催している園遊会に参加している。

周りの貴族たちが指差しながら、これみよがしに、おれたちに聞こえるようにひそひそとささやく。
(おや、金髪の襦子の腰巾着がよくもここに顔をだせたものよ!)
(襦子のためにスパイにでも働きにきたのかね!)

彼らがそうささやくのも、まことにもっともな事情がある。
俺とイザークは幼年学校でラインハルトと知り合って以来、一門の私設艦隊や、正規軍部隊のうち、俺たち一門が利権をもっている部隊の中の優秀な人材をラインハルトに提供し、彼自身や、彼が取り立てた優秀な指揮官が武勲を立てるのを、ず〜っっっと支えてきたからだ。
ここは、おれたちがラインハルトと決別したようにみせかける必要がある。

「ご一同、謹聴!謹聴!こちらをご覧下さい」

小冊子『社会経済再建計画』を一同にみえるように振りかざす。

「こちらは先日ローエングラム伯が発表した『社会経済再建計画』です」

そこで、内容を一同に紹介する。この計画が目指すところは、貴族が帝国貴族としての”聖なる義務”を果たすために必要な政治的、経済的、軍事的基盤を奪い取り、貴族階級を無力な飾り物にすることである。
我々は、いままで優秀な軍事指揮官としてローエングラム伯を支え、もり立ててきたが、ことここに至って、ついに決別のやむなきにいたった。云々と。

ひとりの貴族が尋ねてきた。
「貴殿らのご一門は、優秀な人材をずいぶんと襦子めに提供なさってきたろう?」
「はい。彼らにはローエングラム伯のもとを離れるよう求めているのですが、伯に手懐けられて、そのまま伯の手元に残ろうとしている者が多数おります。"庇を貸して母屋をとられる"とはまさにこのことですな。あの恩知らずども……」
「まことに、恥知らずの平民どもは節操に欠けておりますなぁ…」
「はい」

母ヴィクトーリアが、満面に笑みを浮かべて近づいてきた。
「おお、お前たち、それにトゥルナイゼンの若君どの!よう来てくれた!そなたたちがこのまま成り上がりの襦子に与(くみ)してしまうのかと心配しておったところじゃ」
いつものようにシュテルンのみ無視して、おれたちに話しかけてくる。

「あんな成り上がりの襦子と仲良うした誤りにようやく気づいたようじゃの?」
「はい。いままで、ずいぶんと伯をかばい、支えてきたつもりですが、まったく裏切られた思いです」
「そうであろう。賎しい成り上がり者は、おのずから振る舞いも賎しくなるのじゃ!」
「……。」
酒をのみながらしゃべると、つい本音を漏らしてしまいかねないのでもう返事をしないことにしようとしたら、母が大きな巻き紙を差し出してきた。
「ほれ、そなたらもこれに署名せよ!」
巻き紙には、"帝国貴族の聖なる使命"をたからかに宣言した前文につづけて盟主ブラウンシュヴァイク公、副盟主リッテンハイム侯をはじめとする貴族たちの署名が続いている。母は武門の名家ロットヘルト一門の宗主として、盟約の第十二番目に署名していた。父ミュンヒハウゼン男爵の名前も、そのすぐ下の第十四番目に見える。

どこに署名すべきかとまどっていると、母の横(というより盟約書の横かな?)にいたブラウンシュヴァイク公の部下のアンスバッハ准将が教えてくれた。
「まずはイザークどの。トゥルナイゼンのご一門の宗家の当主であらせられるのでこちらに」と、30番目あたりを指しながらいう。さらに、
「トーマスどのはロットヘルトのご一門、シュテルンどのはミュンヒハウゼンのご一門の、それぞれ宗家の嗣子(次期当主)というお立場であらせられるので、このあたりに」と、300番目あたりを、
「ご一門の宗家のご子弟であらせられるエーリケどのはこのあたりにお願いします」と、1000番目あたりを指ししめしてくれた。

俺とイザーク、二人の弟は、アンスバッハ准将が指差す場所に順番に署名していった。

これでおれたち、「リップシュタット正義派諸侯軍」の立派な一員だ。

俺たちの真の任務は、まずロットヘルト一門、トゥルナイゼン一門、ミュンヒハウゼン一門の私設艦隊(封領警備隊)を掌握し、諸侯の私設艦隊に正規軍から出向していたために巻き込まれて貴族連合軍の一員になってしまった士官たち、他の諸侯の封領警備隊の乗員たちを、可能な限り無為の死から救い出すことである。



[29819] 第1話 はじめての行軍演習〜または原作との分岐〜
Name: 山懸三郎◆ddd5f1eb ID:55a6cbb5
Date: 2011/09/21 23:13
母さまはほめてくれると思った。

ちじょう軍の大えんしゅうとして実行された30Kmの山中行軍。
ぼくはまだ子供だから、背嚢も一般の兵隊さんたちよりはずっと軽かったけど、とにかく脱落せず、自分の力で歩き通したのだから。

しれい官のヘクトールおじさんも、さんぼうのみなさんも、兵隊さんたちも、みんな
「若君、よくぞ歩きとおした。」
「坊ちゃん、偉(えりゃ)ーぞ!」
「将来が楽しみだぎゃ」
なんてほめてくれたのに。

母さまは、お屋敷に戻ったぼくの顔を見るなり、金切り声をあげた。

「ヘクトールおじさま?!これはいったいどういうことか!」

ヘクトールおじさんも、ぼくがほめられるところだと思っていたみたいで、自分がいきなり怒鳴られてびっくりしている。

「ロットヘルト家の嗣子(しし)の体が、こんなにも傷だらけではないか!」

そういえば山道でなんどもころんで、顔や腕やひざなんかすり傷だらけだけど、あんまり痛くないし、みんな「名誉の負傷ですぞ」といってむしろ喜んでいた。

「ヴィクトーリア、戦場で受けるかもしれぬ傷にくらべたら、こんなもの傷のうちには入らぬ。こんなかすり傷にも耐えられないようでは人の上には立てぬ。この程度で大騒ぎをしなさんな」

母さまは激昂して、さらにわめいた。
「この程度とはなんですか!それにだいたい武門の名家ロットヘルト家の宗主ともあろう者が、戦場にでたとしても、地上をはいずりまわる必要なんかないでしょう?」

母さま、それはちがう。
正規軍の幼年学校でも士官学校でも、全生徒を対象に山中行軍の訓練をやっているよ。
ふくつの精神は、にくたい的苦痛に耐える精神力の中から生み出されるんだ。

母さまは、ヘクトール叔父さんの指摘をねじ伏せるようにどなった。
「ヘクトールおじさ…、クラインシュタイン提督、もはや貴殿にトーマスを預けることはできません!」
「ヴィクトーリア、この子を甘やかしてつぶすつもりか!」

このままでは、はじまったばかりの、軍人になるための訓練が中止にされてしまう!
かなりまよったけど、もうひとりの弟の名前をだしてみることにする。
「そんなことになったら、シュテルンにおいぬかれちゃうよ!」

シュテルンの名を聴いたとたん、母さまのわめき声がぴたりととまった。

シュテルンは弟のひとりで、母さまではなく泥棒猫という人のこどもだ。ロットヘルトのお屋敷ではなく、「てい都オーディン」という星で、父さまと一緒に暮らしている。
父さまの実家のミュンヒハウゼン家も、ロットヘルト家と同じ「武門の名家」で、シュテルンも軍人になる訓練をはじめたらしい。いつも母さまはシュテルンの名前を聴くと逆上してたいへんなことになるから、ふだんは、父さまから手紙なんかが届いても、内容を母さまには伝えないことにしている。

シュテルンの名前をだして、怒鳴られるかと思ったら違った。
目が据わっていてとてもこわいけど、わめき声ではない、普通のしゃべり方で(ただし声のトーンはとても低かった)いった。

「よろしい、トーマス。泥棒猫の息子などに負けてはならぬ。立派な軍人となって、かならず泥棒猫の息子を部下として従えるのじゃ!」

*****
按に曰く、
この世界のトーマスくんは、異母弟シュテルンくんの名を出すか出さぬか迷ったあげく、持ち出してその結果、軍人の修行を続行することと相成りました。この世界の住人は、だれ一人気づいていませんが、彼のこの決断が、一群の並行世界(原作世界や『銀紅伝』世界)とこの世界を分岐させることとなりました。

瞬間ごとに並行世界が無数に生成されつづけているという物理法則については、佐々木閑『犀の角たち』、ジェイムズ・P・ホーガンの『量子宇宙干渉機』や『未来からのホットライン』などの書物にわかりやすく説かれているので、詳しくはそちらに譲ります。


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