カンボジアどっぷり日記

カンボジアを中心に、ミャンマーおよびASEAN諸国についての情報や時事ネタ、個人的な雑感、その他諸々を無軌道に綴ってまいります。

何だかなあ・・・。

えー、なんと申しますか、ウチの大臣や政府の方もこのブログを御覧になられているそうなので、出来るだけ丁寧な言葉遣いをば・・・。
(翻訳の担当の方は、丁寧な言葉使いで伝えて下さいね!)

さて、何だかよく分からないのですが、このブログのコピーやら私の写真を持って、プノンペン市内で私の事を聞きまわっている方々(日本人です)がいらっしゃる様ですね。日本大使館の職員の方々以外にも・・・。
役所・金融機関・お店など色々な所から情報が入って来るものでして(笑)。

コソコソとそんな回りくどいことをされずとも、直接御連絡頂ければ私からお伺いしますので
時々、警察や軍がガードマンとしてついて来る事もありますが、まあそれは気にしないで下さい。

また、もし夜の飲み屋などでバカ騒ぎしている所に出くわしましても、お気軽にお声を掛けて頂けたらと思います。
首相の甥っ子や、議員や警察や軍のお偉いさんと一緒に飲んでいる事もありますが、まあそれも気にしないで下さい。一杯ご馳走させて頂きますので。

でも、どうしてもコソコソされたいのでしたら、私に分からない様にやって頂けたらと思います
こう見えましても、私はかなり神経質なものでして。
(そこのあなた!ここは笑うところではありませんよ!(笑))

よく誤解されるのですが、私は平和主義者で、ケンカやモメ事は嫌いです
先日も、日本人のコンサル崩れが大臣の呼び出しから逃げた際にも、不審者として警察に逮捕されそうだった所を、日本の恥になるので何とかやめてもらったりもしております。日本人が逮捕されるとやたらと目立ちますので
(そういえば鈴木さん、「日本に帰るから大臣に会えない」と言われましたが、出国記録が見当たらないそうなのですが。もしかして大臣にウソをついたのですか?その後、電話をしても、コールは鳴るのに出てくれませんし、名刺の事務所所在地には事務所も看板も無いそうなのですが・・・。)

私は自分に非があれば素直に謝る人間です。ただし、理不尽な事は許せない性分ですし、売られたケンカは買います。

ただ、不毛な事は疲れるだけですので、出来るだけやりたくありません。
そこの所をどうか御理解を頂けます様、よろしくお願い致します。


大臣、こんな感じでよろしいでしょうか?


反響ありすぎですがな(一部修正)。

先日の記事には思った以上の反響があった様でして、先程大臣から連絡がありました。

「お前のブログを読んだという日本大使館の人が二人、本当かどうかの確認に来たよ。まあ大使館は良いんだけど、他にも色々な日本人から政治家とか役人のツテを伝ってたくさん問合せが来て凄く面倒だから、しばらく俺の写真を外しておいてくれるかな。ホントに仕事にならないんだよ。」

うーん、そうでしたか・・・。まさかの御迷惑をお掛けしまして大変申し訳ありませんでした。
という事で、大臣の写真は記事ごとしばらく閉じておく事にしましたので。御容赦下さい。

でも反響が大きかったのは、間違いなく二階堂さんの影響ですよ(笑)。

今思うに、日本大使館には先に御報告に行っておいた方が良かったですね。
突然の事だったため、ウッカリしてしまいました。申し訳ありません。

もし日本大使館の方がこの記事を御覧になられていましたら・・・。私は何かある度に(例えば国王謁見やヘン・サムリン下院議長への表敬訪問など)、いつも日本大使館へ御報告にお伺いしておりますので、過去の訪問記録を御確認頂けると幸いです。今回は本当にウッカリしていましたが(汗)・・・。
なお国王謁見の際には、H.E. Hor Monirath在日本国特命全権大使からGRATIS VISA(Remarksは王宮招待のCourtesy)をいつも頂いております。

それにしましても、今回の記事の反響の大きさには本当に驚きました。

私は相手が誰であれ、腹を割って本音でぶつかるのが身上でして、そこを気に入られて大臣の秘書になったのですが、親分にご迷惑を掛けるのは本末転倒ですので、これからはもう少し考えて(?)、控えめに発言して行きたいと思います。

とはいえ、怪しい輩はこれからも引き続き叩いて行きますが(笑)。



よくいる詐欺師

ここの所、カンボジアに生息する怪しい日本人の話ばかりで何とも恐縮なのですが、今回も懲りずにその手のお話です(汗)。
最近やたらと怪しい日本人が増えており、それだけ被害者が増えているものでして・・・。
その内、カンボジアで活躍する日本人とか、カンボジアのクラブシーン(笑)などもご紹介したいと思っていますので、気長にお待ち下さい。


さて、カンボジアで徘徊している怪しい日本人によくあるパターンなのですが、「自分は偉い人の友人だ」とか、「偉い人の親戚(兄弟・子供など)と付き合いがあって、特別なコネがある」などと言って、何かしらの事業を持ちかけてくるというのがあります。
まあ、偉い人に一度会ったくらいで友人・知人扱いしているのがほとんどの様ですが(笑)。


そういった連中の中でも、フン・セン首相やソック・アン副首相の友人だとか親戚だとか言って投資話を持ってくる連中は、間違いなくニセモノです
なぜかといいますと、首相と副首相は、たとえ家族・親戚であっても自分の名前を勝手に出す者を許しませんので、首相・副首相に近い人ほど名前を出せないのです
そんな事すら知らず、安易に首相・副首相の名前を出す人は、自分がニセモノだと言っている様なものです。


実は私は、首相の甥と仲が良く、よく一緒に遊んでいたりします。彼はそこそこ地位のある軍人ですが、とても付き合いの良い好青年です。彼は誰と会っても自分が何者であるかは言いませんし、私も特に誰にも言いません。
彼ら首相の親族は、自ら首相の名前を出したり、首相の親族である事を言いません。まあ娘さんは実業家としても有名なので、会えば誰でも分かってしまうのですが。


もし、首相や副首相の名前を出す輩が居ましたら、

「たとえ家族・親戚であっても、首相や副首相の名前を勝手に使う事は禁じられているのを知っていますか?警察に捕まりますよ。」

と言ってみて下さい。
それでも「自分は大丈夫だ」と言ってきましたら、
「念のために、内閣官房副長官の秘書(つまり私)にあなたの事を確認してもらいます。」
と言ってみて下さい。まず逃げ出しますので(笑)。
それでも大丈夫と言ってきましたら、本当に確認しますので

日本は不景気で、レベルの低い詐欺師は日本国内ではやっていけないため、これから発展しそうで、しかも情報の少ないカンボジアなどは、そういった不逞の輩の絶好の繁殖場所になってしまうのです。
裏返して言いますと、そういった連中が多くなっているという事は、カンボジアが発展していて、将来性も明るいという証拠でもあったりするのですが・・・。

どうにも複雑な気持ちになります。



早速妙な噂を流されています(笑)。

先日、詐欺師・ブローカー・コンサル崩れに御注意下さいとの記事を書きました所、早速あちこちで妙な噂を流されています(笑)。

まあ、こういった事は以前からもよくありましたし、二階堂さんからも以前に「おかしな奴ほど騒ぐものだから、そういった輩は無視するのが一番」と言われましたので気にもしないのですが、私と同名の有名な組長さんと親戚ではないか、という話が出ている様でしたので、これだけはこの場をお借りして否定させて頂きます

もちろんその組長さんの名前は存じておりますし、ネットゲリラの山田さんからも「あの組長さんは元々は伊豆の名士の家柄だ」とか「出家して、しばらく東南アジアにいた」といった余計な情報はお聞きしていますが、お会いした事もありませんし、ましてや親戚などという事はありませんので

いやはや、人の口には戸は立てられないとは言いますが、思いもしない事を言われるものですね(汗)・・・。

それにしましても、私のブログがカンボジアに巣食う変な連中にも意外と読まれている事が今回の反響からよく分かりまして、何とも面白い限りです。


詐欺師・ブローカー・コンサル崩れに御注意!!

昨日の記事は早速多くの方々から反響を頂きました。

また、多くの方からカンボジアに巣食う 詐欺師・ブローカー・コンサル崩れ の情報を頂きました。私も知らない情報も結構ありまして大変勉強になりました。
ありがとうございました。m(_ _)m
どうやらカンボジアに関する情報が少ないために、情報収集している内に変な輩に当たってしまう方が結構いらっしゃる様ですね。

最も御質問を頂きました『カンボジアに巣食う不逞の輩』について、もう少し詳しく説明してみたいと思います。

カンボジアに進出しようと考えている日本人・日本企業から金を巻き上げようとする不逞の輩を、私はその特徴に応じて便宜的に詐欺師』『ブローカー』『コンサル崩れと大きく3つに分類しております。
その三者の特徴を簡単に説明しますと、


詐欺師
特徴としましては、友人だといってカンボジアの有力者や政府機関の役人の名前をよく出す。やたらと話が大きい。カンボジアに顔が利くという事をやたらとアピールする。誰が作ったか分からない、それらしい資料を出してくる(良く見ると内容は稚拙)。手付金やワイロが必要だと言って大きな金額を先に要求する新たに事業計画書やスキームなど書類の作成依頼をすると何とか避けようするか稚拙なものしか作れない。細かく話を突っ込んで行くと矛盾や稚拙な点が沢山露呈してくるが、話を上手くスリ替えてごまかそうとする。個人の資産家などをよく狙う
長年カンボジアでうろうろしているが実績を上げた事が無い
↑重要!
カンボジアでよく名前が出てくる有名どころ(笑)の詐欺師は、加茂(賀茂)と東京の千葉(※注 私もお世話になっております、横浜で学習塾を経営されている千葉様とは別人です。紛らわしくて申し訳ありません。)。
時々、カンボジアの現職の議員や役人と組んで騙しに掛かる連中もいます。

ブローカー
本来欧米などでは、『ブローカー』には専門知識を持ったプロフェッショナルという意味があったりするのですが、日本では『不動産ブローカー』に代表される様に、『専門知識が無く、情報を右から左に流してそれで鞘抜きしようとする素人』を意味します(私が『ブローカー』と言っているのはこの意味です)。
このブローカーの中には悪意の無い人も意外と居るのですが、提案力も企画力も無い場合が多く、また、間に何人もブローカーが数珠つなぎで繋がっていたりして話が伝言ゲームの様になってしまい、結局上手く行かない場合がほとんどです
ブローカーは、日本人・カンボジア人ともに沢山存在します。手付金やワイロが必要だと言って大きな金額を先に要求してくる場合もあります。
話を進めている内に何人も『関係者』が出てきたら、すぐにでも話を打ち切りにした方がよろしいかと思います。

コンサル崩れ
実はこれが一番の問題だったりします。
よくあるパターンとしましては、以前は大手企業や政府関連機関などに所属してカンボジアで仕事をしていて、その後に独立してカンボジアに居ついている人です
以前は組織に所属していた時には大きな仕事をしていた人が多いのですが、個人ではほとんど実績が無かったりします。個人としては優秀な様ですが、大きな看板がないと何も出来ない、というタイプの人です。
この人たちは大きなお金を騙すという事はあまり無い様ですが、クライアントからすると「費用を掛けた割には上手く行かなかった」という事が多く、結果的に被害が大きくなってしまいます
これの本当の問題は、仕事ができる人と出来ない人の区別が付きにくい事です。どちらも書類作成や説明が上手かったりするので、なかなか判別が出来ません。困ったものです。

余談ですが、これは国際協力銀行(JBIC)に勤めている友人から言われた話なのですが、
「そもそも東南アジアに行かされるのは本流から外れた連中で出世の見込みが無いから、辞めて派遣先の国に根を下ろす事がよくあるのよ。でも、基本的に仕事は出来ないから、お金に困って詐欺師紛いのコンサル崩れになる事が多いね。」
だそうです。
ちなみに私はここから『コンサル崩れ』という言葉を使うようになりました(笑)。


言うまでも無い事ですが、本当に仕事の出来る、真面目な人も存在します。ただ情報を集めた限りでは、全体から見ると数%も居ないのではないかと思われますが・・・。

なお、長年カンボジアに居るからといって信用の目安にはなりません
カンボジアは生活費が安いので、居るだけなら誰でも出来ますから(笑)。

もうひとつ余談ですが、詐欺師・ブローカー・コンサル崩れには、

・事務所を持っておらず(名刺に書いているだけ)、打ち合わせは
  主にホテルやレストランなどでやる
・事務所があっても会社の看板が出ていない
 (知り合いの事務所を間借りしている等)

という場合もよくあります。

看板が出ていないという事は、ライセンスを取っていないか、当初は取っていても納税しなかったためにライセンスを取り消されたか、という事が考えられます。
いわゆるモグリというやつですね。

カンボジアに進出をする際に本当に必要になるのは、

・日本とカンボジアとの間に存在する文化・法律・税制などの
  ギャップを埋めるテクニックやスキーム作りのノウハウ
 (場合によっては法案提出も)
・カンボジア政府との調整能力

この2点です。

カンボジアでは、法人設立を含むほぼ全ての事業がライセンス(許認可)制になりますので、どんなに素晴らしい事業計画書があっても、政府を納得させられず、希望するライセンスが発行されなければ全く意味がないからです
もちろん、日本から見てカンボジアサイドに未成熟かつ非常識な問題がある事も少なくありません(というかそれがほとんどですが・・・)。でも、いくら「それはカンボジアのやり方がおかしい!」と言っても埒が明きませんし、無意味です。


カンボジアの偉い人といくら仲が良くても、それが意味を為さないのは上記の様なテクニックやノウハウが必要だからです。ただ単に偉い人に紹介されれば何とかなるというものではありませんので

くれぐれも御注意頂きたいと思う次第です。


カンボジアへの進出を御検討されている方は、ご遠慮なくこちらまで御連絡下さい。

直接政府にお繋げし、法人設立や各種手続き、各種許認可の取得、課税軽減措置などなど、最短かつ最善の提案と手続きを致しますので。


日本企業がカンボジアへ進出する際の思わぬ障壁

最近、毎日の様にソック・アン副首相の秘書の方(といっても大臣)と連絡をとっていまして、色々な話を伺っています。

ランドコンセッションの件で日本企業が進出しやすくなる仕組みを提案しました所、「今後、日本企業にはそのやり方を採用する。よく分からなかったらキミに相談するから。」と言われました。

ついでに、面白い話をされました。

「実はちょっと前に、日本からキティの会社(サンリオ?)の社長が来て、カンボジア関係のグッズを作って販売するという話があったのだけど、許認可の申請のやり方の話をしたら、『そういうやり方は出来ない』と言って帰ってしまった。あの時に居たコンサルも通訳も何が問題なのかを理解出来なかった様だ。あの時にキミが居てくれたら良かったのに。」

なんと、そんな話があったのですか!
カンボジアでもキティちゃんは大人気です。偽者も大量に出回っているくらいですので、きちんとした本物が出てくると大きなビジネスになったでしょうね。

しかし、カンボジアのやり方(特に契約や支払いの手続きの仕方や仕組み)が日本のやり方(特に税制)に合わないため、今のやり方のままでは、きちんとした企業ほどカンボジアへの進出には難色を示すでしょう。日本の税務署に認められない可能性がありますので。

では、『従来のやり方でも大丈夫でっせ!』という豪腕の会社だと良いのかというとそうではなく、カンボジアでは本物と詐欺の区別が付きにくいため、今度は騙されてしまう可能性があります。

以前、三菱(自動車?)とフタバという会社が、カンボジアで代替燃料作物の大規模栽培をやるために土地を購入しようとして詐欺にあったらしい、という話もお聞きました。


他にも色々な話を伺いましたが、ビックリする様な話ばかりでとてもここでは書けません。
まだまだ改善すべき仕組み上の問題点がある事が分かりましたので、これから一つ一つ改善案を提案して行きたいと思います。

長年日本で経営コンサルをやっていた経験が、こんな所で役に立つとは思いませんでした(笑)。

ちなみに、カンボジアへの国別の投資総額(援助を除く)では、なんと日本は中国の1/40韓国の1/20国別ランキングではカンボジアで存在感が全く感じられないイスラエルにすら負けて12位だったりします。

改善案の提案はボランティアみたいなものですが、何はともあれ結果的に日本企業の進出がより安全かつ容易になれば何よりだと思っております。はい。


カンボジアの進学事情

7月25日から27日の3日間、カンボジアの中学3年生と高校3年生にとって人生を大きく左右する一大イベント「卒業試験」が始まりました。
カンボジアでは卒業試験の成績でほぼ進路が決まってしまうため、どの学生も必死です。
この試験期間中は、学校はもう中3・高3年生のためだけにある様なもので、他の学年は休みになります。

あまりに重大な試験のために多種多様なカンニングも横行しています。
アンチョコ本を持ち込むのはカンニングの王道ですが、最近は学校の門で持ち物検査をされるためこの方法は下火になっています。最近は検査が厳しいらしく、持ち込みにも罰則があるそうで、持ち込もうとしてあきらめたと思われるアンチョコ本が門の前の通りに大量に捨てられていたりします(笑)。

ここ最近では、携帯電話のワイアレスイヤホンマイクを利用して、分からない問題を外の人に聞いて教えてもらうという中々進んだカンニングが流行っています。このワイヤレスイヤホンマイクは耳に入れて使うのですが、耳に入れているのがバレない様に、この方法を使う学生はこの日に向けて髪を伸ばしたりします(笑)。

あまりにカンニングがひどいため、この試験期間中は学校の周辺の道路は警察によって閉鎖され、学校周辺の人が集まれそうな店も強制的に休業にさせられます

ちなみにこの「強制休業」は表向きは「協力のお願い」となっているのですが、「何があっても補償できない」「場合によっては店の設備を没収することがある」などと「協力のお願い」と銘打たれた書面にハッキリと書かれていますので、周辺の店は休業せざるを得ません。
また警察も常に学校周辺を巡回しており、学校の周辺で人が集まっていると解散させられます。


私はプノンペンのBak Touk という所に住んでいるのですが、ここはカンボジアで一番の学生街でして、Bak Touk 小学校・中学校・高校(大きい学校です)を中心に沢山の進学塾が軒を連ねています。
当然の事ながら本屋などもあったりするのですが、ここの本屋では試験対策のアンチョコ本が沢山売っています(=答えが見つけやすい)ので、外部から答えを教える人たちがこの周辺に自然発生的に集まります


外部カンニング←これはその現場です(笑)。
試験を受けている学生は分からない問題を携帯電話で外にいる友人達に聞き、外にいる友人達がその答えを調べて伝えるというやり方をしているのですが、学生達が受けている試験の問題は同じですので、外で答えを調べる人たちはお互い全くの赤の他人にも係わらず情報交換をし合うようになるという、妙な一体感が醸し出されています(笑)。

時々警察が巡回してくると、みんな蜘蛛の子を散らすように居なくなります。
でも、警察がいなくなるとすぐに戻ってきます。日本では考えられない面白い光景です。


もちろん、カンニングがバレた学生は大変な事になりますが、そんな事は言っていられない事情がありますので、もう必死です。

ナゼかと言いますと、カンボジアの良い学校に入る場合には、入学試験よりも卒業試験の成績の方が重視されるからです。
つまり多少入試の成績が悪くても、卒業試験の成績が良ければ希望の学校に進学出来る可能性が高いのです。


ではカンニングで卒業試験の成績が良ければ良い学校に入れるのか、というとさに在らずだったりします。
例えばカンボジアには百数十の大学があります。その頂点はカンボジアの東大と言われる王立プノンペン大学です(その次はメコン大学です)。
こういったトップクラスの大学には、当然の事ながらカンボジア中から卒業試験の成績が最高ランクの学生達が集まり受験します
となりますと、卒業試験の成績ではほとんど差が付きません。
結局、トップクラスの大学では入学試験の成績が決定打になりますので、いくらカンニングで卒業試験の成績を嵩上げしたところで、入試では歯が立ちません(入学試験でカンニングするのは至難の業です)。


とはいえ、トップクラス以外の大学に入る場合には入試よりも卒業試験の成績の方が幅を利かせますので、カンニングは多少のリスクを犯してでも学生にとって非常に意味がある事になります(笑)。

結果的に、プノンペン大学やメコン大学といったトップクラスの大学には本当に優秀な学生が集まりますが、それ以外の大学では???という現象が起きてしまいます。


余談ですが、先日、某国立経営大学の学長をやっている友人に、「もう一回勉強したいから、大学に入れてよ。入試免除で。」と冗談で言いましたら、「何をボケた事を言っているのか。お前は経営コンサルの専門家なんだからウチの大学で講師をやれ。」と言われました(笑)。「クメール語は話せないので・・・。」と言いましたら、「じゃあ早くクメール語をマスターしてくれ。何だったら英語で授業してもいいぞ。ウチの学生はみんな英語が出来るから。」と。さすがに大学で授業が出来る程の英語力は持っていませんので・・・(汗)。

東南アジアでは普通に何ヶ国語も話せる人たちがいます。ウチの隣の蟹スープ屋のおばちゃんでも、クメール語・ベトナム語・中国語・英語(かなり訛っていますが)を話します。植民地になった経験のある国の人たちは外国語の習得能力(必死さ)が違う様です。

学生達はその能力を勉強に生かせないものかと思ったりするのは、まあ余計な御世話なのでしょうね(笑)。

カンボジアの物価について

先日、カンボジアの国家統計庁から今年5月の物価上昇率(対前年同月比)が発表されました。
昨年の5月と比較しまして、今年は6.5%の上昇となっていました。

この物価上昇の主な原因としては、農産品の国際価格が上昇した影響が大きい様です。

また今年の2月には、中東情勢に影響されて国際マーケットで石油価格が上昇した際に、カンボジアでも急に20%ほどガソリンや軽油の値段が上昇しました。
カンボジアの物流はほとんどトラックや車だけですので、ガソリンや軽油の価格上昇はそのまま物流コストの上昇に繋がり、あらゆる物価が徐々に上昇することになります

ガソリンや軽油の価格は、2月に急に上がった後も徐々に上昇しております。
ガソリンの価格で言いますと、1月には1リットル4070リエル($1は大体4000リエルです)だったものが、ニューヨーク市場の国際石油価格が110ドルを突破した2月には5000リエルを超え、7月現在では5500リエルほどです。


カンボジアの通貨リエルは、ほぼドルにペッグされております。
といいますか、実はカンボジアで使われている通貨の90%以上がドルだといわれており、カンボジアはほぼドル経済圏だったりしますので、昨今のドル安(とコモディティ価格の上昇)はダイレクトにカンボジア経済にモロに影響を与えます。

また、タイやベトナムなどの周辺国でも物価の上昇が顕著で、それもカンボジアの物価に影響を与えている様です。

例えば、ベトナムの物価上昇率(対前年同月比)は5月・6月ともに約20%に達しています。
今、カンボジアにはベトナムからの出稼ぎが非常に増えています。
カラオケやクラブといった分野でも出稼ぎのベトナム人女性を多く見かけます。彼女たちにベトナムの状況などを聞きますと、仕事も無い上に物価も高くなってとても生活できる環境ではないとの事でした。


なお、国際通貨基金(IMF)では、2011年のカンボジアの物価上昇率を5.2%と見込んでいます。
周辺国と比較するとまだ高くありませんが、今後の為替次第では大きく変動する可能性があります。


最近の為替を見ていますと、ドル以上にユーロがヤバイ感じですね
何だかカンボジアの経済をウンヌン言っている場合ではなく、世界経済の方ががマズイのではないかという気がしています。
世界的な食料危機も懸念されていますし、中国のバブル崩壊も近い感じですし・・・。

しばらくは、どこもかしこも油断が出来ない状況が続きそうですね。


ウェブ論壇BLOGOSに掲載されて

先日、ウェブ論壇として有名なBLOGOSの編集の方から、私のブログ記事の掲載承認を求める連絡を頂きました。
私のブログはご覧の通り、独断と偏見に基づいて好き勝手な事をただ書き散らかしているだけのものですので、著名な評論家や学者の方々が論説を発表されている場所に掲載されるのは何とも恥ずかしかったのですが、これも良い経験かと思い了解しました。

その後、翌々日あたりからいきなりアクセスが急増!
以前、日本に入らないリステリンの事を書きまして、それについてのやりとりが二階堂ドットコムで掲載された時に匹敵するアクセス増加数です。
おまけに、ツイッターや色々なサイトで引用されたり論じられたりで、嬉しいやら恥ずかしいやら(冷汗)・・・。

ちなみに、先日のタイの総選挙についての話もこんな感じで掲載されました。
(この記事についても、「的確で分かりやすい」と多くの方から御好評を頂きました。)
ありがたい事に、このBLOGOSに貼られているリンクから、多くの方がブログの方にまで来て下さった様でした。

ブログをやっていて何より嬉しいのは、御覧頂いた方々から御意見を頂く事です。
二階堂ドットコムに掲載された時も多くの方から沢山御意見を頂いたのですが、今回のBLOGOS掲載後もそれに負けず劣らず多くの御意見メールを頂きました。

今回非常に興味深かったのは、BLOGOSの読者(と思われる)方々からの御意見は今までと少し趣が異なり、評論家の方や大学の先生、出版社の方、研究者、某省庁の方、ナゼか医療関係者といった方々からかなり細かい質問や具体的な御意見を頂いた事です
驚くべき事に、BLOGOSに掲載されていない(ブログにしか書いていない)記事につきましても多くの御意見を頂きました。何とも恐縮です(汗)・・・。

文句やクレームの類は全く無く、お褒めの言葉や建設的なご意見、鋭いツッコミを沢山頂きました。大変勉強になると同時に、ますますやる気が出てまいりました。

多くの方々から御質問や御意見を頂き、建設的な意見交換が出来るのは本当に楽しく、ありがたい事です。
一個の脳みそで考え付く事なんてのはタカがしれていますからね。

今回、今まで出会う機会も無かった様々な方々と新しい交流が始まったのも嬉しい限りです。
おかげさまで、脳みその普段使っていなかった部分も刺激されまくっています(笑)。

この様な貴重な機会を頂いたBLOGOSの編集の方に、この場を借りて御礼申し上げる次第です。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
m(_ _)m

タイ総選挙の結果が意味する事とカンボジアへの影響について

隣国のタイで7月3日に実施された下院総選挙(定数500)で、親カンボジアだったタクシン元首相の妹:インラック氏(美人!)が率いる野党・タイ貢献党が圧勝し、インラック氏がタイ初の女性首相となる見通しとなりました。
これを受けて、クーデターで国外追放されてドバイに亡命中のタクシン元首相も、国内の様子を見て、そう遠くない内に帰国する事になるかと思います。

この選挙結果には非常に大きな意味があります。


タイではずっと、都市農村エリート層非エリート資産家貧困層国王の諮問機関民主派、といった複雑な対立軸が多く存在しています。
2006年の軍の反タクシン派によるクーデターによってタクシン首相が失脚した後はその対立軸が表面化し、たびたび暴動が発生する様になりました。

このタイ国内の対立軸を、タクシン派とアビシット派に集約して簡単に説明しますと、


タクシン派・・・農村部、貧困層による支持。
           特に貧困層の間では絶大な支持がある。
アビシット派・・・軍、官僚、インテリ層、資産家層、国王諮問機関による
           支持がある。


という言う事が出来ます。


脱線しますが、日本人にはこの国王諮問機関といいますかタイ国王の立ち位置というのがあまり理解出来ないかと思いますので、これまた簡単に説明しますと、タイではプーミポン国王(ラーマ9世)の影響力がかなり強いという特殊な事情があります(日本ではナゼか「プミポン国王」と表記されます)。
タイは日本や英国と同じ立憲君主制ではありますが、かなり趣が異なります。

タイで国王は国家元首であり、軍の最高位者(総帥)であり、タイ仏教の頂点でもあります。
また、国王はその行為に関して「何人も問い詰めたり告訴する事は出来ない」と憲法に定められており、大変な権限を持っています。

大きな力を持つタイ国王ですが、特にプーミポン国王は特別と言われています。
もともとプーミポン国王は軍事政権の傀儡として即位(1946年)したのですが、東南アジアの混乱期(1960~1970年)に政治的手腕を発揮してタイを治めタイの発展の基礎を築きいつのまにか軍をも押さえ込む影響力を持つに至りました。その実績から国民の支持も絶大です。


プーミポン国王の実績と、それに基づく国民の支持率の高さに加え、今でもプーミポン国王の政治的手腕(法的権限を越えた影響力を含む)に頼らざるを得ないタイ特有の事情から、とにもかくにもプーミポン国王の影響力が大きいのです
その国王によって委任された国王諮問機関(枢密院など)は自ずと法的権限を超えた影響力を行使する様になります。最近では新たな支配者になっているともいわれ、国民の反発も大きくなっております。


余談ですが、このプーミポン国王の即位に関わる話(特に謎の多い前王ラーマ8世の殺害事件)に触れる事はタイでは今もタブーで、人前で話すと国王不敬罪で捕まる事があります。


話を元に戻しまして、
選挙で惨敗し辞任するアピシット首相の支持層は、タイで大手を振るう軍・官僚・インテリ層・資産家層・国王諮問機関です。今回の選挙結果は、彼らに対して国民がNOを突きつけた現れだという事が言えます。
ちなみにこの大差での勝利は、歴代政権が出来なかった軍による干渉を退けられるのではないかとも期待されています。

さて、この選挙結果がカンボジアにもたらす影響ですが、親カンボジアでもあるタクシン派(タクシン氏はカンボジアのフン・セン首相の親友でもあります)が政権を取る事になりますので、今後は色々と良い影響が出てくるのではないかと期待されています。

まず考えられるのが、国境問題で今も続くプレヴィヒアでの戦闘の終了と、事実上国境閉鎖状態で途絶えている交易の再開です。
この問題は早々に何らかの答えでるかと思います。


ただ、今も最大の懸案がやはりタイ側にあります。
それは高齢のプーミポン国王の体調王位継承問題です。

影響力が大きく、長期に渡ってタイを治めてきた巨大な存在であるプーミポン国王がもし崩御されると、その穴を埋められる人物は居ないと言われています。

また、プーミポン国王は世界最大の資産保有者でもあります。


王位継承権を持つワチラーロンコーン王子とシリントーン王女は不仲で、それぞれの支持者の間ではすでに小競り合いが起きているそうです。

カンボジアとタイの関係は少し明るくなりましたが、まだまだ油断できないかと思っております。

日本政府の頼りなさと韓国政府の積極性

先日、経済物理学の研究者の方から、大企業(富裕層)はより裕福になり、中小零細企業はなかなか報われず、どんどん格差が生じてゆく仕組みを教えて頂きました。

どうして格差が生じるのか?

例えば企業間取引で簡単に説明しますと、まず、


①企業は財力という一元化したパラメーターで見られる。
②取引相手には、取引相手の数が多い企業ほど選ばれやすい。
 (取引をこなした数は、そのまま信用に繋がる。(Barabasiの論文の企業ネットワークへの解釈))
③取引は万有引力型取引金額で行われる。
 (財力の有る企業や人ほど、財力のある相手と取引をする。)


という企業間取引の原則があります。

経験則でも何となく理解できるかと思うのですが、上記原則に基づいてスーパーコンピューターで仮想人格を100万人ほど用意してシュミレーションしてみますと、取引を重ねるごとに格差は拡大して行くそうです。

結果的に、マルクスの資本論やマックス・ヴェーバーの言う資本の自己増殖や資本の蓄積といった資本主義の仕組みを裏づけしてしまう結果になってしまう様ですね。


日本の場合、日本の企業のほとんどを占める中小零細企業の取引を拡大させるためには、上記②の信用力と、③の財力を、何らかの手段で補填する必要があります

中でも、政府が主体となって零細企業に取引相手を紹介していく様な②の支援が一番必要になります

なのですが、日本政府は中小零細企業の取引拡大のための施策はほとんど何もやっていません。
(ちなみに、国の助成金や保証協会付きの融資は③の補填に相当します。)


実は私は、カンボジアで日本企業とカンボジア企業とのビジネスマッチングもやっていますので良く感じるのですが、例えば韓国などは国としてのバックアップも凄まじく、韓国政府は、韓国企業とカンボジア企業とのビジネスマッチングそのものにも積極的に関与して来ます。

これは韓国政府による上記②(信用)の補填に当たります


例えば、韓国企業とカンボジア企業が提携してプラントを作る、などという事になった場合、韓国企業には韓国輸出入銀行がすぐに融資してくれます
200億円くらいでも約1ヶ月で審査が完了し、融資が実行されます。


また、カンボジア企業には上記の②と③が不足する場合が多いのですが、韓国政府は様々な手法を使ってこの不足を補填します。

例えば、様々な手を使ってカンボジア政府の保証や裏書を取りつけたり、建設後のプラントの運用に参画して運用利益から投下資金を回収する仕組みを作ったり、といった感じです。

取引相手の信用力や財力の不足分を韓国サイドで補填し、取引を活性化させるというスキームです

さすが韓国は「大統領がトップセールスマン」と言われるだけの事はあります。


日本の場合はとてもこうは行きません。日本政府の働きかけというのは現場レベルで聞いた事もありません。
何といいますか、日本政府はこういった現実を認識しているのでしょうか?

発展著しいインド市場で、日本企業が韓国・中国企業の後塵を拝する羽目なったのは、上記と同様の理由があります。
(インドでは、未だに日本企業のシェアは低いままです。)


一体全体、我が日本政府は何をやっているのでしょうか?
韓国政府の自国企業へのバックアップの凄さを見るにつけ、泣けてきます。


今カンボジアでは、カンボジアを利用した韓国企業による大規模なマネロンと、韓国政界にまで及ぶ不正の発覚で韓国企業の動きが鈍っています。

日本企業にとっては今がまさにチャンスなのですが・・・。


タイの面白さ

よくある事なのですが、最近また隣国のタイがカンボジアに対して面白い事をしています。

昨年末、カンボジアに国境侵犯し、しかも軍事施設内でスパイ活動の現行犯で逮捕されたタイ人(現在カンボジアで裁判中)がいるのですが、そのスパイの扱いについてタイ政府が漫才の様な事をやっています

そのやり取りが面白いので、時系列で簡単にまとめてみますね。

2010年12月29日、国境侵犯・違法測量・軍事施設侵入などのスパイ行為の現行犯で、タイ人7名がカンボジア軍に逮捕される。

2011年6月7日、タイ国内でカンボジア人男性1名が、スパイ容疑薬物濫用容疑で逮捕される。
(薬物を濫用するスパイって・・・。)

6月10日、カンボジアの外務省はスパイ行為を否認。 不当逮捕の可能性もあり、容疑者本人から事情を聞く事に。

6月15日、フン・セン首相が、「タイの外務大臣から、『カンボジアで拘留中の7名の内の2名を、タイで拘留中のスパイと交換して欲しい』という申し出を受けた。」と発表。首相は、「交換など断じてありえない。まず裁判所の仕事が先である。タイは司法の独立を何と考えているのか。」とタイ政府を批判。

6月16日、タイのアピシット首相が、「スパイ容疑で拘置中のカンボジア人男性が脱走した。」と発表。「スパイだったのが本当だったから脱走したのだ。これでスパイ容疑がでっち上げではなかった事が証明された。」と述べる。

16日同日、タイ軍の報道官補は、「脱走があったというような報告は担当者からまったく受けていない」と発表

うーん、今回もなかなか笑えます。

ちなみに、カンボジアの軍施設内で現行犯逮捕されたタイ人7名の内、タイ側が交換を求めた2名は、民主市民連合(黄服派)の男性幹部とその女性秘書なのだそうです。

なんといいますか、相変わらずタイのグダグダぶりが健在で安心しました(笑)。

よくタイは「微笑みの国」と言われますが、「お笑いの国」の方がしっくりする気がします。
 

以前にも書きましたが、タイは何とか国民の目を外に向けさせたくて、何かとカンボジアにイチャモンをつけてきます。
新聞を見ているだけでも中々笑えるのですが、これだけグズグズな話をでっち上げてでも国外に国民の目を向けさせたいというのは何なのでしょうかね?

さてタイは次回、カンボジアに何を仕掛けて来ますでしょうか?


海外進出を検討する際の注意点

前回のカンボジアに進出する際に~の記事には色々な方から色々な御意見を頂きました。

大切な事ですので、話をまとめ&補足させて頂きますね。

まず、海外進出を考える際に要注意の人物としましては、

①情報を持ってくる専門知識の無いブローカー(主に日本人)
②情報を提供する仲介者または紹介者(主に現地の人)

です。気をつけて頂きたいと思います。

ちなみにこのブローカーという方々には面白い特徴がありまして、ほとんどの人が、

『(農地やゴム農園といった)売り物件の情報はありませんか?』
『いい物件情報があったら買手をつなげます。』

という様な事を言ってきます(笑)。

えー何と申しましょうか・・・。
極論を申しますとカンボジアにある土地はほとんどが売り物件です。それはもう凄まじい数です
お金を積めば大抵の物件が買えます。たとえそれが政府の所有地であったとしてもです。

農地を購入する場合などは、広さ・形・属する気候・土壌など、買手の希望や予算に合わせて検討しないといけない項目は多岐に渡ります。
少なくとも、予算・面積・使用目的・場所といった要望・条件が分からなければ候補の絞り様が有りません

常識で考えて頂きたいのですが、上記の様な買手の要望や条件を提示していないのに出てくる物件情報というのは一体何なのでしょうか?

ブローカーは誰かからお金を引っ張る材料として『安易な売り物件情報』を欲しがる様ですが、まあ仮に彼らにクライアントがいるとしましても、クライアントの条件に合った物件を探すのではなくて、手に入れた物件をクライアントに無理して押し付ける(売りつける)、というやり方はどうなのかと思ってしまいます


あと海外進出を考える際に肝に命じて頂きたい注意事項としましては、

①日本以外は、性善説では成り立っていない。
 (世界中で日本人はカモだと思われている。)
②役人や政府高官でも信用しきってはダメ。
 (発展途上国では常識。)
③何でも書面にしないとダメ。
 (当たり前に契約社会です。)
④日本の常識は世界では通じない。
 (日本人の感覚は理解されない。何も言わなくても相手が理解してくれると思ったら大間違い。)
⑤全ては自己責任。
 (何事もチェックにチェックを重ねる。)

これはカンボジアに進出する場合に限った事ではありません。
海外進出を考えている方々には本当に注意して頂きたい事です。

何よりも怖いのは、知ったつもりになっていて人の話を真剣に聞かない人です
そういった人が、ブローカーとして他の人や企業を海外に誘致しようとするのが最も危険だと思います
(ブローカーにはかなり多いです。)

これからますます海外進出が加速してくると思いますので、多くのブローカーが動き始めるかと思います。
多くの方に御注意頂きたい次第です。

カンボジアに進出する際に気を付けるべき大切な事【重要】

最近、カンボジアへの進出を検討しているという多くの方から連絡を頂いております。特に先日のゴム農園の記事は反響がありまして、沢山の方からお問い合わせを頂きました。

明らかにブローカーだろうという人からも連絡が入るのですが、本気で検討されている方も多く、そういう方々は日本に居ながらも色々と情報を集められており、大したものだなと感心させられました。
つくづく情報化社会なんだな、と思ったりしています。


色々な方からお話をお伺いしていて感じた事は、日本の人は良くも悪くも本当に純真なんだなあ、という事です。

既に何かしらの案件や情報を入手されている方もいらっしゃいまして、

「政府関連機関からの情報だから大丈夫」

とか、
「偉い方からの紹介案件だから問題ない」

と素直に信じている方が多かったりするのですが、私から言わせて頂きますと、これは非常に危ない考え方と言わざるを得ません。


私は今まで、
「政府機関からの紹介だから大丈夫だと思った」
とか、
「偉い人の紹介案件だから大丈夫だと思った」
と言われている被害者を何人も見てきました。


日本の方は、相手が政府の人や地位の高い人だから安心と思われる様ですが、これは本当に大きな間違いです(実はカンボジアでは、警察官と役人が一番信用出来ないと言われています)。


議員や大臣クラスでもいい加減な人間は沢山居まして、騙されて泣き寝入りさせられている人も沢山居ます。
フン・セン首相はこういった連中を撲滅させようと必死で、よくTVや新聞で逮捕の報道(ほとんど見せしめ)がされています。
先日も、裁判所の判事と検察官が詐欺と収賄で逮捕され、刑務所に収監されたというニュースが出ていました

悪意を持って騙そうとする人も少なくないのですが、中には悪意は無く単に情報の精度が低くて結果的に「話が違う!」となる場合も結構あったりします

これはカンボジア人の気質といいますか、彼らの考え方や性格に起因するものです。

カンボジア人の多くは、「依頼者の要求に60%くらい内容が合っていれば問題ない」という判断をする人が多い様です。
また、「知人の知人の知人から聞いた話」みたいな事を、さも自分の情報の様に持ってきて、いざ問題が起こったら「自分も騙されたんだから自分に責任は無い」と言う事を平気で言ったりします。
彼らが「大丈夫」と言ってもそのまま受け入れてはいけません。「60%は大丈夫」という意味に解釈しないといけません。

こういった事はカンボジアに限らず多くの発展途上国では良くある事なのですが、外国慣れしていない多くの日本の方はあまり理解できない様です。
被害に会ったり問題が起こってから慌てふためき、回りまわってナゼか私に相談が来たりします(笑)。


一番トラブルが多いのは、やはり土地や農園の購入に関わる事ですね。
大体パターンが決まっていまして、売買契約が終わってしばらくしてから「話が違う!」となる事が多いのですが、これは購入時に確認する義務があった買手(日本の人)の手落ちとしか言い様がありません

売手は出来るだけ高く売りたいので、当然都合の悪いことは極力出しません。日本だと重要事項説明の義務違反になりますが、カンボジアにはそんな便利な制度はありませんので、買手が全てをチェックし、根掘り葉掘り聞き出し、契約書など書面に落とし込む必要があります
契約書(一部)←これが農園の売買契約書(一部)です。
村長や町長の立会いの元で契約が締結され、郡長(郡は州の下の行政単位です)の署名とスタンプが捺印されます。
内容は何枚にも渡って、細かく書かれています。
ちなみに、この書面に押されている拇印は隣地の土地所有者のものでして、土地の大きさや境界に間違いが無いという確認をしてもらい、捺印してもらいました。

農園や農地の売買に関して実際に有ったトラブルの例を言いますと、契約後に隣地との境界問題を抱えていたという事が分かったり、ある農園をスタッフと設備込みで購入する契約をした後に、「これは契約書に書いていないから」と言われて、スタッフが使っている食器類や、現在の作業で使っている農薬の在庫などを引き上げられたと、いう話もありました。
これで数日作業が止まってしまい、農作物に病気が広がって被害が拡大してしまった、という意外とシャレにならない事態になったりもします。
他にも、土壌が栽培を希望していた作物に合わなかったとか、契約後に慣れたスタッフを引き抜かれたとか、本当に色々な事が起こり得ます。
購入前に現地を十分チェックし、契約書もキッチリ作り込めれば、かなりの問題を事前に防ぐ事が出来ます。

また、トラクター(中古の場合が多いです)や設備機器を購入する際にも、「オイルは新しいものに(目の前で)代えろ」とか、「こことここの部品は新しいものに交換しろ」とか、「故障した際には〇ヶ月は部品代も含めて無償で修理しろ」とか、「その際にはウチの農園まで店の負担で修理員を派遣しろ」といった事を、値段交渉の前に話して、購入時には書面に書かせる必要があります
もちろん現物を引き取る際には、こちらの要求通りにキチンと整備されているかをチェックしないといけません。
当然、信用できる人から紹介された信用できる販売店で購入する事が大前提です。

よく日本の方は問題が起きると、「それは常識で考えてもおかしいでしょ!」と言われますが、その常識は日本での常識でしかなく、世界では非常識だという事をよく理解しておかないといけません


私は外資系の金融機関に勤めていたので、嫌と言うほどこの手の話を見てきました。
企業を買収する際のデューデリなどは、もう全てを疑って掛かり、抜けや矛盾がないか、不自然な点はないかを徹底的に調べます。
売手が嘘の申告でもしていない限り、契約を結んでしまった後に出て来た問題は、基本的に買手の責任に帰するからです

とにもかくにも、日本以外の国は「性善説」では成り立っていない事をよく理解しておく必要があります

カンボジアで事業をされる場合は、相手が自分をごまかせない様なバックグランドを持ってから事に当たらないと本当に痛い目にあいます。ヘン・サムリン議長
←バックグランドの例
写真はヘン・サムリン下院議長(元国家元首、最大与党カンボジア人民党の名誉総裁で、フン・セン首相の親分)です。


余談ですが、私は、ヘン・サムリン下院議長の顧問をやっている有力下院議員(大臣級)のアドバイザーもやっていたりします。

強力なバックグランドや精度の高い情報網を持たず、日本と同じ感覚で事に当たり、痛い目にあった日本企業が沢山あります。私はそういった沢山の方から相談を受けてきました。
日本の某有名大手バイクメーカーですら、工場を建設して事業を始めた後になって高額の税金を課せられ大変な思いをしていました。これは、進出の際に政府と交わした契約書の内容確認が不十分だったために起きた問題です。


土地でも農園でも建物でも機械でも契約書でも、何でも自分の目でよくよく確認し、自分で確認が出来ないのであれば「信頼出来る」専門家を雇って判断してもらう事が肝心です。

特に土地や農園を選ぶ際には、いくつもの候補を実際に見て回り、よくよく選ばないと本当に痛い目に遭います。
農地や農園の場合、10件見て回って1件まともなものがあればいい方です。
売主や紹介者(たとえ政府高官であっても)の言っている事を鵜呑みにしてはいけません。
全く農地に向いていない土地に無理やり農園を作っている場合も多く、また紹介者も細かいことも気にしないで、場合によってはダメモトで紹介して来る事も多いのです

カンボジアに限らず世界中で、日本人は金持ちの鴨だと思われているという事を知っておいた方が良いかと思います。


私は今まで、騙された方々から色々な相談を受け、様々な建て直しをやってきましたが、問題を克服して立て直すためには思った以上の費用(もちろん予定外の費用)が掛かる場合が多く、事業計画そのものがおかしくなってしまう場合があります。本当に最初が肝心です。


カンボジアは可能性の多い魅力のある国ですが、日本の常識はほとんど通じません。

この事をよく御理解頂いて、皆様の事業を成功に導いて頂きたいと切に願う次第なのです。


産業用空調大手もカンボジアに進出決定!

ミネベアや先日の日本電産に引き続き、産業用空調施工大手の大気社もカンボジアへの進出を決定したそうです。
発表の内容はこちらです。


大気社も、ミネベアや味の素と同じプノンペン経済特区(PPSEZ)に、資本金約2400万円で現地法人を立ち上げるそうです。営業開始は今年の6月16日の予定だそうです。

大気社の発表では、海外子会社はカンボジアで28社目とのこと。

カンボジアでも、ビルや大きな工場が沢山出来てきました。なにしろカンボジアは年中暑い所ですので、産業用空調は必須です。大気社の需要は非常に大きいものがあると思います。


この調子で、どんどん日本企業の進出が加速してくれる事を願っています!


最近思ったこと

いつも何かとお世話になっている二階堂さんの記事を読んでいて、色々と考えてしまいました。

私にも「先日の内閣不信任のドタバタ劇は何だったのか?」とか、「もっと良いやり方は無いのか?」という疑問や不信が無いわけではないのですが、そういった事を差し引いても、日本人の国に対する不満の大きさは何なんだろうと考えさせられました。

海外に住んでいるとよく分かりますが、日本ほど恵まれた国は無いと思います。
世界中のモノが簡単に手に入る便利な生活、綺麗な街並み、治安の良さは言うに及ばず、教育・医療・寿命の長さ・低失業率、そしてどこの国よりも民主主義が根付いていて、世界のどの国よりも言論の自由が保証されています。まさに国や為政者に対する不満も悪口も言いたい放題です(笑)。

私が住んでいるカンボジアの人から見たらまるで天国の様なレベルです。
カンボジアだけでなく、欧米の友人達からも「日本は本当に羨ましい」とよく言われます。
それなのに、日本人は国に大きな不満を持っています。海外の人から見ると「そんなに恵まれているのに何が不満なのか?」不思議で仕方ない様です。


日本のマスコミなどでも政府を評価する様な報道は今までほとんど見た事がありません。批判ばかりが目に付きます。
でもちょっと考えると分かる事なのですが、国の為政者を選んでいるのが国民である以上、その責任は当の日本国民にもあるのは言うまでもありません。
また民主主義というのは、多数決を旨とする最大多数の最大幸福を目指すシステムですし、政治とは利害調整の場である事からも分かる様に、100%の人が全員満足できるやり方・仕組みというものも、そもそもこの世に存在しません。


今回の東北の大震災は、確かに尋常ではない不幸を住民にもたらしましたし今も大変な状況なのは良く分かるのですが、「何でもかんでも国が悪い」とか「国が何とかしろ」といった不満と要求の大合唱に、私は少々疑問を持っています。国に対する不満と要求の裏には、国に対する依存心が見て取れます

戦後の焼け野原から奇跡の復興を遂げた我々の先達からは、「日本人はいつからこんなに他力本願になってしまったのか」と嘆かれるのではないかとすら感じています。


ちなみに、カンボジアの人たちも国や政府に不満が無い訳ではありません。
でも政府に文句ばかり言っていても仕方が無いので、自分で行動するしかありません
内戦を経験した中高年の人たちなどは、「あの地獄の日々を思えば、平和であるだけでもありがたい」とすら言います。

「国が頼りにならない」と思ったら、「国には頼らず自力でやる」もしくは「国を変えるための運動をする」というのが世界の常識です
今の日本人は、不満だけは言うけれど行動はしない人ばかりですよね?
(ニートや引き篭もりが多いのも、依存心の強い人が増えたせいではないかと個人的には思っていたりします。)


昔、日本がまだ貧しかった頃、国民は国に頼っていては生きていけないといった切実な現実があったため、多くの農家は米国や南米に開拓団として進出しました。
また戦後は、多くの日本企業が次々と世界に打って出ました。それが今では、ザ・日本ブランドとも言われるトヨタやホンダ、ソニーやシャープの様な世界企業になっているのはご存知の通りです。
当時、「日本の商社マンは、ジャングルでも砂漠でもネクタイとスーツ姿で出てくる」と揶揄されていたそうです。まさに大和魂ここに有り、といった感じです。
今の日本の繁栄の基を築いてくれた我々の先達の行動力と根性には本当に頭が下がります。


さて、「新卒の就職率が過去最低」を毎年更新している昨今ですが、彼ら・彼女らは国内が駄目なら何で海外に出て行かないのでしょうか?
カンボジア人に限らず、フィリピン人でも中国人でも韓国人でも、自国で良い仕事が無ければ海外に出て行くのは当たり前の事です。
でも、日本人の若者で海外に出て行こうという人は少数です。高等教育を受けている(ハズ)の日本の若者だけが海外でやってゆけないという道理はありません。ここにも甘えや依存心が垣間見れる様な気がします。


これから日本は、今までどの国も経験した事がない異常な少子高齢化を経験する事になります。
今まで国の根幹を成していた「人口の自然増を前提とするシステム」は当然の事ながら破綻します

年金・医療費は言うに及ばず、大幅な税収増かハイパーインフレでしか返せるアテのない国債の山(=将来の世代へ残す負の遺産)から引き起こされる金利の上昇、労働人口の減少に伴う日本のマーケットの縮小と企業の海外脱出の加速、などなど、今まで人類が経験した事のない事態が次々と起こるかと思います。こんな状況になっても、果たして甘えや依存心が許されるものでしょうか?


かつて、隆盛を誇ったローマ帝国も、国民が国に依存し過ぎて活力を失い、そこにゲルマン諸部族の興隆という、今で言うなら世界情勢の変化について行けずに滅亡しました。


甘えや依存心は弊害しかもたらしません。
取り返しがつかない事態になる前に、失われた大和魂が再び蘇る事を祈らずにはいられません。


日本電産のカンボジア進出

6月2日のThe Phnom Penh Postによりますと、日本電産永守重信社長が5月31日にカンボジアに来られて、フン・セン首相と会談されたそうです。

永守社長は、ベトナム・タイに続くカンボジア進出にも意欲的だそうで、フン・セン首相も歓迎の意を表明したそうです。

先月24日には、日本電産と同業のミネベアプノンペン経済特区(PPSEZ)で工場の起工式を行ったばかりです。ミネベアは2012年末の工場完成を目指しています。
もし日本電産がカンボジアに進出する事になりましたら、日本の大きな精密機械メーカーが2社もたて続けに進出してくる事になります。

カンボジアには、海外からの大型投資をワンストップサービスで受付・審査・承認するカンボジア開発評議会(CDC)という首相直轄の組織(というかフン・セン首相が議長です)がありまして、更には日本とカンボジアの間には、日本からの投資を促進するための協定が結ばれていたりします。

フン・セン首相は、かなりの日本贔屓といわれていまして、日本企業の誘致に非常に熱心な方です。
CDCも日本電産には全力で進出支援をする事でしょう。

韓国・中国企業の進出件数に比べれば、まだまだ日本企業の進出件数は微々たるものですが、大企業が先鞭を付ければ一気に加速するのが日本企業の特徴です。
これからが楽しみです!

雨季に突入

雨季いよいよカンボジアも本格的な雨季に入った様で、夕方になると律儀に大雨が降る様になりました。
雨季とは言いましても一日中降る日本の梅雨とは違い、大体夕方に降り始めて2時間くらいで降り止む事が多いのですが、予想を裏切って一晩降り続ける事もあったり、プノンペンの中心で降っても、ほんの2~3キロ離れた郊外では全く降っていなかったりと、なかなか曲者です。
ただ、夕方に雨が降った後は涼しくなりますので、夜は過ごしやすくなります。

多くの方がご存知かと思いますが、カンボジアには雨季(大体10月~4月くらい)と乾季(5月~9月くらい)があります。最近は少し時期がズレつつありますが・・・。

乾季はほとんど雨が降らず、街中が凄く埃っぽいのですが、雨季は街中が雨で洗われてかなりキレイになりますので、なかなか気分が良いです。

旅行雑誌などでは、乾季の後半の1月2月がカンボジア観光にベストと書かれたものが多いのですが、雨季の方が街も遺跡もきれいですし、観光客も比較的少ない(=宿泊費も安い)ので、私個人的には雨季のカンボジア観光をオススメしたいところです。

乾季はとにかく埃っぽく、鼻毛の伸びる速さが尋常ではありません(笑)。
ただ、気温は高くても湿度があまり無いので、過ごしやすいです。

一方、雨季は雨が降っていなくても湿度があり、室内でも蒸し暑いです。とはいえ、日本の夏よりは大分マシですが。
といいますか、私は日本の夏が世界で一番厳しいと確信を持っていますので、カンボジアの気候は日本人であれば別に苦にならない暑さだと思います。

雷と停電の多さだけは何とかして欲しいところですが、雨季は何気に過ごしやすい季節なのです。

そういえば、そろそろドリアン(カンポット州産の臭くない種類)が最盛期を迎えます。
私はタイ産のドリアンは臭くて食べられないのですが、カンボジアのドリアンは大好物でして、今の時期の楽しみの一つでもあります。
食べたら感動しますよ!

カンボジアは2020年までに後発開発途上国を卒業

ちょっと前の話になりますが、トルコ・イスタンブールにおいて第4回国連後発開発途上国会議が5月9日~13日に開催されました。

国連後発開発途上国会議とは、10年に一度開かれる後発開発途上国のための会議で、国連主導の下で1980年に設けられました。

今回この会議で、「カンボジアは力強い成長を続けており2020年までに後発開発途上国から卒業できるだろう」との見方が国連側から示されました。

ちなみに、後発開発途上国(LDE)と認定されるのは以下の3つの基準を満たした国で、現在LDC認定国は48か国(内、33カ国がアフリカ)です。3年に一度見直しがされます。


LDCの認定基準は、

(1)一人あたりGNI(2005-2007年平均):905 USドル以下
(2)HAI(Human Assets Index:人的資源開発の程度を表すために国連開発計画委員会が設定した指標。栄養不足人口の割合、5歳以下乳幼児死亡率、中等教育就学率、成人識字率を指標化したもの)のLDC認定基準値に該当。
(3)EVI(Economic Vulnerability Index:外的ショックからの経済的脆弱性を表す、国連開発計画委員会が設定した指標)のLDC認定基準値に該当。

というもので、今年中にモルディブが卒業予定です。


今回の会議では、カンボジアの力強い発展が世界に認められた事になります。

毎年大きく上昇している輸出総額や、カンボジアへ進出してくる企業の数などを間近に見ていると、カンボジアの発展は実感として感じられます。
10年前とでは、全く別の国の様ですらあります。


今後は、2012年の石油生産開始2015年のASEAN経済統合を通じて、カンボジアはますます加速して発展して行くことでしょう。
こういったニュースは日本ではほとんど報じられていない様ですが・・・。


ゴム農園

私の友人(日本人です)が所有するゴム農園に行って来ました。

ゴムの林そのゴム農園はベトナムとの国境の近くにあるのですが、彼の農園の周辺といいますか、もうその辺一帯がゴム農園でして、見渡す限り、地平線の彼方まで続くゴムの木の畑(森?)です(笑)。
この一帯は2~3年前までは木がまばらに生えていただけのブッシュや藪だったそうですが、世界的に高まっている自動車の需要につられてタイヤに使われる天然ゴムの需要も上がり続け、更にはカンボジア政府の輸出促進政策も追い風となって一気にゴム畑に変貌したのだそうです

この一帯の土地は、ブッシュだった当時は1haあたり200~300ドルくらいの地価だったのですが、目先の利いた現地のカンボジア人が、
ゴム農園にすれば何年か後には何倍にも高く売れるんじゃね?
と見越してゴムの木を植えたところ、今では1haあたり12000~20000ドルくらいで売買される様になりました。
実に40~100倍の値上がりです!

ゴム農園1ゴム農園のオーナーは、今まではベトナム人・インドネシア人・シンガポール人がほとんどだったのですが、つい最近ではインド人や中国人やベトナム人が急激に増えているそうです
私が泊まった町に1軒しかないホテルでは、ナント宿泊客の約7割が中国人で、2割がインド人という驚くべき状況でした(日本人は私だけ)。

ちなみに私の友人は70haほどゴム農園を持っているのですが、この辺で日本人オーナーは、彼の他には車で1時間ほど離れた所に一人居るだけです。

ゴム農園2ゴムの木は植えて5~6年ほど経たないとゴムの樹液が採れませんので、植えて間もない若い農園を買っても、樹液が採れる(=利益が出る)様になるまでは、従業員を雇ってひたすらゴムの木の世話をしなければなりません。つまり、数年間は経費だけが掛かり続ける訳ですが、中国人はそんな事には全くひるむ事無く、1~2歳の若い木しかない農園でもバンバン購入しています。中国人恐るべし!です。

開墾今もあちこちでブッシュが切り拓かれ、次々とゴム農園に生まれ変わっていますが、値段は下がる所かまだまだ上がって行く様相を呈しています。
また、ゴムの木が植えられない荒地、拓いたばかりの土地、余っている農地などなどでは、キャッサバ芋(タピオカの原料になるデンプンの塊の芋です)があちこちに植えられているのですが、これは食糧だけでなくバイオエタノールの原料にもなるので、近年の代替燃料の需要増で、昨年は平年の約3倍に取引価格が上昇しました。

キャッサバキャッサバも世界的な需要が上昇していますが、これはゴムと違って1年で収穫できる上に荒地でも育つため、農園の土地も無駄なく使う事ができて農園経営的にも助かる便利な作物だったりします。


夕方、ホテルの売店で缶ビールを買っていましたら、インド人3人組に話かけられました。
私が中国人ではなくて日本人だと分かると驚かれ、ナゼか喜ばれて酒盛りになってしまったのですが、彼ら曰く、
カンボジアは凄くビジネスチャンスが有っていいね。特にゴムは毎日お金を吐き出す木だから、日本人も中国人に負けないでゴム農園を買った方がいいよ。これ以上、中国人にいいようにされたくないからね。インドの仲間もこれからどんどん来るよ。」
と言われました(言葉の端々から中国人嫌いが滲み出ていました)。

世界経済の牽引役になっている中国とインドが、こぞってこの地に進出して来ています
自動車は日本のお家芸のハズなのに、日本が出遅れているのはどういう事でしょうか?
ちなみに北の穀倉地帯では、ベトナム・タイ・中東・韓国も負けていません。世界的な食糧危機が懸念される中、食糧の輸入大国である日本の姿はここでもほとんど見られません。

日本はカンボジアで、道路を作ったり橋を作ったり港を作ったりとインフラ関係を作ってばかりでいつまでたっても進出して来ないのですが、これらのインフラは日本企業ではなく、上記の様な国の企業が喜んで利用していたりします。
慎重すぎる日本人、太っ腹すぎる日本、別の意味で恐るべし!です

さてさて件の私の友人ですが、ゴム農園は規模が大きくなればなるほどコストパフォーマンスが上がってきますので、彼は近隣のゴム農園や土地を買い足して農園を拡大する事を考えています。幸い彼の農園の近隣には沢山ゴム農園がありますし、隣地にもまだブッシュのままの土地が結構ありますので。

彼はこれから出資者を募るそうなのですが、もしご興味がおありの方はこちらまで御一報頂けると幸いです。




宗教国家カンボジア

お寺1カンボジアでは、生活の随所に仏教(カンボジア仏教)が強く根ざしていまして、仏教の祭事やら祝日やらが沢山あります。お寺もあちこちに沢山あります。
また、カンボジアの偉い方の名刺を見ますと、国名:Kingdom of Cambodiaの下に、Nation  Religion  Kingと書かれている事が多いのですが、これは、『カンボジア人が大切にしているもの、それは、国・宗教(仏教)・国王である』という意味なのだそうです。

カンボジアは仏教徒が全国民の約90%を占める上に、国王はカンボジア仏教の頂点(祭主)でもあります。
意外と知られていませんが、カンボジアは仏教を国教とする宗教国家という一面を持っています。

ただ、一口に「仏教」と言いましても、カンボジアの仏教は日本のそれとはかなり違います。
何といいますか、数式で表しますと、

 小乗仏教(ヒンズー教+精霊信仰)÷2

という感じですかね(笑)。

これはカンボジアの歴史を見ればその理由がよく分かります。
カンボジアは歴史的に、インドシナ半島の広範囲を版図に治める帝国を歴代築いてきましたが、そのインドシナ半島はインドと中国の間に位置し、どの歴代王朝もインド-中国間の中継貿易で繁栄しました。
当然の事ながらインド中国という非常に濃い文化に強く影響を受けています。

特にインドからは様々な文化と共に、ヒンズー教仏教が伝わりました。
現在のカンボジアの元となったクメール王朝(9~15世紀)では、当初はヒンズー教を国教としていましたが、最大勢力を誇った12世紀末からは仏教(大乗仏教)を国教に切り替えたためにヒンズー教と仏教が融合しました。
その後クメール王朝は、15世紀半ばにシャム(今のタイ)のアユタヤ朝の侵略を受けて滅亡しましたが、その際にシャムで隆盛を誇っていた上座部仏教(小乗仏教)が伝わり、定着しました。


お寺2カンボジアの派手な仏教のお寺の隅々にヒンズー教のガルーダ神が彫られていたり、橋や門の左右にナーガ神が置かれていたり、道端の祠に出所不明の神様が祭られていたり、オレンジ色の袈裟(?)を着たお坊さんが毎朝熱心に托鉢に来たりするのは、こういった歴史的な理由があるからなのだそうです。

お寺3ちなみに、ヒンズー教の神々は姿を変えて日本にも伝わっておりまして、ガルーダ神はカラス天狗の、ナーガ神は水神または竜神のモデルになったそうです。
カンボジアには、どこの家にも仏壇(なぜか派手な中国式です)があります。
また、街のあちこちにお寺や祠があり、多くの人が拝み倒すくらいの勢いで拝んでいます。
熱心なお祈りの中身は、ほとんどが現世利益を求めたお祈りだそうですが・・・。

今回はカンボジアのもう一つの顔についてのお話でした。

原発事故と東電の隠蔽体質

昨日14日はシハモニ国王の誕生日でした。

いつもでしたら、あちこちでお祝いムードが漂う所ですが、今年はかなり控えめな感じです。
昨年11月22日ののお水祭りで内戦後最大の死傷者が出たためでしょうか。
あの事故以降、お祭り事やお祝い事は控えめになっている感じです。


さて、またまた原発事故関係の話で申し訳ありませんが、東京電力は12日、福島第1原子力発電所1号機で、燃料棒が原子炉の底に崩れ落ちた可能性があると発表しました。

今までは、『冷却水の水位は燃料棒の上部から1.6m〜1.7mにある』(つまり燃料棒の半分以上が水に浸かって冷却されていた)とされていましたが、復旧した水位計が示した水位は上部から 5m以下、つまり長さ4mの燃料棒が全部露出する水位だったとの事です。

今まで東電は、「メルトダウンは起きていない」「燃料棒の露出は一部」と発表していましたが、実際には「溶けた燃料棒が原子炉下部に落ちること」(=東電の言う「メルトダウン」)を起こしていたので、『工程表の大幅な見直しが避けられない』のだそうです・・・

えー、何と言いますか、この東電の発表を聞く限りでは、『今まで東電は、最悪の事態を想定しないで、楽観的な希望的観測を元に工程表を作成していた』という事がよく分かってしまいましたね。

まあ確かにモニターも水位計も使えず、中を見る事が出来ないとなりましたら、ある程度は推測で計画を立てざるを得ない事は理解できますが、政府も東電も専門家が集まっているにしては、余りにお粗末ではないでしょうか?

これはつまり、東電も、原子力の専門家も、早い話が原子力の専門家ではあっても、『原発事故』については素人だったと言う事を如実に現しているかと思います
(まあよくよく考えましたら、こんなチェルノブイリを上回る様な事故は、日本は言うに及ばず人類が始めて経験するレベルの事故でしょうし、事故が起きている炉心なんか誰も見た事がないですな。)


また、枝野官房長官は、金融機関に債権放棄を要請したそうですね。

私は外資系の金融機関に勤めていたので、この話を聞いた時に少し引っかかったのですが、まだこれから補償や電力債(電力会社の債権は通常の社債とは違い『電力債』と表記されます)がどうなるかや、株主責任がどうなるかなども決まっていないのに、金融機関への債権だけ先に放棄を要請するというのが何とも腑に落ちません。
債権放棄を要請するのであれば、ルールとして銀行債権も電力債も同等に扱われないとおかしいはずです

また銀行サイドから見ますと、正当な理由がないのに銀行が債権放棄をするのは、当然の事ながら背任行為になります
銀行の経営陣は株主代表訴訟されてもおかしくない話です。

以前にJALが破綻した時にも金融機関による債券放棄がなされましたが、これは政府による再建計画が出されたので、金融機関は債権放棄に応る事が出来たのです。

上記の原発のメルトダウンというのは確かに異常事態ではありますが、資本主義のルールを無視できる程の理由になるとはとても思えません。まあ日本が社会主義だったというなら話は別ですが
あれ?もしかすると今の政府は左翼政権ですので、彼らからすると当たり前という事なのでしょうか?


話を戻しまして、メルトダウンの原因は、

冷却水が無い=圧力容器に穴が開いている

という事を意味するのですが、昔、某発電所で働いていた私の経験から言わせてもらいますと、普通に考えて、これはもう『お手上げの状態』だと言えるかと思うのですが、この点については誰も何も突っ込んでいませんね。

取れる手段としては、効果がどの程度あるのかは全く別として冷却水(当然、放射能で高濃度汚染されています)の地下水や海へのダダ漏れを無視し、ひたすら水を注入し、とにかくひたすら燃料が冷えるのを待つしかない、です。

それには何ヶ月・何年掛かるか分かりませんが、その間は地下水と海洋汚染は止められません
現状、青空炉心でもありますので、大気汚染・土壌汚染も止まらないかと思います。

こういった現実をひたすら隠そうとする東電と政府の姿勢に、私はただただ不信感を募らせる一方なのです。


東電問題とカンボジアの電気事情

日本では原発事故の影響で、計画停電がどうとか、補償のために電気料金を上げるとか、国が補償するとかしないとか、電気に関する話題(問題?)が毎日の様に出ている様ですね。

確か原発事故の前まで電力会社は、「原発は絶対安全」とか「原発は発電コストが安い」とか言っていた気がするのですが、でもいざ事故が起きるととんでもない大災害となり、甚大な被害が出てしまいました。
しかも、いつ収束するのかすら分かっていません。

早い話が、電力会社がずっと言い続けていた事がまるっきり『嘘』だった事がバレてしまったという訳ですが、嘘をついていた事を棚に上げ、「補償額が莫大なものになるから電気料金の値上げや国による補償(税金投入)で対応して欲しい」と平気でのたまう東京電力の神経が私には全く理解できずにおります。

また、東電の宣伝広告費は年に数千億円だとか、30歳の社員の平均年収は約1200万円だとか、年金支給額は国民年金の10倍だとか、日本各地に保養所があり社員には至れり尽くせりの福利厚生制度があるだとか言われていますね。
黒字の時は社員の懐に入るのに、赤字になると国民に負担させるという理屈も全く理解不能です。

その是非はさておき、巨大な自然災害の前に人類は無力である以上、完全にコントロール出来ない原発は人類の手に余る技術だと思いますので、私個人的には原発は全廃するのが筋だと思っています。

幸いに事故が無かったとしても、次々と発生する超有害な放射性廃棄物の処理すら出来ないのですし

こんな事をいいますと、すぐに、「電気が足りなくなる。それでもいいのか?」「計画停電を実施されると困る」という意見が出そうですが、私はカンボジアに住んでみて思うのは、「日本人は過剰に電気に依存しているだけじゃないの?」という事だったりします。

カンボジアでは、首都のプノンペンですら停電は日常茶飯事です。携帯電話の基地局も停電するらしく、電話が繋がらなくなる事もよくあります。
数分で終わる停電もあれば、数時間というのもよくあり、2~3日停電する事もまれにあります。

国民も慣れたもので、特に慌てる事もなく、不規則に起こる停電を前提に生活が組み立てられています。
(ちなみに、工場や大きめの事業所では、自家発電設備が当たり前にあります。)

例をあげてみますと、各家庭では夜中の停電に備えてどこの家にもロウソクとライターが常備されており、最近では充電式のランタンもかなり普及してきています。

家電をみてみますと、テレビはすでにかなり普及しており、最近はエアコンも随分と普及してきましたが、冷蔵庫は意外と普及していません。
これは停電が頻繁にある事と無縁ではなく、多くの家では大きなクーラーボックスに氷屋さんから氷をブロックで買って来て入れて食品を保存していたりします。
氷屋さんはあちこちにあり、氷の値段も安いです。もちろん配達もしてくれます。
トラックの荷台に氷を積んで、ムシロで覆って売りに来る業者もあり、好きな量を注文すればノコギリで(かなり大雑把に)切って売ってくれます。
ブロックではなく砕いたものが欲しければ、荷台に固定してある砕氷機で砕いてくれます。
クーラーボックス←こんな感じのクーラーボックスです。
氷とクーラーボックスですので、もってもせいぜい1日ですから、ほとんどの人は生ものは1日分くらいしか買わず、毎日近くのマーケットに買い出しに行きます。

カンボジアはいつも暑いので、冷蔵庫だと停電で中の食べ物がすぐに駄目になりますが、電気に依存しない氷とクーラーボックスは停電の影響は皆無ですから、大変実用的で、コストも安く済みます。
カンボジアでは電気代が高い(といっても日本よりは安い)ので、なるべく電気を使わない生活をしているという事もありますが、急に電気が止まってもみんな普通に生活できます。

今回の福島の原発事故を振り返ると、東電が進めていた「オール電化」というのは、電気への依存度を高めて(=原発推進の理由作り)、リスクを高めたけだった事もよく分かりましたね

日本でも昔は電気が無くても生活出来ていたのです。
便利で快適な生活というのも良いのですが、今回の事故を機会に、そろそろ電気に依存し過ぎるライフスタイルを見直しても良いのではないかと、個人的には思っていたりします。

それにしても、カンボジアは今日も暑いです・・・。

タイとの国境紛争について

よく日本の方から、「今、タイとカンボジアは国境で紛争をしていますが、危なくないですか?」ときかれますが、ハッキリ言って国民生活においては全く影響がありません。
国内はいつも賑やかで、実に平和なものです。

国境問題で争っているプレビヒアでは、昔から両国が時々衝突しており慣れっこですし、また日本で報じられているよりも局所的なため、カンボジアの国民はニュースを見て、「ふーん、今回は随分長いね」と言っている程度です。
プレビヒアの近くの、アンコール遺跡群があるシェムリアップは相変わらず観光客で賑わっていますし。


ちなみに今回の紛争はタイ側に大きな問題があると言われています。
タイのプミポン国王の健康状態があまり良くなく、高齢でもありますので、それに伴って後継者問題で国内に対立がおきつつあり、国民の目を逸らすためだそうです。

タイのプミポン国王は、世界でもトップクラスの資産家でもあります。

その後継者を目指して、王子も王女も各々が国民の支持を得ようと必死です。
王子派と王女派の支持者の対立が激化しそうなので、国内から何とか国民の目を逸らし、更には国民の支持を得るために起こしている国境紛争という、カンボジアからしたら大変迷惑な話です。

ちなみに、カンボジアの政府や政治家、知識層はその事をよく理解しています。

知り合いの議員も「タイの国内問題に付き合わされて、みんな辟易しているよ」と言っていますし、タイ商社のタイ人社長もよく分かっていました。

タイは、ミャンマーにはエネルギーを依存しており、マレーシアからは資本と資源が入ってきていますので、鉾先を向けるのは昔から国境問題を抱えるカンボジアしかない、という分かりやすい事情があります。

争いを必要とする人がすぐ隣にいるというのは、何とも厄介なものです。

放射能汚染水の海洋放出について

新年、明けましておめでとうございます!
2011年4月14日0:00、今年3度目のお正月です!
(ブログの自動更新機能は便利です(笑)。)

1月1日の正月はそうでもないのですが、2月の中国正月と4月のクメール正月はプノンペン市内から一気に人が居なくなり、近所の店も一斉に閉まってしまうので、食事にも困る有様です。
カンボジアはイベントや休みが多すぎます!

そんなカンボジアの正月事情はさておき、東北地震から1ヶ月が経ちましたが、福島原発の事故は一向に収束に向かう気配がない様ですね

日本ではどの様に報じられているのかは分かりませんが、こちらでは、といいますか世界のニュースでは、放射能汚染水の海洋放出が大きく取り上げられています
(カンボジアのテレビは30チャンネルほどあり、半分以上が海外の番組だったりします。)

どこも、

日本政府や東電は、ナゼ事前に誰にも相談なく、いきなり放射能汚染水を海に放出したのか?国際法を知らないのか?

なんで日本政府と東電はこんなに情報を隠蔽するのか?

という論調です。

隣国の中国・韓国はもちろん、ロシアやアメリカや欧州までがこの突然の放出を問題視しており、フランスやアメリカは、『これはテロと同じだ!』とさえ言っています。

どうやら日本政府と東電は、世界を敵に回してしまった様です
日本国民に対しては非常に同情的ですが。

ウソや隠し事は、隠蔽とつじつま合わせに多大な労力を費やすだけでなく、バレた時の信用失墜や賠償によって多大なダメージを受けるので全く割に合わない、という常識を御存知無い様ですね。
(正直で裏表が無いというのが一番強いのはこのためです。)

まさか、一国の政府や世界最大の電力会社が、国際法(というか世界の常識)を知らなかった、などという事はないと思うのですが、東電の記者会見の内容を見ていますと、小学生の様な言い訳のオンパレードのあまりのお粗末さに、もしかすると本気で知らなかったのでは・・・という疑念すら湧いて来ます・・・。

こういった人たちが、「原発は安全だ」と国民にウソを言い続けて、自分たちですら完全に制御する事が出来ない危険な原子力を扱っていたのだとしましたら、本気でシャレにならないのではないでしょうか?

また東電は、「今回の地震と津波は想定外だったので事故を防ぐ事が出来なかった」と繰り返していますが、もし本当にそうだとしましたら、他の場所にある原発も当然、その今までの想定を基準に作られているので、いつ大事故が起きてもおかしくないという理屈になるかと思うのですが、この辺に突っ込みを入れている記者がいないのはナゼなんでしょうね?

マスコミ各社の巨大スポンサーで株主でもある東電にはツッコミを入れづらいのですか。ああそうですか(笑)。


それはさておき、情報の隠蔽とつじつま合わせによって、ますます被害が拡大され、下手をすると近隣諸国から賠償を突きつけられる可能性が出てきました

これは結局、日本国民が税金で負担する事になるかと思います。

諸外国でしたら、エジプトやリビアやバーレーンの様にとっくに反政府暴動になってもおかしくないレベルの話だと思うのですが、日本人は良くも悪くも本当に我慢強いのだなと思った次第です。

フランスもカンボジア進出本格化へ

旧宗主国でありながら、カンボジアへの投資には二の足を踏んでいたフランスが、いよいよカンボジア進出を本格化する様です。

クリスチャン=コナン駐カンボジア・フランス大使がプノンペン ポストのインタビューに、「カンボジアは大きな経済成長を遂げ、もはや戦後ではないことを認識している」と述べ、「カンボジア政府もこの考えに同意している」との事です。

フランスは、「カンボジアは、他の多くの後発発展途上国よりも急速に発展しており、多くのチャンスがあり、東南アジア地域におけるキーになる国である」という考えなのだそうです。

大使の発言によりますと、多くのフランス企業はカンボジアの農業分野、中でもお米に注目しているそうです。
これは、フランスと縁の深いアフリカで米食が急速に普及している事と無縁ではないと思われます。

また、観光業・ホテル経営・鉄道・航空にも注目しているそうです。
(といいますか、すでにプノンペン国際空港もシェムリアップ国際空港もフランス資本ですが・・・。)

今週、エールフランス航空がパリ-プノンペン直行便を就航させるそうで、これによってフランス企業のカンボジア進出がさらに加速されるだろうとの事です。

さすがは旧宗主国だけあって、カンボジアを良く知るフランスの動きは早そうです。


また別の記事によりますと、「今年の1・2月のカンボジアから韓国への輸出額は1018万ドルで、昨年同期に比べ65パーセント増加した」との事です。
これは主に両国政府による貿易促進努力が結実したものだそうで、来月には韓国向け輸出セミナーが開催されるそうです。

うーん、日本の話題がほとんどありません・・・。
災害でそれどころではないのでしょうが、何ともさびしい限りです。

リスクヘッジとしての海外進出

PPSEZ 正門先日、プノンペンポスト紙を読んでいましたら、いつもお世話になっているプノンペン経済特別区(PPSEZ)の上松取締役が出ておられまして、

「PPSEZに進出を予定している宮城県の会社が、東日本大震災による津波で工場に被害が出たにもかかわらず予定通り進出計画を進めていく方針であることがわかりました。」とコメントされていました。
また、「仙台の会社も、カンボジア進出にむけての視察を予定通り行います。」と言われておりました。

カンボジアでは、日本の企業の進出を心底願っていますので、こういった情報に関心が高く、その動向は新聞にまで出てしまいます。

また上松取締役は、「今回の災害は、日本の製造業にさらなる海外進出を動機づけるものになるでしょう。」とも言われていました。

生産コストの削減や2015年の統合ASEAN市場への進出に向けてとしてだけではなく、リスクヘッジという意味でも日本企業が海外進出を加速させるであろうとの見方です

なるほどカンボジアは災害がほとんど無い国ですので、リスクヘッジ・リスク分散を考えての進出という考え方もありだな、と思った次第です。

友人の下院議員は、「日本で災害に遭われた方は、みんなカンボジアに来ればいいのに。みんな大歓迎するよ。」と言っていますし、「土地はタダで貸してもいいから、是非日本企業にカンボジアへ進出して欲しい。」という奇特な大地主の方もいらっしゃいます。

もしカンボジア進出をお考えでしたら、是非お声がけ頂ければと思います。



日本を誇りに思います。

今回の東日本大震災は、地震・津波に引き続き、原発が大変な事になっているそうですね・・・。

カンボジアでは情報が限られているのでリアルタイムに詳細を知ることは難しいのですが、もの凄く大変な状況であることは分かります。

その様な大変な中でも、冷静に行動し、困難な中でもお互いが助け合う日本人に対して、また、略奪や暴動が起こらない日本人のモラルの高さに対して、世界中から賞賛の声が上がっています。

知り合いのカンボジア人からも、「日本人が優れているのは知っていたけれど、こんなに凄いとは思わなかった。」と言われました。
本当に世界に誇れる国民性だと思います。

今回の災害の被害の大きさを考えますと、復興活動は長期に渡る事になるかと思います。

当然、被災者への支援も長期に渡って行う事が必要になりますので、3ヶ月後、半年後、1年後、2年後に何ができるか、という視点が必要です。日本人の熱しやすく冷めやすい国民性が今回から変わってくれる事を願います。

それにしましても、日本人は本当に凄いと思います。

以前、オランダ人の知人(ユダヤ系でした)から、「世界中で仕事をしたけれど、間違いなく日本人は世界一優秀な民族だ」と言われた事がありますが、海外で仕事をしていると本当にそうだなと強く思います。

海外で仕事をするとよく分かりますが、例えば何かを作ってもらう場合など、細かくしつこいくらいに指示をしないと中々その通りの物ができません。納期なども当たり前の様に守りませんし。
作業などでも、指示した事の半分か6割程度のレベルしかこなされませんので本当にストレスが溜まります。
これは日本以外の国でしたらどこでもほとんど同じです。

日本人は、期待以上のもので応えるのが当たり前で、約束や納期は当然の事として守ります。
誰に強制されなくても、それが当たり前だとみんなが思っていますよね?

この日本人としては当たり前の事が、海外では当たり前ではないのです。

日本人は一人一人のモラルや精神レベルが本当に桁違いに高いと思います。

きっと今回の大災害も日本国民が一致団結して、軽やかに乗り切って、世界が驚く様な復興を遂げる事を硬く信じております。

遠いカンボジアの地からいつも日本の事を思い、祈っております。

大地震

カンボジアでは、先月頭からの急激なガソリン価格の上昇と、それに伴う物価の上昇(主に食料品)でジワジワと国民生活が圧迫されつつありますが、日本と違ってカンボジアは災害にはほとんど縁の無い所でして、地震はおろか、台風まで避けて通ります(実際は、台風になる前の熱帯低気圧の段階で通過してしまうかららしいのですが)。

石造りのアンコールワットなどの遺跡群がそのまま残っている事から推察しても、少なくともここ900年は地震がなかった事が分かります。

今回の日本の東北地震は観測史上最大規模だそうで、しかも、津波と大きな余震を沢山伴う群発地震で、救助も難航しているとか・・・。

こちらのローカルTVのニュースでも津波や火災の様子が繰り返し流されており、その地獄絵図の様な有様にみんな言葉を失っています。
被害の全体像が見えた時が恐ろしいです。

今回の地震では首都圏でも被害があったそうで、ネットのニュースで、交通機関が止まってしまって自宅に帰れない方々の映像を見ました。
寒い中、本当に大変だったかとは思いますが、とりあえずは大きな混乱がなかった様で良かったです。

この、「非常事態でも大きな混乱が無かった」という事が海外では高い関心を持たれている様です。

いつもは日本の批判記事ばかり書くニューヨークタイムスで、3月11日、『Sympathy for Japan, and Admiration』(日本に対する同情と賞賛)という記事が掲載されていました。

この記事では、日本人の我慢強さと、海外の様に混乱や暴動・略奪が起こらない日本人のモラルの高さを賞賛しています。

この記事を読むまではあまり意識した事はありませんでしたが、確かに言われてみますと、これだけの状況の中でも秩序だって行動をし、みんなが一丸となって助け合っているというのは凄いことです。

誰に強制される訳でもなく個人が個人の意思でこういった行動が取れ、しかもそれが当たり前となっている日本人の精神性の高さを本当に誇りに思います。

今回の地震は、原発の問題まで引き起こした過去に例の無い大規模なもので、全容が明らかになるのにまだまだ時間が掛かるかと思いますが、犠牲者の方々に心からのご冥福をお祈りすると共に、とにもかくにも、一人でも多くの人が救助される事を願わずにはいられません。


余談ですが、色々な店舗が一時避難所として施設を開放する中、カラオケ館では料金の値上げを行ったという話を聞きました。
もしそれが本当なら、人の弱みに付け込むメンタリティは、日本人のそれではないと思っております。


幸も不幸も気持ち次第?

世の中、毎日毎日本当に思いがけない事が色々起こりますね。

いい話も良くない話も、おそらく半々くらいで起きているハズだと思うのですが、この世というのはナゼか思い通りに行かない様に出来ている様で、いい方向には中々進まず、不思議と悪い方向へはスゴイ勢いで転がりますよね。

個人に起こる出来事も同様ですね。

思った通りにならない事が多く、「ナニクソ、やってやるぜ!」と逆に燃えなくもないのですが、これが長期に及ぶとやっぱり心が折れてきて、ネガティブ思考に陥ったり、逆恨み的な心根になったりしがちです。

「どうして俺だけこんな目に」とか、「もしこのままだったら・・・」etc.etc.。

でも、ネガティブ思考に陥っても神経をすり減らすだけで、最悪は体調まで崩してしまって何も良い事はありません。
「すんごく悩んだり人を恨んだりしたら、状況が好転しました!」なんて事は聞いた事もありませんし(笑)。
ネガティブ思考は、更なるマズイ状況へ向かうだけじゃないかと個人的に思っていたりします。

ではどうするか。

とにもかくにもネガティブな事は考えず、「これってなかなか出来ない経験だよね!」とか、「この状況って凄いんじゃない?」と逆境を面白がる事が出来れば、全て逆境ではなくなるんじゃないかと考えました。
いわゆる逆転の発想です(笑)。

こういう考え方を持てれば、更なる泥沼化からの脱出もより早く、むしろ状況は好転するんじゃないかと思っていたりします。
根拠はありませんが、少なくとも体調は崩さずに済むかと。

こういう心境になるためには、心の底から思い込む(良い意味で自分を騙す)必要があります。天性の素直さがあればなお都合がいいですね。
素直でない人は自己催眠でも何でも使って頂ければと(笑)。

だから何だという訳ではないのですが・・・。

いやはや、今日も思いつきですみません。

 

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