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高知

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デートDV:高校生2割が被害経験 男子の加害意識低く--調査 /高知

 ◇メール干渉/精神的・身体的暴力/性的無理強い--こうち男女共同参画センター調査

 県内に通う高校生で異性との交際経験がある男女の22・8%が、交際相手からの暴力「デートDV(ドメスティックバイオレンス)」の被害経験があることが20日、こうち男女共同参画センター(高知市旭町3)などの調査で分かった。女子の被害経験が24・5%に対し、男子の加害経験は7・6%と、男子のデートDVへの加害認識の低さが浮き彫りとなった。【黄在龍】

 デートDVは、身体的暴力や性的暴力のほか、ばかにする▽メールをチェックする▽会う人間を制限する--など相手を支配しようとする言動も含まれる。調査は昨年4~10月、「デートDV」をテーマに出前授業を行った県内8校を対象に、アンケート調査を実施。1757人(男子770人、女子987人)から回答を得た。

 これまでに交際相手がいた、またはいると答えたのは750人で、そのうち171人(男子48人、女子123人)が、デートDVの経験があると回答した。

 被害実態の内訳はメールなどの干渉118件▽精神的暴力89件▽身体的暴力63件▽性的な無理強い51件--となった。

 また、デートDVの相談をしたのは、75人で相談率は44%。そのほとんどが友人や先輩だったという。

 同センターの箭野雅美専務理事は「正しい相談機関に相談することが大切。学校機関と協力し、多くの若者らに啓発していくことが必要だ」と強調する。県女性相談支援センターの矢野川禎子所長は「若者のデートDVへの意識が高まることで、将来のDVや虐待予防にもつながる」と話している。

毎日新聞 2011年9月21日 地方版

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